Doblog生活

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『 チェ 28歳の革命 』

2009年01月19日 | 本・映像・CD
チャウさんのブログ によると、今日から、Adam Cooper 主演で 今年9月に上演される 『 On The Town ~ 踊る大紐育 ~ 』 の オーディションが 始まるそうで。 審査には Adam 自身も 参加するそうなので、来日中なんでしょうね

さて、本題 ・・・
--- なんで、ベニチオ・デル・トロ なのよ ?
もっと若くて ハンサムな俳優、いるだろ では ありますが ― 「 実物の方が 演じた俳優よりも ハンサムな伝記映画は、これが初めて 」 と、監督も認めているようなので。
昨日のパーティーで聞いた話だけど、たまたま 実物に会ったことがある 知り合いが、その魅力に、即 ゲバラフリーク になり、94歳になった 今でも、彼のポスターが 家に貼ってあるのだとか。

原題 : CHE: PART ONE/THE ARGENTINE、アメリカ・フランス・スペイン 2008年、132分
監督 : スティーヴン・ソダーバーグ
出演 : ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル、サンティアゴ・カブレラ


--- ものがたり
偉大な革命家として カリスマ的存在ともなっている チェ・ゲバラ が、28歳の時に、メキシコで フィデル・カストロ と出会う。 カストロの指揮の下、彼の片腕となって キューバ革命 へと突き進む過程が、ドキュメンタリーのように 描かれる。

--- チェ・ゲバラ は、
アルゼンチンの裕福な家に生まれ、知的で高潔穏やかで勇敢な戦士 でありながら、指揮官 としても有能で、弁舌の才 も あり、医師 でも ある。 こんな人って、いるのか

喘息を抱えながら、山中で ゲリラ戦 を 続ける様子が、延々と 続く。 これが、とっても効果的。 彼の人間性や能力が、自然に分かってくる。 いや、しかし、ゲリラ戦ってのは、ホント、大変だね~。

--- 映画の構成
それと交互に映し出されるのが、革命政府樹立後に、ニューヨーク で インタビューを 受けたり、国連で演説したり、パーティーに出ている シーン。 ザラついた モノクロで映るので、まるで 古い 記録映像 のよう。 国連で繰り広げられる舌戦 -- 専制政治 が続いている 他の 中南米諸国 の様子 -- からは、( 最初っから、彼が 言っていたことでは あるが ) 第 2部で、彼が 他の中南米の国の革命のために 旅立つ必要性を 感じさせられる。

--- スペイン語 なのが、まず、嬉しい
ナチス・ドイツ軍や ヒットラー が 英語しゃべってるだけで 腰が引ける私としては、監督がアメリカ人なのに、エラい と、誉めたい。 ま、アメリカの英雄でもないので お金が集まらず、フランス・スペイン資本も入っての企画だからってことも、あるんでしょうがね。

--- カストロ
私の知っている彼は 太ったお爺さんだけど、若い時は スリムで なかなかハンサムだったのかも ~ 彼は、自分の国の革命だけ ( それが、普通で 当然だけど )、ゲバラ は、どの国のことも 見捨てては おけなかったのだろうね。

--- 様々な同志たち
武器の調達が 思うようにできなかった初期、ゲバラ は 「 攻撃された時、どうやって身を守るんだ ? 」 武器を持っている者だけを 仲間として受け入れる。
また、読み書きができる者も 男女の別なく 採用し、騙されないために必要だと、皆に勉強を奨励する。 気持ちが萎えたメンバーに 離脱を勧めるのは、士気の低下を防ぐため。 非常に客観的で、頷けることばかりだ。 基本的な精神を貫き、それを説く姿が、感動的。

--- ベニチオ・デル・トロ は やっぱり、
28歳 になんて、とても ・・・、おじさん にしか 見えなくて
人間的には、そりゃ、ものすごく ステキだけど。
あ、でも、凛として可愛い女の子や 美しい青年、知恵やアイデアに長けた同志も 魅力的。 誰にも 感情移入はできなかったけど、 群像劇として 面白いかもね。




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