ブックマークしてある美爾依さんのブログにコメントしながら、「あれ、このこと、まだ自分のブログに書いたことないぞ」と、急に気付きました>今頃^ ^;)
男女共同参画活動って、本当は「男女平等運動」のこと。
「もう、平等だろ?家では奥さんの尻に敷かれてる亭主が多いぞ」「身体が違うんだから、平等になんかなれっこないだろ。男に子ども産めっていうの?」と筋違いの反発をする男性が多いので、便宜上、こう言われているんです。
女性でも、能力や個性を活かして生きられる、「女のくせに」とか「女なんだから」と邪魔をされないこと、一人の人間として尊重されること、政治にも男性と同じように関ること、それが男女平等社会です。カップルの場合は、固定的な男女の性別役割をたてに、外野からアレコレ干渉や非難されること無しに、夫々のカップルがお互いに了解した形で暮らしていけること(どっちが働こうと、両方が働こうと自由)が当たり前になることが理想です。
私自身、「女なんだから」と母に言われて家事手伝いをさせられたり(家事を覚えることは必要ですが、それは性差と関らず、です。兄は何もしないでよかったのが納得できませんでした)、「女に学問はいらない」と、大学を受ける時に叔父に言われて不満に思ったりと、差別を感じたことは多々あります。
「ご主人、ご理解があってお幸せね」と(私が市民活動をしていることに対して)同性に言われることがあるけれど、これって、「妻は、夫が寛大に許してくれる範囲でのみ、自由に外に出られる」っていう価値観からくる言葉でしょ?私が一方的に夫から理解されている訳ではなく、私も夫を理解し、支えているという自負があります。夫婦がお互いに理解し合っているからこそ、結婚生活が持続しているのだと思っています。
慣習を変え、意識を変え、法制度を変える。社会でも、家庭でも、男女の対等なパートナーシップの実現まで、道は遠いと思います。
せめて、夫の妻に対する暴力、DVは減らしていきたいものです。年間、約1万人の女性が現・元パートナー(戸籍上はどうあれ)によって殺されているという記事を読むと、殺される直前の方たちだって、心に深い傷(男性に対する恐怖心、自分が悪かったのだという誤った自己嫌悪)を負っているだろうと。
自分の家庭が円満で、「何が問題なのかわからない」と言う方も、自分以外の女性のことに関心をもってほしいと願っています。