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トライアルの匂い

2007年07月21日 | 山のあんちゃん
 地元の活動で、森へ。

 森の中の細い山道のコンクリート化。
 行政から原材料の支給を確保し、実施は自分たち地元民で行う。そんな取り決めがあるらしく今日はその実施の日。
 そんなコンクリートだけ支給されて素人がコンクリート舗装なんて出来るんだろうか。


 小雨の中集まった人たちが十数名。それぞれに猫車(一輪車)や鍬にスコップを持って集まった。やがて大きな生コン車がやってきたぞ。


 いやー年配の爺さん連中の器用なこと。あんたら本当に素人?
 確かに中には建設業の人もいるけれど、まあ道具を使っててきぱきとみごとに仕事を進めてゆく。
 やれここにU字溝を入れて雨水の流れを確保しようだの、コンパネを組んで見事なスロープを作るわ、滑り止めのスリットを全面に入れるわ。
 もう見ていて感心するばかり。恐るべしジーサンズ。


 さて、問題は生コン運び。
 生コン車は直近の舗装路へ付けていますが、そこからはたくさんの一輪車で、未舗装の山道を人海戦術で延々と運ぶのみ。
 さすがにジーサンズは体力的には少々無理があり生コン車から流し込まれる量も少なめで、その分僕たちにはてんこ盛りの生コンが。



 小雨の降るむせ返る様な森の中、汗だくになって一輪車を押す。
 柔らかい土や粘土の匂い、踏みしめる草と森の香り、急なダート上りの繰り返し。

 これは・・・・・

 そうだ、この懐かしい感覚はトライアルの記憶だ。

 みんなでバイクトライアルに熱中し、毎週末は軽トラにコンペマシン積み込んで練習や、地方大会に出場したっけ。
 全日本選手権があるというので、こんな暑い日にスキー場で会場作りに汗したこともありました。身の丈以上の草を刈り、セクション設計を手伝い、オブザーバーの名の下、国際A級の憧れの選手に対して緊張のジャッジをしたこともありました。

 やっぱ森の中っていいよね。


 おっと、向こうが「てばって」来たぞ。
 一気にこのダートを駆け上がればクリーンだ!
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