世界遺産を自転車で散策しよう。世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り」を散策しながらのツーリングです。
富山県南砺(なんと)市、(旧)城端町をスタートして、約10kmの激坂越えで五箇山トンネルを抜けます。あとはゆっくりとした上り、世界遺産に認定された五箇山相倉集落、菅沼集落を経て、同じく世界遺産飛騨白川郷に到着。ゆっくり郷を散策して同じ道を帰る、約90kmの行程です。
雪解けの春から、清流が心地よい夏、そして鮮やかな錦で彩られる紅葉の秋といろいろな風景を楽しませてくれる定番のコースです。
ただ、難点が一つ。トンネルです。これだけの山間のためどうしてもトンネルが多くなります。その数8カ所。往復するのでなんと16回トンネルを通ることになります。トンネルの数以上にスノーシェード(山からの雪が道路を塞がないようにひさしのように道路を保護する屋根)がありますが、こちらはサイドから日が差し込むので自転車走行の安全面では問題ないでしょう。
フロントのライトと、リヤのリフレクター、テールライトはぜひご用意ください。安全で快適な自転車の旅を。
激坂がどうしてもスタイルに合わない方は、(旧)平村(峠を下りた所)からの往復という選択肢もあります。ちょっと物足りないと思いますが。
豪雨とともにやってきた今年の梅雨。全く乗れない日々が続き「はやくじてんしゃにのりたい病」も症状がだいぶ悪化してきていたこの週末、石川はだめだが富山は夕方まで降水確率が0との予報に希望を託して企画。「そうだ、飛騨白川郷へ行こう!」
[iPod Music Selection]/さだまさし
久しぶりに自転車を車に積み込んで一路城端へ。
予報通り久しぶりの晴天。山々は薄霞がかかって東山魁夷の絵画のようです。
足が温まる間もなくやってきた激坂上り口。今日はちんたらと決めていたので最初から一気にシフトダウンして、これまた久しぶりのペダリングを楽しみます。
激坂を越え、頂上近くの五箇山トンネルを通過します。今回の行程中ダントツで長い距離3kmのトンネル。トンネルを通らず細尾峠に向かうルートもありますが、昨年から引き続いた熊騒動もあり、かなり山中に分け入る細尾峠は断念しておとなしくトンネルを通ります。
見方を変えれば、傾斜も緩やかでしかも無風、夏場は涼しく走ることができるトンネルでもあります。
頑張って上った分のご褒美、トンネルを越えると広がる五箇山の風景を一気に駆け抜け、世界遺産五箇山(相倉集落)に到着。自転車は駐車料金が要らないのでゲートもパス。キモチいい。
この合掌造りの家では、アサガオのネット越しに囲炉裏が見えます。
道の狭い集落の奥まで行ける自転車での散策は快適そのものです。ここは「子供が冷やし素麺かスイカ(四つ切りかぶりつき)の光景」が絵になるね。
梅雨のシーズンのせいか今日は訪れる人はわずかでした。世界遺産といいながらもこれらの家はそれぞれにみんな普通に生活されています。これもまたすごいことです。今日は週末の割に皆さん静かに過ごすことが出来そうかな。
相倉集落をあとにして、一路白川郷へ。と、なんだか雲行きがおかしいぞ。
まあ、その向こうには薄日も射して見えるし、予定通り行こう。
激坂峠越え後の行程は、小原、成出、椿原の3つのダム手前でそれぞれグッと上ってから橋を渡りトンネルを越えて、またしばらく平地を走るといったものです。
このトンネルを越え、続いて飯島トンネルを越えると目指す白川郷です。
到着するまで待っていてくれたかのように、白川郷入りしてすぐポツポツと雨が降り出しました。
岐阜県指定重要文化財の明善寺本堂で雨宿り。
ちょうど昼時間になったので、横手の水路で鳴き出した体長1cmほどの蛙の大合唱を聴きながら食事をとって一眠り。何か旅してるなぁって感じです。
このお寺、山門(鐘楼門)・本堂・庫裏、のすべてが茅葺き屋根という珍しいお寺です。
ほかにも海外からの二人連れが雨宿りしてました。
1時間半ほど昼寝。
雨は少し強くなっていました。
世界遺産と言っても特別に何か設備が施してあるわけでもなく、またそんな必要もなく、山間の集落が静かに雨に煙っています。
久しぶりに郷の中を散策しました。幸い気温も高く、雨も一度ザブッと濡れてしまえばあとは何ら気になることもありません。そういえばトライアルやってたときもそんな感じでした。
ここは、国指定需要文化財「和田家」豪壮な造りは見学可能となっています。
帰路。結構強くなってきた雨の中を城端へ向かいます。
帰りはほとんど下りなので軽快。
そしてやってきました下梨からの最後の激坂。交差点を左折して上り8.7km。ちんたらで行こう。
峠を越えると城端の町並みが見えてきました。散居(さんきょ)も濃い雨に煙っています。
ゴール!
早速車に積み込んで着替え。ずぶ濡れながらもイレギュラーな日程完了で結構満足。
帰りは、医王トンネル向こうの「ぬくもりの里」で露天風呂に直行だ。
露天の湯に落ちる雨がしだいに小さくなって行く中で、一日の疲れがやんわりと取れて行きます。
富山県南砺(なんと)市、(旧)城端町をスタートして、約10kmの激坂越えで五箇山トンネルを抜けます。あとはゆっくりとした上り、世界遺産に認定された五箇山相倉集落、菅沼集落を経て、同じく世界遺産飛騨白川郷に到着。ゆっくり郷を散策して同じ道を帰る、約90kmの行程です。
雪解けの春から、清流が心地よい夏、そして鮮やかな錦で彩られる紅葉の秋といろいろな風景を楽しませてくれる定番のコースです。
ただ、難点が一つ。トンネルです。これだけの山間のためどうしてもトンネルが多くなります。その数8カ所。往復するのでなんと16回トンネルを通ることになります。トンネルの数以上にスノーシェード(山からの雪が道路を塞がないようにひさしのように道路を保護する屋根)がありますが、こちらはサイドから日が差し込むので自転車走行の安全面では問題ないでしょう。
フロントのライトと、リヤのリフレクター、テールライトはぜひご用意ください。安全で快適な自転車の旅を。
激坂がどうしてもスタイルに合わない方は、(旧)平村(峠を下りた所)からの往復という選択肢もあります。ちょっと物足りないと思いますが。
豪雨とともにやってきた今年の梅雨。全く乗れない日々が続き「はやくじてんしゃにのりたい病」も症状がだいぶ悪化してきていたこの週末、石川はだめだが富山は夕方まで降水確率が0との予報に希望を託して企画。「そうだ、飛騨白川郷へ行こう!」
[iPod Music Selection]/さだまさし
久しぶりに自転車を車に積み込んで一路城端へ。
予報通り久しぶりの晴天。山々は薄霞がかかって東山魁夷の絵画のようです。
足が温まる間もなくやってきた激坂上り口。今日はちんたらと決めていたので最初から一気にシフトダウンして、これまた久しぶりのペダリングを楽しみます。
激坂を越え、頂上近くの五箇山トンネルを通過します。今回の行程中ダントツで長い距離3kmのトンネル。トンネルを通らず細尾峠に向かうルートもありますが、昨年から引き続いた熊騒動もあり、かなり山中に分け入る細尾峠は断念しておとなしくトンネルを通ります。
見方を変えれば、傾斜も緩やかでしかも無風、夏場は涼しく走ることができるトンネルでもあります。
頑張って上った分のご褒美、トンネルを越えると広がる五箇山の風景を一気に駆け抜け、世界遺産五箇山(相倉集落)に到着。自転車は駐車料金が要らないのでゲートもパス。キモチいい。
この合掌造りの家では、アサガオのネット越しに囲炉裏が見えます。
道の狭い集落の奥まで行ける自転車での散策は快適そのものです。ここは「子供が冷やし素麺かスイカ(四つ切りかぶりつき)の光景」が絵になるね。
梅雨のシーズンのせいか今日は訪れる人はわずかでした。世界遺産といいながらもこれらの家はそれぞれにみんな普通に生活されています。これもまたすごいことです。今日は週末の割に皆さん静かに過ごすことが出来そうかな。
相倉集落をあとにして、一路白川郷へ。と、なんだか雲行きがおかしいぞ。
まあ、その向こうには薄日も射して見えるし、予定通り行こう。
激坂峠越え後の行程は、小原、成出、椿原の3つのダム手前でそれぞれグッと上ってから橋を渡りトンネルを越えて、またしばらく平地を走るといったものです。
このトンネルを越え、続いて飯島トンネルを越えると目指す白川郷です。
到着するまで待っていてくれたかのように、白川郷入りしてすぐポツポツと雨が降り出しました。
岐阜県指定重要文化財の明善寺本堂で雨宿り。
ちょうど昼時間になったので、横手の水路で鳴き出した体長1cmほどの蛙の大合唱を聴きながら食事をとって一眠り。何か旅してるなぁって感じです。
このお寺、山門(鐘楼門)・本堂・庫裏、のすべてが茅葺き屋根という珍しいお寺です。
ほかにも海外からの二人連れが雨宿りしてました。
1時間半ほど昼寝。
雨は少し強くなっていました。
世界遺産と言っても特別に何か設備が施してあるわけでもなく、またそんな必要もなく、山間の集落が静かに雨に煙っています。
久しぶりに郷の中を散策しました。幸い気温も高く、雨も一度ザブッと濡れてしまえばあとは何ら気になることもありません。そういえばトライアルやってたときもそんな感じでした。
ここは、国指定需要文化財「和田家」豪壮な造りは見学可能となっています。
帰路。結構強くなってきた雨の中を城端へ向かいます。
帰りはほとんど下りなので軽快。
そしてやってきました下梨からの最後の激坂。交差点を左折して上り8.7km。ちんたらで行こう。
峠を越えると城端の町並みが見えてきました。散居(さんきょ)も濃い雨に煙っています。
ゴール!
早速車に積み込んで着替え。ずぶ濡れながらもイレギュラーな日程完了で結構満足。
帰りは、医王トンネル向こうの「ぬくもりの里」で露天風呂に直行だ。
露天の湯に落ちる雨がしだいに小さくなって行く中で、一日の疲れがやんわりと取れて行きます。
性懲りもなくまた行ってきました。「坂あがり#011 ゾウゾウ鼻-皆月」見てね。
コメントお待ちしてます。
上りの醍醐味は達成感と、峠を越えた後の下りの楽しみですかね。自転車に乗っているというよりは、のんびり軽登山を楽しんでいる感覚です。
峠で振り返った時、「へー、こんなところまであがったんだ」と感心してみたりします。
早く上りきろうというより、上っている時間を楽しんでいるのでiPodなど、より時間を楽しめる音楽プレーヤーは必須です。(両耳ヘッドホンは危ないですから片耳だけ)
そんな考えですから、時間に追われて上るレース志向はないですね。
レースに出るなら、フル装備でのMTBダウンヒルレースがスリリングで面白そうです。
また寄ってくださいね。