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HDRの常用性について

2009年03月07日 | 金沢散歩
 HDRの常用性については当初懸念しましたが、多分大丈夫です。


 考え方次第ですが、

 アメリカンポップアート的「絵画」を継続して目指すなら、

 常用するでしょう。大変強力な武器です。



 でも、

(1)あくまでも「豊かなダイナミックレンジの「写真」」を目指していること。


(2)どうやら向いていない表現方法があること。

   ・少ない経験と、皆さんの作品を見ていて判ったことは

    「ボケの大きな作品には向かない」

     いや「パンフォーカスの作品にのみ向いている」


     もともと「輪郭がぼやけているからきれいなボケになる」のに
     HDRは輪郭をクッキリ表現するという特徴がある。

     このため、ボケの中に輪郭らしきものが創り出されてしまい
     部分的に汚れたような不自然な「絵」になる。


     これは「金沢用水散歩 鞍月用水を辿る 望郷篇」での

     「マイ橋」の作品上部での現象です。


     同様の撮影条件でも「ご近所橋」では発生していません。


   ・これは「トーン圧縮」で仕上げると緩和できるかもしれませんが



(3)向いていない被写体があること。

   ・AEBと連写を使うとはいえ、時間差のある複数枚のコマを使うため

    「動きのある作品には向かない」

    1枚のRWAデータからも生成できますが、画質が低下します。


   ・また、静物撮影でも、手振れや、フレームズレがあると

    HDRの仕上がりに悪影響が出るので、原則三脚使用であること。


    ※修行中の作品はほとんど手持ちなので、よく見ると仕上がりが雑 ^ ^



(4)露出の追い込みが雑になる。

   ・「どの部分に」「どう適正露出を持ってくるか」を考えるのが撮影であり

    HDRでの撮影は、豊かなダイナミックレンジに甘えてしまい「雑になる」。

    ※これはHDRの強みでもある



 などから、

 「HDRはあくまでも表現手法の一つであり、

  その条件に合致するときにおいて絶大な効果を発揮する」と考えます。




 まだまだ使いこなせていない状況での思いですが、

 多分大きくブレていることはないと思います。 ^ ^



 いまは、使いこなせるまで、HDRでの撮影が多くなると思いますし、

 確かに、常用性をきたしてしまうほど、「強烈な魅力と、絶大な効果」があります。



 以上、まったくの私見でした。

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