今回のロンドンでは、毎日授業がございましたので、美術館もほとんど行けませんでした。
しかし、ここだけは何としても行かねば!!!
と、強い決意でおりましたのが筆者が世界一好きな美術館、Tate Britain でございます。
真っ先に向かったのは、ジョン・エヴァレット・ミレイの 『 オフィーリア 』 !!
2004年に行った時には、ドイツのハノーヴァーに貸し出されていてテートで会えませんでした。
去年、Bunkamura さんでミレイ展があった時に日本に来ましたが、すごい人出で10分くらいしか立ち止まって見られませんでした。
(にぽんの展覧会で、メインの作品前に10分もいてはいけなかったかも;;でしょうか;;入場制限があった日もあるらしいですね;;
筆者が行ったのは金曜日で、夜9時まで開いている日でございました。
夕方のすいている時間に入ったので、わりとゆっくり見られたのですけれど;;)
今回、お久しぶりにテート・ブリテンで出会えました!
にぽんほどではありませんが、多くの方がじっと見入っておられました。
このオフィーリアの前のベンチで、約1時間過ごしました。
たまに数分間、作品と2人(?)だけになれる時間もあり・・・贅沢な鑑賞をさせて頂きました。
もう一つ、ゆーーーーっくり見たのが、サージェントの 『 カーネーション、ユリ、ユリ、バラ 』
『 オフィーリア 』 も 『 カーネーション・・・ 』 もオーディオガイドを聞きながら見ました。
このオーディオガイドがとても充実していました。(残念ながら日本語版は無し;)
液晶画面付きのオーディオガイドで、作品の説明や作者についてはもちろん、作品ごとにさらにいろいろなコンテンツがあります。
『 カーネーション・・・ 』 で感動したのは、このコンテンツ!!
「この作品の中では、いろいろな音が聞こえています。」
・・・ということで、画面のマークのところをクリックすると、少女たちの笑い声、お祭りの音楽、ランタンを広げる音、草むらで鳴く虫の声・・・と、様々な音が聞こえてきます。
一つ一つの音を単独で聞くことも、全部の音をいっぺんに聞いてその場の雰囲気を味わうことも出来ます。
また、この作品の題名、『 カーネーション、ユリ、ユリ、バラ 』 というのは、当時よく歌われていた歌のリフレインのフレーズだそうで、別のコンテンツでは、その歌を聴くことも出来ました。
それにつけても、ああ、やっぱりテート・ブリテンは素晴らしい・・・
今回見ることができたのはラファエル前派の展示室のみ。
短い時間ながら、至福の時でございましたよ
Tate Modern に行く体力は残っておりませんでしたが、大満足でございました!
テート・ブリテンには2回参りましたが、ともに閉館までおりました。
1回目にテート・ブリテンに行った日、久々のテートで大好きな作品とゆっくりすごせ、幸せな気分のままバス停でバスを待っておりました。
(正面を87番のバスが通っております。Tube map に載っているバスマップには主要なバス路線しかありませんので、87番は載っていません;;)
そこで、ふと気づいたことが。。。
テート・ブリテン、すごく良かったけれど、何か忘れているような・・・???
そういえば、ウォーターハウスの作品はっっっっっ!?
そうでございます。John William Waterhouse の作品が無かったのでございます!!
2回目にテート・ブリテンに行って、その謎が判明。
さて、ウォーターハウスの作品はどこに!!
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