読売新聞、朝日新聞、毎日新聞などと、新聞大手各社は、その長い歴史、過去数十年のライブラリを活かし、ある年ある日の新聞紙面を提供しています。しかし、気をつけなくてはならないのは、その日その時の出来事が紙面に掲載されるのは、現在の技術をもってしても最短で翌日以降であるということです。ラジオ番組欄、テレビ番組欄ならば、今よりはるかに厳しい字数制限を課せられながらもなんとなくその頃の世相をうかがい知ることができると同時に、何曜日にはこの番組の放送があったとか、まあそのような情報も得ることができます。どのような連載小説が掲載されていたか、将棋名人戦の棋譜解説があればそれもリアルタイム情報には程遠いものですから何ら支障はないでしょう。
そこで、おすすめされているのが当日と翌日のセット販売です。実家に、自分の誕生日の新聞が保存されていたのを思い出したのです。当時、世の中でだいたいどのようなことが起きていたかを知ることはできますが、その日に何が起こったかという情報はほぼないのです。あってイベント告知程度。なるほど、記念に保存しておこうと思うなら、当日と翌日の両方があってもいいよなあ、という話。
現代の尺度で言えば、そのようなものは自分で保存をしておかなくても、新聞社のサービス利用によっていつでも入手が可能な状態であるので、今後の社会情勢や価値観に変化がないと思えばあえて資源を費やして自分で取っておかなくてもよい、と考えることもできます。まあ、たいていのことは自己満足のためすから。宇宙の物差しからすれば、人間の社会活動などは何ら意味をもたらさないのです。こんなページを読んでも何の足しにもなりはしませんよ。
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