ワイルドハープタイルズ ~2nd stage~

いきものとカメラ。。。そしてなんでもアリ^^;

運。

2007-06-27 | ツノガエル全般
今年5月のはじめにウチに来たアマゾンツノガエルのベビー。
上陸したてでサイズは1円玉くらいだった。


このブログで紹介したグリーン2匹。

よく食べよく太っていた。過食にならないように2、3日おきに消化に良いように水分を含ませたレプトミンを2粒。給餌箸に飛びついてくる元気な奴らだった・・・。

・・・・が。

半月くらい経った頃だろうか。一匹が急に調子を崩し、体色がくすみ痩せだす。
数日後死亡。

この2匹はひとつのプラケを仕切って飼育していたので調子が悪くなりだした頃に元気な個体を別容器に移したが、どうやら感染したらしくまた数週間後にもう一方の個体も死亡・・・。

それがツボカビなのか何なのかは判らない。
とにかく何らかの感染症が発症した事に間違いは無い。

実は紹介したグリーン2匹は購入したものだが、その際、ウチに届いたときに「オマケ」としてもう一匹アマゾンベビーが入れられていた。
1円玉サイズのベビーガエルの飼育は運任せな所もあるので気を利かせてくれたのだろう。
そのときにいた「オマケ」がこの子。ウチに届いたときの画像。

ブラウンタイプのアマゾンツノガエルだ。
グリーン2匹は元気も良く、初日から餌を食ったが、こいつは目も虚ろでなんだか痩せていて、餌もぐりぐり押し付けて無理矢理飲み込ますようなやり方でしか食わなかった。・・・いかにもいつ死んでしまってもおかしくないようなオマケキャラだ。
ブリーダーからすればグリーンは高値で売れるのでマメに世話をするが、ブラウンはそれなりの扱いしか受けていなかったのだろう。

しかし。

「蛙の飼育はホントにわからん」

求められてウチに来たグリーン2匹が突然死んでしまっても、こいつはガリガリに痩せていたオマケ時代から死線を乗り越え、今も生きているのだ!!
しかも元気に!!



ウチに届いた時から見違えるほどにブラウンが抜けてグリーンになってきている。
フルグリーンにはならないだろうが、体色の変化が愉しみだ。
こうなってしまうと「グリーンがイイな~」とか、そんなことはどうでも良くなるのだ!!!

給餌も自分から飛びついてくるようになり、現在は2,3日に一度レプトミンを4粒。サイズは100円玉くらいになった。

よくがんばってくれたと心から思う。

こいつがここまでになったのは、自分で「運」を切り開いたからなんだろうと思ってしまう・・。

100円玉サイズではまだまだ安心サイズではない。
ましてや今やいろいろな感染ルートがあるから完全に感染経路を断つのは難しいかもしれない。
死線を超えたからには、健やかに育ってくれる事を願うのだった・・・。