『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
TVで放送してた時に観てたんだけど。
その時にも「面白いなぁ」とは思ってたんだけど。
当時ネットとかPCとかとにかく疎かったもので。
情報量の多さに脳味噌が付いてくのがやっとで。
特に込み入った話の時なんかは、1週間開いちゃうと正直「えーと…」って感じになってて。
しかも録画も残してなくて。
かなり久し振りに観る機会があって、一気に観た。
タチコマ―――――――ッッ!!(25話)
号泣。
何だコレ。(TДT)オロローン
TVで放送してた当時も泣かされたのよ。
タチコマには続編の最後でも号泣させられるのよ。
でも可愛さにきっと続編も観ちゃうんだ。アタシ。
あぁ、くそぅっ!何て可愛いんだタチコマ!!(結局はコレ。)
録っておいた映画を観る。
『ベルヴィル・ランデブー』
(原題:Les triplettes de Belleville/
監督・脚本・絵コンテ・グラフィックデザイン:シルヴァン・ショメ/
製作:2002年/フランス=カナダ=ベルギー)
日本での公開は2004年12月。
当時、TVコマーシャルで何とも味のある絵を見て興味があったんだけど。
結局映画館に観には行かなかった作品。
同じく当時映画紹介文を読んだら、
「誘拐された孫を取り戻す、おばあちゃんの大冒険」的な紹介で。
絵の雰囲気の割にアットホームな感じなんだ?と思ってたら。
まぁ、大きく見ればアットホームだけど。
てっきり誘拐された孫は小さな子かと思いきや、結構歳行ったな青年だったり。
誘拐したのはマフィアだったり。
薬漬けにされて賭けレースの駒にされてたり。
昔人気者だった三つ子のシンガーはすっかり落ちぶれて場末のボロアパートで蛙食って生きてたり。
思いの外大分ダークな世界だった。
とは言え絵の雰囲気には中々合ってる世界だけど。
作品中、殆ど台詞が無い。
でも表情や音や線や色や…台詞が無くてもちゃんと物語が解る。
むしろ台詞に頼らない分、より細部まで丁寧に作り込まれていて無駄な所がひとつも無い。
出てくるキャラクターも強烈なディフォルメで、一見グロテスクにも見える。
でも老眼鏡の向こうのおばあちゃんの眼はどこまでも澄んでいて、まっすぐで、
孫への愛情と「自分が守るんだ」と言う強い意志が溢れてるし。
落ちぶれた三つ子のシンガー姉妹は暖かくおばあちゃんと犬を自分達のアパートに迎え入れ、
孫を探す間の食事(蛙フルコースだけど)と寝床を提供する。
偶然の出会いとガラクタセッションと昔孫がTVで彼女達を見ていた、と言うだけの繋がりで。
反面、「金が無いなら」と平気で土地に不慣れな老人を追い出す店員や。
金持ちやマフィアのボスに媚びへつらうレストランの支配人や。
異国から誘拐してきた人間を賭けの駒にして遊ぶ黒社会の住人や。
金に塗れた世界が同居している。
しかしながら決して貧困層が負けているワケでも無く、
卑屈にイジケているワケでも無く、
強く自由で優しさに満ちた生活を送り、
むしろもしかしたら彼等の方がより幸福なのかも…と思える。
とは言え、まぁ観てる間中そんな小難しい事考えてたワケじゃなくて。
独特のディフォルメ具合とか、強烈なキャラクターとか、落ち着いた色合いとか、
手描き風の柔らかい線とか、それでいてCGを巧く使った美しい効果やスムーズな動きとか、
カッコイイ三つ子シンガーのジャズだとか、
兎も角全てにおいて無駄の無い細かい作りだとか…。
そんな事に夢中だったんだけど。
そんなワケで、個人的にはかなりツボだったんだけど、
ディズニーとかジブリ作品とかがお好きな方には余り向かないかも。
凄く久し振りに専門時代の友人が芝居を打つって連絡が来て。
なので同じく専門時代の友人と観に行く事に。
芝居小屋も専門学校から近いって事で、
こちらも物凄く懐かしい駅で物凄~く久し振りに降りる事に。
凄く久し振りに来たら、何だコレ!?どこだコレ!?って位駅が変わってて。
駅ビルもオシャレになっちゃって、名前まで変わっちゃってて。
こんなの蒲田じゃない!!(蒲田なんだ…)
芝居観る前に待ち合わせた友人と、
駅ビル内にある彼女お勧めのオーガニックカフェでお茶。
私のオーダーは【黒ゴマのパンケーキ&ブレンドコーヒー】(写真手前)
甘過ぎず、ゴマの味と香りがしっかりして美味しかった~。
黒蜜の他に塩も付いてきて。
これが中々イイ!
すっかりお気に入り。
劇場は学校とは反対側の出口なんだけど、
歩きながら見えた学校もかなり様変わりしてて。
学科も増えたし、時間も経ってるから…とは思ってたけど。
コレは町並みも相当変わったのかも。
う~ん…何だかチョッと淋しいな。
友人の芝居は相変わらず独特な感じで。
とは言え、昔より大分解り易いと言うか丸くなった感じで。
でも根本は多分変わって無くて。
って言うか、メールアドレスも変わっちゃってて連絡も取れてなかった友人で、
正直「生きてんのかなぁ」とか思ってた矢先だったので。
とりあえず生きてて元気そうで芝居打とうって生活もまだ続けててくれて。
うん。良かった。
姿形も変わって無かったし。
10年殆ど変わらないってのも凄いけど。
暫く、意識的に本屋を避けてたのですが。
いや、本屋だけでなく文房具とか画材とかCDとか…とにかく諸々。
行くと買いたくなっちゃうから。
…お金無いのにさ( ̄∇ ̄;) あはは
でも時間をどうしても持て余してつい本屋に…。
いや、絵本売り場辺りで立ち読みして
「文庫とか専門書とかコミック売り場とかは気付いたら時間が無くなっちゃって寄れなかったよ」
的なシュチュエーションに持ち込もうと思ったんだけど。
…興味魅かれる絵本が無くてさ…。
ガッカリだよ。
時間余り過ぎてコミックス売り場一通り全部棚観ちゃう位時間あったよ。
小さい本屋とは言えさ…。
そんでつい、暫く前から気になってた本買っちゃったよ。2種。
しかもどっちも2巻まで出てて、どうしようか考えちゃったけど。
とりあえず双方の1巻を購入。
試し買いって事で。
…試す余裕も無い筈なんだけどね。懐。
そんなワケで買っちゃった本。
『聖☆お兄さん』
『よんでますよ、アザゼルさん。』
――――――――――――。
…オレって奴ぁ… _| ̄|○ ガクリ
しかも改めて考えたら、全く真逆の立ち位置だよ、コレ。
バカンスで下界に遊びに来た神様(ブッダ&イエス)と、
不満を募らせながらも契約に縛られて酷使される悪魔達。
ある意味どっちも専門書?
いや、でも久々に面白いなどっちも。
因みに『聖~』の方は、多少ブッダとイエスの知識があった方がより笑える。
仏教とかキリスト教ってよりは、2人が仏や神になるまでの経緯を簡単にでも。
『よんでますよ、~』の方は作品内で説明してくれるので特に知識が無くても読める。
けど、結構下ネタ的なギャグが満載なので、
こういった類を嫌悪する方・眉を顰める方は読まない方が宜しいかと。
…2巻読みたいなぁ…。←あ。
映画を観に行った。
映画館に行ったの何年振りだろう…。
さ…貞子以来!?
だって何だか映画館に足を運んでまで観たいと思う映画余り無いんだもんなー。
と言うワケで、久々にワザワザ足を運んで観に行ったのはアレだ。
『デトロイト・メタル・シティ』
えぇー!?そっちのシティ!?『セックス・アンド・ザ…』の方じゃなくてー!?
だってほら、音楽の話だし。(えぇまぁ…)
始まって暫くは飲食の音とか臭いが気になったけど。
途中から大分気にならなくなったな。
何故なら客の大半が真剣に観始めたから(笑)
いや、思ったたよりも全然良かったのよ。出来が。
CMだと「こんなに笑った映画久し振り~」的なコメントが割と押し出されてたけど。
実際かなりイイ話って言うか、正直感動しちゃいまして。マジで。
とは言え原作読んだ事無いので、原作ファンにとってどうだったのかは解らないのですが。
…原作読んでないのに観に行っちゃったんだ。(えぇまぁ…)
でも物語も破綻してなかったし。
何よりもライブシーンがスゲェっす。
とても映画撮るまで楽器得意じゃ無かった俳優達とは思えません。
ジーン・シモンズ登場から最後のライブシーンまでかなりの鳥肌モンでした。
特に好きな俳優が出てた訳でも、
特に好きなジャンルの音楽だった訳でも無いのですが。
それでもそこらのライブより全然カッコ良かったしライブの熱が伝わって来た。
映像なのにスゲェ。
結局の所、何でかっていうと【真剣】だからなんだな、と。
監督も脚本家も俳優もミュージシャンもスタッフ陣も。
関わった全ての人達が各々の仕事にプライドと意地を懸けてモノ創りしてるからなんだなぁ…。
と、しみじみ感じました。
でも基本はギャグなのでちゃんと笑える部分が至る所にちりばめられてます。
結構細かい部分の笑いも作り込まれてるので、見逃してる部分も含めてもう一度観たいかも。
何よりも最近多い押付けがましい【感動】メインじゃ無いのがイイ。
劇中曲も結構なミュージシャンが作ってるのでかなりイイ。
歌詞はかなりヤバいけど(苦笑)
そんなワケで、只今頭の中を根岸君の「甘い甘いコ・イ・ビ・ト~v♪」と、
クラウザーさんの「SATUGAIせよSATUGAIせよ!!」がグルグルの毎日。
ゴスペル歌ってる人なのに…アタシ(^_^;)
*****
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夜中、TVつけたら実写映画のデビルマンやってた。
何となくそのままつけっぱなしにしちゃったけど。
…何だろう、コレ…。
噂には聞いてたけど。
何たる下手さっぷりだろう。全員。
本来役者じゃ無い筈の宇崎竜童とボブサップの方が上手いって…。
CGもいまいちアレだし。
変に作ったオリジナルストーリーもアレだし。
そもそもマンガ原作の実写映画って基本失敗作だらけなのに、
何で次々作っちゃうんだろう。
しかし凄いな。
稀に見るアレだな。怒りも湧いて来ないな。
勿論笑いも湧いて来ないけど。
そう言う部分ではある意味大作。
録っておいた映画を観る。
ティム・バートンの『コープスブライド』
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』と同じくストップモーション・アニメーション。
うん。イイ。
やっぱこの独特の色と世界は素晴らしい。
一歩間違えるとグロさとかキモさとかが満載になりそうな設定やモチーフなのに、
そうならない所が彼の才能なんだろうなぁ。
そう言えば先日は『チャーリーとチョコレート工場』もやっていたので観たんだけど。
で、今まで観た事あるバートンの作品を思い返してみると。
あぁ、そうか、この人って凄く純粋で綺麗なものが大好きなんだな。
と思った。
映像の色とかデザインとか物語の設定とかのお陰で、
チョッとダークな印象を受け易いけど。
エログロ的な汚らしい画は基本出て来ないし、最後に嫌な後味は残らないし。
『シザーハンズ』の氷を削るシーンや『コープス~』の最後なんか美しくて涙が出そうだ。
メディアのイメージが先行して変わった人のように取られがちだけど、
ストーリーの軸の部分は至極真っ当な常識が貫いてるし。
とは言え、まぁ、彼の作品全部を観た訳じゃないので、
「とんでもない!」ってご意見もあるかも知れませんが。
私も他に観たのは『猿の惑星』と『ステインボーイ』だからアレだけど…。(苦笑)
【鬼才】とか【天才】とかって言葉で片付けるのも、
言葉自体もそう好きじゃないけど。
やっぱ天才なんだろうなぁ、こういう人って。
でも今公開中の『スウィーニー・トッド』はR-15指定だけどね。
喉切り裂いちゃうからね。
血が飛び散っちゃうからね。
毎度の事ながら、ここから先の感想はあくまでも個人的なものなので、
最終的にはご自身の感想を信じて下さいませ。
その1:『ブラザーズ・グリム』
母曰く「料理人の話かと思った」。
………。
グリルじゃねぇよ、グリムだよッ!!
ホント勝てないよ。この人にだけは。
内容はまぁアレだ。
グリム童話に出て来るキャラをとりあえずなるたけ出した。
みたいな。
でも何かこう、全体的にキモチワルイんだよなぁ。
監督自身のフランス人に対してのイメージなのか、
基本的にフランス人及び彼らサイドの人物が気持ち悪い。
悪意すら感じると言うか。
ビジュアル的に。
脂っこいと言うかヌル付いてる感じ。
その他の部分でも映像的に基本気分が悪い。
カッターで切り裂かれて飛んだ猫の肉片を「レアだ」とか言って食べるとか。
拷問シーンで頭部に被せたガラス箱の中に蝸牛を入れるとか。
ガマガエルを舐めるとか。
まぁ蛙とか蝸牛とかナメクジ系に愛おしさを感じる人には問題無いかも知れないけど。
脚本的にも特に何も面白みが無い。
驚くようなエピソードも、どんでん返しも無いし。
伏線かと思ったら関係無いし。
子供も楽しめる…ってのを狙うなら、もっとファンタジー色を強くしてキレイな映像の方がイイし。
あくまで大人向け、と言うなら、もっと捻らないと退屈だし。
人物的な部分でも共感や感情移入出来るキャラが居ない。
ぶっちゃけ魅力的なキャラが一人も居ない。
むしろイラつく。特に弟。
辛うじて兄弟の仲間のチョッとオツムの弱い2人組がイイ位。
でも基本皆キャラが弱い。
笑いの部分も正直面白くないしCGもイマイチ。
コレだったら『ヴァン・ヘルシング』の方が楽しかった。
例えば同じ設定でティム・バートンが監督だったらもうチョッと面白く出来上がったんだろうなぁ。
と、思う。
いや、あくまでもツボが自分には合うってだけだけど。
その2:『新暗行御史』
韓日合作劇場アニメ。
原作の漫画はかなり好きなんだけど。
絵も上手いし話も面白いし。
なんだけど。
…う~ん。何でこうなっちゃうんだろう。
ある程度期待半分にしてたものの。
思った以上だったわ。
いや、まぁ、作画とか作画とか作画とか…。
ストーリー的にも…。
まぁ前半のエピソードはイイとしても。
後半、どうしてこのエピソードにしちゃったんだろう。
ここで阿志泰(ラスボス)の名前出すんならもうチョッと彼に関しての情報出さないと、
原作読んでない人には全く解らないじゃん。
観客は「原作読んでる」のが前提としてもチョッとなぁ。
いっそ全くオリジナルのエピソード作っちゃえばよかったのに。
映画用に。
じゃなければ、途中の丸々1曲の挿入歌と旅してるシーンは短めに削っていいからさ、
阿志泰と文秀の因縁を加えたらよかったのに。
簡単にでもいいから。
でもここは削れないのか?
韓日友好的合作だから。
歌ってるのBoAだから。
と、山道の敵の女キャラとか無理に出すのもなぁ。
正直原作のこのエピソードでは出てこないハズの彼女が出て来ちゃうのはどうかと。
一応名前と少しデザインは変えてたけど。
でも別人にするなら猫瞳の意味が無いし。
島民と同じ立ち位置ならやっぱり「あんた誰なの?生前何者だったの?」って疑問が生じるし。
ってなワケで、脚本的にも少々残念な部分がチラホラ。
良かった点は…そうさなぁ、ファントム・ソルジャーの登場シーンかなぁ。
そこの映像は良かった。
でもソルジャーの隊長の顔が出ないで良かった。
いや、好きだから。彼が。
あの絵だったら出なくて良かった。
そこら辺無理に頑張らないでくれてありがとう。
所で、最後のスタッフロールで初めて知ったんだけど、
誰役だったの?ユンソナ?
やっぱ領主んトコの召使か?皿割って禁固100年言い渡された。
…イイのか?そんな役で…。
恒例の【録っておいた…】を連日で。
『迷宮物語 Manie-Manie』
眉村卓原作の小説、またはそれを元にしたアニメ映画。
『ラビリンス*ラビリントス』『走る男』『工事中止命令』の全3話オムニバス形式。
1話に付き15分程度。
コレもかなり昔、TVで観た記憶が。
『ラビリンス*ラビリントス』
監督・脚本:りんたろう/キャラデザイン・作画監督:福島敦子
他の人のレビューなんかを見ると、そこそこいい感じに評価されてるんだけど。
個人的には、ポスターでのイメージでは一番キレイな感じだったけど、
(少女が口紅を見つめてる絵が、チョッと幻想的な感じだったのよ。)
実際に観たら何だか一番怖かった記憶が。
何がそんなに怖かったのかは明確じゃないんだけど。
多分、(主人公の)お母さんの無感情な声や、機械的に大根切ってる様とか、
その白い指先に真っ赤に塗られたマニキュアとか、
静かで暗い家の中とか、急にクローズアップされる時計の振り子とか…。
兎に角、幻想的とか不思議な世界とか現実と虚構の曖昧さとか。
多分そういったものを表現しようとしてる部分に、
えもいわれぬ不安感を掻き立てられたんだと。
ついでに言えば、板状になって倒れる人達が『ユニコ魔法の島へ』の、
魔女によって城を作る石人形にされる人間に重なったんだと…。
って言うか、またココでも『ユニコ 魔法~』の影響が。
多分この時期ククルックさんが相当怖かったんだろうな。(苦笑)
『走る男』
監督・脚本・キャラデザイン・作画監督:川尻善昭/
メカニックデザイン:渡部隆・熊谷聡
当初は押井守が監督の予定だったらしい。
彼が監督だったら、またそれなりに違った作品になってたんだろうなぁ。
と思うと、ちと残念。
でも本作品も物語的にも映像的にも解り易いし、
他2作とはまた違う世界をガッツリ作ってるのでアリなんでしょう。
ただ作画が劇画チックなので、好き嫌いはかなりハッキリ分かれるかも。
他の人のレビューだと、「この作品(の絵)が怖かった」的な感想が多いみたいなんだけど。
個人的には当時もそれ程…。
何つーかこう、昔から他人とはチョッと違う見方をしてたみたいね。何事も。
表面的な部分は余り興味が無かったのかも。今以上に。
子供って動物的直感力と直観力によって生きてるから。
…って、アタシだけか?今もかなり直感で直観してるみたいだしなぁ。<自覚ナシ。
『工事中止命令』
監督・脚本・キャラデザイン:大友克洋/作画監督:なかむらたかし
コレは誰が見ても完全に【大友ワールド】。(笑)
原作者が他に居るとは思えない位。
勿論、彼の絵や動きが付いたから、ってのは大きいだろうけど。
でもブラックな笑いとか、ジワリと来る恐怖とかが見事に嵌ってる。
彼が『走る男』を例えば手掛けたとして、それはそれで作品になるんだろうけど。
でもやっぱり何かが落ち着かない気がする。
うん。凄い。そして面白い。
他の作品は「こんなシーン、そうそう、あった。」みたいな所があるんだけど。
『工事中止命令』に関しては、ほぼ完璧記憶してたな。
ストーリーに関しても。
過去に一度しか観てないのにな。
恐るべし【大友ワールドパワー】。
まぁ昔は自由にTVも漫画も見せて貰えなかったから、
観聴きしたものを一度で記憶するって能力が鍛えられてたんだろうけど。
因みにサブ・タイトルの【Manie-Manie】とは、
フランス語で【精神に分裂をきたしている者】を意味する言葉だそうで。
そう思って其々の作品を観ると、またチョッと違った感想が出て来るかも。
本当に分裂してるのは誰でそもそも異常と正常の定義は何を根拠に其々を位置付けるのか。
何てな。
昨日に引き続き、コチラも製作は角川春樹。(+マッドハウス・アルゴス)/
構成:丸山正雄・りんたろう/音楽:ミッキー吉野
う~ん。今モーレツに『AKIRA』と『MEMORYS』も観たくなったなぁ。