感じたのなら、行こう。と思って。
行ってきた。
『KUBO-二本の弦の秘密-』

当初予定してた劇場はいざ予約しようと思ったら、全部字幕版になっちゃってたので、
行先を新宿に変更して。
ちょっと体調不安で2本見送って乗った電車が
「本日に限り時間調整で2分遅らせます」とかアナウンスあって
ヒェwwとかなったけど、チケット発券〆切時間にも充分間に合った、よかったよかった。
吹き替え版で観たかった理由は、初めは物語に集中したいから。
文字を目で追いながらだと頭と目とをあっちこっちに使わないとならないので。
いや、私の容量が低いからってだけ。
少し前からツイッターで「良かった」という声が流れて来てて。
個人的には物語よりも『ストップモーションアニメとは思えないクオリティ』とか、
『折紙の人形が動く』とか、映像の部分により興味をひかれて。
サイトのPVを見たら、ホントにストップモーション!?って滑らかさだったので。
そして冒頭の「観たいと“感じた”」から行ってきました。
映画館何年ぶり…前回見たのはデトロイト・メタル・シティ…。
違う違う、DMCで泣いた話じゃなくて、KUBOの話。
一言で言うと、言えないけど、『凄いな…』でした。
前情報でストップモーションアニメと知ってても、
「え、コレCGじゃないの?」って頻繁に思ってました。
動きの滑らかさもだけど、表情の細かさとか、背景の作り込みとか…。
旅の道中の風景美しかった。
光の表現もやわらかくて良かった。
特に灯籠流し。
音で特に印象に残ってるのは、紙の舞う音。
心地よかった。
今すぐ紙触りたい、ってなる(笑)
あと三味線の音、というかアレンジ。カッコ良かった。
音を聴いてるだけでワクワクする。サントラ欲しくなる。
折紙の人形が動き出すのは大人でもウキウキした。
ニワトリとサイゾー(特に2番目に出て来る鎧が細かい方)がカワイイ。
刀で方向を指し示すサイゾーのフィギュア飾っておきたい。
物語は難しい問題や謎が次々襲い掛かってきたり、
大どんでん返しを期待する人にはちょっと物足りないかも。
あと勧善懲悪が好きな人にも。
どちらかというと、子供と一緒に見ても、大人も子供も楽しめる映画、と思った方がいいかも?
でも物語の筋もしっかりしてるし、メッセージも伝わり易いので、個人的には良作かと。
詰め込み過ぎや難解な言葉の羅列…みたいなのがどの媒体でも最近ちょっと多い感じで、
言いたい事は判るけど少し疲れるな、と感じる事がチラホラあるので。
(あくまでも個人的な感想と好みのアレです。)
見終わった後に受け取り側があれやこれやと解釈や説明をしたり考えたり、
作り手が物語のキモになる部分を後から別媒体などで説明したり…というのも近頃多いのも
ソレに触れられなかった人は物語が完結しない、ってのがちょっとモヤモヤする事多いし。
かといって、KOBOがあれもこれもきちきちに明け透けにして余白も何も無いか、
と言えば勿論そうではなく。
見る側が色々想像したり考えたりする楽しみの部分もちゃんと残っているので。
『今、この物語にはここは重要じゃないよ』の部分の削り方がイイ感じなのかな。
あと個人的に割と重要な項目として。
テンポ良かったです。
1時間40分、飽きたりダレたりする間がなかった。
EDもメイキング映像(風)とかちょっと入ってて面白かった。
あ、副題、『KUBO-二本の弦の秘密-』になってますが。
どちらかというと、原題の『KUBO AND THE TWO STRINGS』の方がしっくりくる気がします。
…英語解んないマンだけど。
『秘密』というよりは『(今までもこれからも)共に…』感が…個人的な感想ですが…。
今回自分の中の唯一のマイナスは、
隣の方の香水がキツクて辛かった(苦笑)
ずっと映画に合わせて「わぁ!」とか「猿が…」とかブツブツ言ってるのは、まぁ、
内容と関係ない事言ってる訳でもないし、感動が溢れ出ちゃってるんだなぁ…
とあまり気にならなかったけど、
ニオイだけは…マスクしてても鼻の粘膜が…。
自由席じゃないから移動するワケにも行かないし。
ツラかった…。
観終わったあとは、天気も良かったし近くの神社まで。

でっかい銀杏と雲一つない空が綺麗だった。

この木の足元にある小さな稲荷も、社までが真っ黄色。
神社ももう年末年始に向けての準備が始まってて。
やぁ気が焦る。
私も年末のイベントに向けて死に物狂いで作業しなきゃ。