「51」シンクエンタ・ウノのブログ

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週末ワイン予告2019年12月第2週目

2019-12-13 05:37:19 | 週末ワイン 
『ラヴァンチュール2006 パソ・ロブレス エステートキュベ』ステファンヴィンヤーズ 

今月の週末ワインのテーマは『マグナムボトル』普通のボトル2本分の1500ml入ったボトル、プラスいつもの週末ワインよりも少しリッチにしてご提供してる今月の週末ワイン。

今回のワインは「パソ・ロブレスの雄」ステファンヴィンヤーズです。

〜〜〜以下資料抜粋〜〜〜

自社畑のシラー42%、カベルネ・ソーヴィニヨン33%、プティ・ヴェルド25%。フレンチオーク樽(新樽60%に1年樽40%)でマロラクティック発酵を行い14ヶ月熟成。「しなやかで滑らかなエレガントなワインは、このすばらしいエステートが提供する質とスタイルを表現しています。深い紫色、上品なブラックラズベリー、スパイスボックス、ドライフラワー、藪のニュアンスを持ち、フルボディでバランスのとれた長い余韻があります」

悦楽的な果実味。卓越凝縮度整然とした構造。しみとおるような強力なミネラル。気品ある香り。そして柔らかくもフレッシュな酸。ラヴァンチュアのエステート・キュヴェはパソ・ロブレスの底力を示す傑作だ。オーナー兼醸造責任者であるステファン・アセオが、以前にサンテミリオンのフルール・カーディナルを所有していたと聞くと、なるほどと思う。サンテミリオンのリッチ版といった抜けのよい上品さに、成功した年のムートンにも似た黒鉛的な風味は、シラーとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドとは到底思えない、ボルドー的な特質だ。

畑に行くとチョークの礫に埋め尽くされている。オーゾンヌやフルール・カーディナルの土壌に特徴的な、“フロンサックのモラース”という石灰石にも似ている。これだからアセオはこの土地に移ってきたのか、と合点していると、栽培責任者のディヴ・デバスクは「土壌PHは8.4から8.5と高く、養分がキレート結合して分離しないため、樹勢を自動的に抑制する。このような土壌は、サンテミリオン、シャンパーニュ、そしてパソ・ロブレスに存在する」と言う。カベルネ・ソーヴィニヨンを石灰質土壌に植えると、サンテミリオでは相当固い味になる。しかし太陽に恵まれたパソ・ロブレスではちょうどいい固さとなり、「構造を受けもつ」。またシラーは「完熟させることで、パソ・ロブレスはフルーティーさを担当するブドウとなる」この品種にありがちば生臭みが皆無なのは、ブドウの成熟度が高いからだし、それでもフレッシュさがあるのは、優れた石灰質土壌ならではの美点だろう。「シラーを構造用として使うのではなく、ボルドーのメルロ的な機能としてとらえなおした独自の発想」が、成功の秘訣といえる。
高い凝縮度の理由は「パソ・ロブレスの平均株密度が1エーカー当たり700本、平均収量が5トンであるのに対して、ここでは2150本と2トン」。優れたミネラル表現の理由は「除草剤不使用と適切な灌漑。一般的な灌漑は少量づつの水を数多く回数を与えるが、ここでは、ストレス過多を防ぐ適正量である株当たり計30ガロンの水を、4?5回という少ない回数で与えることで、水が地下深くにまで到達して、根が深く張る」。風味の純度の理由は「18フィートという長い選果台のあとに、さらに振動選果台を置き、ブドウを厳しく選果すること」。そして「極めて低い温度で、極めて長い時間をかけた、トーストの弱い、ラヴァンチュアの特別仕様の新樽」。高品質には正当な根拠がある。それが明瞭にわかるのが、カリフォルニアのいいところだ。

小さな丘が続く地形。24ヘクタールの畑は全方位にあり、「04年のように生育期間が短い時は南向き」、05年のように長い時は北向きのブドウの質がよい」。よいブドウのみで造られるエステート・キュヴェは、年によって味わいが変化しても質の上下は少ない。「除草剤を使うと表土が固まり、熱伝導率が上がり、土壌水蒸散が増えて、ブドウは必要以上に水を欲しがり、灌漑の量が増え、ワインの味がフラットになる」といい、畝間に関しては除草剤不使用

以上。

今回も素晴らしいワインをご用意してお待ちしております(^人^)♫

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