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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

タイ映画ファンに嬉しい秋

2014-10-14 | 東南アジア映画

先日ご紹介した東京国際映画祭のアジア映画、皆様、ご希望のチケットは取れましたでしょうか? ゲストに関してはまだ一部しか発表されていないのですが、あのインド映画の大物来日がしつこく囁かれているものの、いまだ正式発表リストには上がってきていません。そのせいかチケットは残席がだいぶあるようです。私は来る方に賭けてチケットを買いましたが、普段携帯を使っていないので、どうやったら届いたメールからチケットに行き着けるのかがわかりません....。スマホでないとダメなのかな??

そんな中で早々にゲスト来日予定がリリースされたのが、<国際交流基金アジアセンターpresents 「CROSSCUT ASIA #01 魅惑のタイ」>というタイ映画特集上映プログラム。

国際交流基金には1980年代から2000年代の初めまで、当初のアセアン文化センターから改称したアジアセンターという組織があり、アジア各国の映画の上映をやってくれていました。国別だったり、テーマ別だったりしましたが、溜池山王のビルには上映施設も確保してあり、珍しい作品や力のある作品を次々と楽しむことができたのでした。当時の特集上映のパンフレットは今も使えるスグレモノで、アジアセンターがなくなった時には、「税金の中で外務省に回っている分は払いたくありません!」と言いたかったぐらい。国際交流基金、当時は外務省の所管だったのです。

今は独立行政法人になり、四谷三丁目に移っている国際交流基金ですが、2014年4月にアジアセンターが復活、東京国際映画祭とのコラボでのアジア映画の特集上映「CROSSCUT ASIA」を行っていくことが決まりました。その第1弾が、今回のタイ映画の特集上映「魅惑のタイ」なのです。今後毎年、アジアのどこかの国が特集されていくことになるようですが、そのうちインドもあるかしら、と楽しみにしています。新作と共に、過去の作品が上映される機会がほしいんですよねー。数年先になるかも知れませんが、期待していましょう。

では、「魅惑のタイ」のラインアップをどうぞ。

 

©Mosquito Films Distribution

『稲の歌』
2014/75分/原題:Pleng Khong Kao
監督:ウルボン・ラクササド
出演:プラヤット・プロムマー
※ドキュメンタリー作品
◎プロデューサーのピムパカー・トーウィラが来日予定



©2014 GMM Tai Hub Co., Ltd.

『先生の日記』 予告編
2014/110分/原題:KidTueng Wittaya
監督:ニティワット・タラトーン
主演:スクリット・ウィセートケーオ、チャーマーン・ブンヤサック
※ニティワット・タラトーン監督は、『フェーンチャン ぼくの恋人』(2003)の共同監督の1人。現代版『田舎の教師(せんせい)』(1978)は恋もあって楽しそう。
◎ニティワット・タラトーン監督が来日予定


 

© 2014 SAHAMONGKOLFILM INTERNATIONAL CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

『タイムライン』 予告編
2014/135分/原題:Timeline
監督:ノンスィー・ニミブット
主演:ジーラユ・タンシースック、ジャリンポーン・ジュンキアット
※『ナンナーク』(1999)などのノンスィー・ニミブット監督作品。チェンマイを舞台にした『レター 僕を忘れないで』(2004)の続編ともなっており、佐賀県ロケも登場。9月のアジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映。
◎ノンスィー・ニミブット監督とプロデューサーのナモン・ポンウィライが来日予定


 

©Mosquito Films Distribution

『コンクリートの雲』   予告編
2013/99分/原題:Pavang Rak
監督:リー・チャータメーティクン
主演:アナンダ・エヴァリンハム、アピンヤー・サクンジャルーンスック
※父の葬儀のためニューヨークから戻ってきた兄と、高校生の弟。それぞれに気になる女性がいて...。兄役アナンダ・エヴァリンハムにそっくりのイケメン弟役プラウィット・ハンステン君(下左)に注目! 


©Mosquito Films Distribution

◎リー・チャータメーティクン監督と男優プラウィット・ハンステンが来日予定


 

『ラスト・サマー』 予告編1 予告編2
2013/93分/原題:Ruedoo ron nan chan tai
監督:キッティタット・タンシリキット、シッティシリ・モンコンシリ、サランユー・ジラーラック
主演:ジラーユ・ラオーンマニー、スタッター・ウドムシン、ピンパカーン・プレークンナタム
※3話リレー式のオムニバス・ホラー映画。
◎女優スタッター・ウドムシンとプロデューサーのルタイワン・ウォンシラサワットが来日予定


 

©2013/M THIRTY NINE CO.,LTD

『メナムの残照(2013年版)』 予告編
2013/120分/原題:Khu Gam
監督:キッティコーン・リアウシリクン
主演:ナデート・クギミヤ、オラネート・D・カベレス、ニティット・ワーラーヤーノン
※タイ人なら誰でも知っている小説の、4回目の映画化。日本人将校小堀と国策結婚させられたタイ人女性アンスマリンの運命(Khu Gam)は....。主人公たちがぐっと若返りました。
◎キッティコーン・リアウシリクン監督と女優オラネート・D・カベレスが来日予定


 

©Song Sound Production

『タン・ウォン~願掛けのダンス』 予告編
2013/86分/原題:TANG WONG
監督:コンデート・ジャトゥランラッサミー
主演:ソンポップ・シッティアージャーン、シリパット・クーハーウィチャーナン
※高校生4人が、タイの古典舞踊を習うお話です。願掛けや不思議な祠が出てきたりと、バンコクという大都市の中にある精霊的世界が垣間見られると共に、高校生らしい日常も描かれていきます。


©Song Sound Production

◎コンデート・ジャトゥランラッサミー監督が来日予定


 

©Very Sad Pictures

『36のシーン』 予告編 
2012/68分/原題:36
監督:ナワポン・タムロンラタナリット
主演:コラミット・ワッチャラサティアン、ワンロット・ルンカムジャット
※ツイッターの文字が画面を飛び交った新感覚映画『マリー・イズ・ハッピー』(2013)の監督の作品。
◎ナワポン・タムロンラタナリット監督が来日予定


それから、四方田犬彦先生の連続講義「怪奇天国アジア」第5回も、タイのホラー映画が取り上げられます。


10月18日(土)16:00~@渋谷アップリンクです。詳細はこちらのサイトをどうぞ。

そして、同じく10月18日(土)からは、タイで大ヒットした映画『愛しのゴースト』も公開です!


こちらの公式サイトをご覧になって、劇場等をご確認のうえお出かけ下さい。タイ映画ファンの皆さんも忙しくなりますねー。「マイペンライ」でがんばって下さい!

 



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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (りからん)
2014-10-15 23:38:10
cinetamaさん、ごぶさたしています。ちょこちょこお邪魔はしているのですが、コメントを投稿する時間がなかなかなくて、失礼をしています。

>普段携帯を使っていないので、どうやったら届いたメールからチケットに行き着けるのかがわかりません....。

ticket boardをTIFFの時しか使ってないので、私もチケット取りの時に1年前のアクセス手順を忘れていてしばし悩みました;
おせっかいかなと思いつつ…
届いたメールの「下記URLからアクセスし、期間内にチケットの準備・確認を行なってください」の下記URLをクリックすると、ticket boardの「マイページ」のログイン画面になります。ログインすると、購入したチケットの一覧が出ます。
(サイトからマイページにログインした場合は「チケットの選択/分配と確認」をクリックすると同じ画面になります)
映画名をクリックして「QRコードチケットダウンロード」をクリックすると、ここからはごめんなさい、私はダウンロード済みなので未ダウンロード画面がもう出ないのですが、ダウンロードするアイコンがあるはずです。
スマホではなくPCの場合は、
「パソコンからチケットを購入された方へ
チケット購入後、チケットボードのメール(マイページ)からダウンロードしたQRコードをプリントアウトして会場にお越しください」
とTIFFサイトのチケット購入方法案内の下のほうに書いてあるので、紙にプリントすればOKです。

私も去年はスマホがなかったのでプリントアウトでした。今年はスマホはあれども操作に全く慣れてないので、PCでチケ取りして、スマホのメールアドレスに分配しました。スマホの電源が切れたらアウトなのでちょっとドキドキします。紙媒体が一番安心できる旧式派です;

会場でお見かけしたらお声かけしますね!お会いできるのを楽しみにしています。
返信する
りからん様 (cinetama)
2014-10-16 01:02:03
お久しぶりです~。お元気そうで何より。コメントありがとうございました。

詳しくやり方を教えて下さってありがとうございます。
実は、ログイン画面で立往生していまして....。携帯のメールアドレスとパスワードを入れようとしているのですが、枠の中にカーソルとかが出てこないのです。
土曜日にでもショップに行って泣きついてこようと思いますが、その前にプリントアウトができるかどうか、PCにメールを転送して試してみます。

会場でお会いできるといいですね。
今日もTIFFの試写に行ってきたのですが、コンペの中国映画『遙かなる家』、とってもよかったです。オススメです~。
TIFFでバッタリ、楽しみにしています~~~。
返信する
来日 (アールーゴービー)
2014-10-16 20:56:01
MSNのニュースに東京国際映画祭にアーミル・カーンの来日決定と載っていましたが、とうとう来るのですね。
生アーミル・カーン、見たかったな~。
返信する
アールーゴービー様 (cinetama)
2014-10-17 01:04:47
コメント、というかお知らせ、ありがとうございました。

私も知ったのは、というか最終確認が取れたのが今日の昼頃で、よく考えれば携帯からブログに投稿すればよかった、と自分のトロさにがっくり。
問題はチケットがまだ売り切れていないことで(昨日時点ではだいぶ残っている模様)、すっかすかの客席を見たらアーミルがっかりかも、と心配しています。
記者会見もやるのかな? また何かわかったらアップしますね。
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