『PK』日本版予告編解禁になりました！

待ちわびすぎて、首がながーくなっちゃったインド映画『PK』公開情報。本日、初日が10月29日（土）と正式発表されるとともに、日本版のオリジナル予告編もリリースされました。

映画『PK』日本版予告

ううむ。こりゃまた、見事にカットがつないでありますねー。さぞや編集作業が大変だったことでしょう。バンコク郊外のピンク・ガネーシャ様も貫禄のご出演ですが、なかなかに映画の本質を掴んだ予告編ともなっています。「どんな映画なのか、よーわからん」と思った方、実際に『PK』をご覧になってからこの予告編をもう一度ご覧になると、「わけわからんが面白そう、と思って見に行ったけど、この予告編、きちんと目玉ポイントが盛ってあったんだ～」と納得なさるはず。さあ、公開までにYouTubeに何度もアクセスして、予習をすると共に視聴回数を増やしましょう！（まだ113回）

ついでに、あっさり気味の本国版予告編も付けておきます。

PK Official Teaser I Releasing December 19, 2014

それから、もう一つついでに、『PK』での注目”萌え～”ポイントをご紹介。なになに、アーミル・カーンのヌードかって？　いえいえ、長身のイケメン君、スシャーント・シン・ラージプートです。日本ではすでに、2013年の大阪アジアン映画祭で『わが人生３つの失敗』（原題：Kai Po Che!／英題：Brothers＿for Life）が上映されていますが、超人気作家チェータン・バガトの小説『The 3 Mistakes of My Life』に基づいたこの作品で、スシャーント・シン・ラージプートは主人公の友人であるカッコいいクリケット選手を好演、様々な賞を受賞しました。原題の「Kai Po Che!」は凧揚げの時に言う言葉だそうで、大阪アジアン映画祭の紹介サイトには、素敵なスチール写真が使ってあります。

スシャーント・シン・ラージプートは、1986年１月21日生まれの30歳。生まれたのは北インド、ビハール州のパトナ（パトナー）で、お父さんは公務員。彼の上に４人お姉さんがいるそうで、インド的考え方から言うと、待ち望まれた一人息子だったのでは、と思われます。学業は優秀だったそうで、理系に進み、デリー工科大学に入学。その前にお母さんが亡くなって一家はデリーに移っていたので、高校からデリーに転校したスシャーントは、以後デリーっ子として成長していきます。

ところが、女の子とつきあいたい（工科大には女子学生がいなかったんだそうです-泣）と思って入ったダンス教室が彼の運命を変えてしまいます。ダンスの才能を見いだされ、大学は３年で中退して、2005年にはダンス・グループの一員に。海外公演も行ったほか、フィルムフェア賞の舞台にバックダンサーとして出演したりもするようになりました。そうすると、次の目標は俳優、というわけで、ムンバイに出て来たスシャーントは演劇グループに加わり、テレビにも出るようになります。ドラマやダンス番組を経験して、初めて映画に起用されたのが『わが人生３つの失敗』(2013)だったのでした。

それ以降は、パリニーティ・チョープラーと共演した『Shuddh Desi Romance（純国産ロマンス）』(2013)、そしてこの『PK』(2014)や、ベンガル語世界の人気者探偵を演じた『Detective Byomokesh Bakshy（探偵ビョームケーシュ・バクシー）』(2015)、さらには間もなく公開される有名クリケット選手を描く『M.S. Dhoni:The Untold Story（M.S.ドーニー：知られざる物語）』と、順調にキャリアを重ねています。『PK』では最初と最後にしか出てこないのですが、いいところをさらってしまう得な役柄をさわやかに好演。『PK』の公開で、日本でもファンが増えることでしょうが、今から注目しておいて下さいね。

『PK』公開まであと約３ヶ月。８月に入ると試写も始まりますので、リリースされる公開情報も増えていくはず。近々新たな展開もあるかも知れないので、楽しみにして待っていましょう！