アジア映画巡礼

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シアター駒鳥座ご来場御礼&インド映画『あるがままに』上映のお知らせ

2018-09-22 | インド映画

本日、千葉駅前のシアター駒鳥座でトークをさせていただきました。ご来場下さった皆様、ありがとうございました! シアター駒鳥座は千葉駅前、そごうの隣の専門店ビル「ジュンヌ」の3階にあり、そこに展開している「16の小さな専門書店」によって運営されています。ジュンヌのビルは五稜郭ならぬ「六稜郭」の建物で、エスカレーターを中心に、売り場が放射状に展開。16の本屋さんがそれぞれ、「絵本」「ノンフィクション」「美術」等の専門書をならべた本棚ごとに分かれていて、ユニークなディスプレイを展開しています。今サイトを調べて見たら、みんな鳥に関連するお名前の本屋さんなんですね。本棚の並ぶ書籍エリアの他、カモスキッチン(鴨さんなの?)、ピーコックアートギャラリー(孔雀さんまで!)、そしてシアター駒鳥座があるのでした。

本日のトークは、「『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』シアター駒鳥座上映記念トークイベント《インド映画の夕べ》」というタイトルで、『バーフバリ』公開に関する裏話から始まって、『バーフバリ』がどんな国で見られているのか、続く公開作品は、等々、1時間半にわたって、映像も交えながらお話させていただきました。話し終わるともう終了時間だったのですが、その後も熱心なご質問がいろいろ出て時間オーバー。中にはユニークなご質問もあって、皆さん鋭いなあ、と感心しました。シアター駒鳥座は、封切り劇場は多けれど名画座のない千葉に名画座を、という意気込みで作られたようで、映画に詳しい店長さんがお客様の要望も掬い上げながら、プログラミング&映像を借りる交渉をしてらっしゃいます。定員40人ほどの小さなホールなのですが、映像の映写条件もよく、配給会社さんが特別にご許可下さった『ムトゥ 踊るマハラジャ』や『あまねき旋律(しらべ)』の映像(エデン様、ノンデライコ様、ありがとうございました!)は音もクリアで、『バーフバリ』の各種予告編も含めて私も楽しませていただきました。素敵なシアターですね。近くだったら、通うのになあ。今日は、モノレールに乗る方も追求したので、16の書店さんをじっくりと見ている時間がなかったため、またいつか、お邪魔しようと思っています。


モノレールは、今日はお天気も良く、千葉~千城台往復を楽しみました。上は、都賀駅近く、下は千城台駅で撮ったものです。ラッピング車両がいろいろ走っていて、時間があれば駅にずっと座って見ていたかったです。千葉の皆さんは、お幸せですねー。 

 ©Gauurikaa Films

それから、『バーフバリ』や『マガディーラ』等の字幕翻訳者の藤井美佳さんから、本年6月にTUFS Cinemaで上映された作品『あるがままに』の新しい上映情報をいただきました。「老い」や「親の介護」など、いろいろな問題を考えさせてくれる秀作です。名優モーハン・アーガーシェーの演技が絶品! あの時見逃された方は、ぜひ今回ご覧になって下さい。

 ©Gauurikaa Films

『あるがままに Astu: So be it!』
インド/2013年/マラーティー語/123分/日本語・英語字幕付き
監督:スミットラー・バーヴェー
   スニール・スクタンカル
製作:シーラー・ラーオ
   モーハン・アーガーシェー
脚本:スミットラー・バーヴェー
出演:モーハン・アーガーシェー・・・・・シャストリ博士
   イラーワティー・ハルシェー・・・・イラ
   アディティ・クルカルニー・・・・・シュウェタ
   ミリンダ・ソーマン・・・・・・・・マーダヴ
   アムルター・スバーシュ・・・・・・チャンナンマ
   ナチケート・プールナパートレー・・ アンタ(象使い)
   オーム・ブトカル・・・・・・・・・ラーム
   イラー・バーテー・・・・・・・・・グプテ教授
音楽:サーケート・カーネートカル
撮影:ミリンダ・ゾーグ
編集:モーヒト・ターカルカル 

日時:2018年10月26日(金) 18:45開映(18:15開場)
会場:早稲田奉仕園スコットホール
定員:200名
参加費:無料/全自由席
主催:HMIホテルグループ
共催:公益財団法人早稲田奉仕園
   東京外語大学南アジア研究センター(FINDAS)
   公益財団法人在日インド商工協会(ICIJ)
   ホテルマネージメントインターナショナル株式会社(HMI)
申込:こちらから申込フォームより申し込み/締切は2018年10月19日(金)です。

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これで仕事の山場は一応越えましたが、まだまだ、大きな仕事が残っています。夏の仕事の大きな山だった字幕翻訳forアジアフォーカス・福岡国際映画際のインド映画『腕輪を売る男』(2017/カンナダ語)は、イーレー・ガウダ監督が来日し、梁木ディレクターにインタビューしてもらったようです。こちらに記事がアップされているので、ご覧下さい。あら、でも映画が持っている多くの「?」には触れてないですね。それは上映会場でのQ&Aで、なのかしら。実は字幕翻訳にあたって、質問をいくつか送ったのですが、答えが返ってこなかったのです。お目にかかって、いろいろ聞きたかったです、ゴウダ監督。Q&Aがアップされるのを楽しみに待つことにしましょう。




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