アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

中国語の音から漢字を見つける~「ビン・ドゥンドゥン」と「チャウカン」

2022-02-26 | 日常

最近、中国語の音は知っているのに漢字がわからないものの表記をやっと見つけた、という経験を2度やりました。ひとつは皆さんもご存じの、北京冬季オリンピックのマスコット人形「ビン・ドゥンドゥン」。普通話(北京語)があまりできない私は、あのパンダ人形が登場してこの名前が出るたびに、字が思い浮かばなくて???状態だったのでした。

Bing Dwen Dwen and Shuey Rhon Rhon.png

やっと今日、時間が出来て調べてみると「氷墩墩」でしたが、「墩」って初めて見る字です。中国語のサイトには、「意味は健康、活発」などと書かれています。上の写真は中国語版ウィキ「冰墩墩和雪容融(ビン・ドゥンドゥンとシュエ・ロンロン)」から採ったのですが、ここでは「ずんぐりむっくりした、正直でキュートな、外見パンダのマスコット」とか説明されています。最後に中国語辞典を引いてみたら、「墩」は「①土を盛り上げた台、②短い円柱形に築造、あるいは加工したもの、③群がり生えている植物の量司」とあり、なんだか違うっぽい...。マスコット人形なのに、どうしてこんな難しい字を使ったんでしょうね? 右の赤いマスコットは「シュエ・ロンロン」で「雪容融=雪が容易に融(と)ける」でわかりやすいのに。とまあ、今日は昨日インド映画講座のパンフ作りで4時間ぐらいしか寝ていないため、講座が無事終わって(来て下さった皆様、ありがとうございました!)ぐったり疲れて帰宅した後、グダグダとこんなことをしていたのでした。

Curry and Pepper.jpg

もう一つ、昨日の広東語講座でも、長年わからなかった単語の表記がわかりました。『超アブない激辛刑事(でか) カリー&ペッパー(原題:咖喱辣椒)』(1990)の冒頭で、ペッパーこと周星馳(チャウ・シンチー)とカリーこと張學友(ジャッキー・チュン)の刑事2人組が、クリスマスで賑わう街でサンタに変身した麻薬犯を見つけ、海際のテラスに追い詰めるシーンがあります。袋のネズミになった犯人に対し、確かペッパーが「そこから飛び込んでみろ。見逃してやるぜ」と言い、麻薬犯の男は「おありがとうございますぅ~(多謝、阿Sir)!」と叫んで高い回廊から海に飛びこむものの、海面に顔を出したあとジタバタして溺れそうになります。その時「助けて(救命啊)!」と叫んだあと、ひと言「チャウカン!」と言うのです。「足が吊った」という意味だとは字幕などでもわかったものの、どんな字を書くのか、もう20年ぐらいずーっと気になっていたのでした。それが昨日のオンライン授業で出て来て、長年の疑問が解消しました。「抽筋」と書いて、「筋肉がつる、痙攣する/痙攣」という意味になり、昨日の授業では受講生のある人の飼い犬が痙攣を起こし、獣医さんに連れて行った、という話の中で出て来たのでした。

あの頃の香港が懐かしいですね...。私が今受講している東京外国語大学の広東語講座は、担当の郭先生がすごく教え上手で、映画のこともよくご存じのため、とても楽しいクラスになっています。今学期は来週で終わるのですが、また4月から新しいクラスが始まります。広東語を勉強なさりたい方、昔学んだ広東語を思い出したい方は、ぜひこちらの講座にどうぞ。...あ、猛烈に眠くなってきた。オヤスミナサイ...。

 


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