アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

友人が....<その3>HAPA HAPA@西荻窪

2018-05-22 | 日常


第3弾は、西荻窪からです。10年来の友人である岡崎優子さんから、「HAPA HAPA(ハパハパ)」というお店を開いた、というご案内をいただいたので、行ってみました。「HAPA HAPA」というのはケニアやタンザニアで使われている言語スワヒリ語で「ここ、ここ」という意味だそうで、世界中から様々な民芸品を集めたギャラリーショップになります。本格的なオープンは6月3日(日)からですが、その前にプレオープンとして5月12日(土)~27日(日)まで開店している、というので、覗きに行ってみたのでした。

場所は、JR西荻窪駅南口を出て商店街を少し歩けばすぐの所です。西武信用金庫(何と、5月16日に強盗事件があったのだとか。こちらのニュースとかで詳細がわかります)を左に見て、その前の信号を南に渡ると2,3軒先の左側にお店が見えます。まだ看板は出ていないのですが、かなり間口の広いお店で、以前は飲食店だったそうです。プレオープンでは、キリムとトライバルラグの展示を中心に、様々な民芸品が展示してありました。下写真の中央が岡崎さんです。


キリム(Kilim)に関しては、こちらのWikiの解説を見ていただきたいのですが、実物は様々な模様、様々な大きさのものがあって面白く、その模様と暖かな手触りに魅せられてしまいました。


お店には、解説書も置いてありました。岩立フォークテキスタイル・ミュージアムの「インド 木版更紗」展のチラシも見えます。


入り口にいるキリンさんは、岡崎さんのご両親がやっていらした民芸品店にいたものだそうで、まるでこのお店のために作られたかのように、サイズがぴったり。お店の守り獣といったところで、サバンナの風を運んできてくれます。


キリムのほかにも、いろんな小物やアクセサリーも展示されていました。

岡崎さんは、実は2年前まで「キネマ旬報」の編集者として活躍していた人で、今もフリーで編集やライターの仕事を継続してやりながら、ずっと考えていたこのお店をオープンさせたものです。「キネ旬」時代は、ご自身がインドに行ったこともあり、インド映画も大好きなことから、インド映画紹介に関してはいろいろと骨折って下さったのでした。おかげさまで岡崎さんと一緒に、『マダム・イン・ニューヨーク』で来日したシュリデヴィや、『チェイス!』で来日したアーミル・カーンのインタビューをさせてもらったり、インド映画特集を何度か組んでもらったりと、大変お世話になったのです。


上は、シュリデヴィにインタビューした時の岡崎さんとシュリデヴィですが、前日の記者会見の時に岡崎さんが真っ先に質問したのがとても印象に残っていたらしく、会うなりシュリデヴィが「あなた、昨日の記者会見で質問して下さった方ね」と岡崎さんに言ったのが印象的でした。この日も岡崎さんはインドの民族衣装クルター姿で、もちろん前日も別のクルター姿だったため、シュリデヴィはよく憶えていたようです。2014年5月30日のことですから、ほぼ、丸4年前ですね。インド映画ファンの方は、お店にいらしたらぜひいろいろ聞いてみて下さい。下は、記者会見時のシュリデヴィです。

ちょっと便乗してPRしてしまいますが、スペース・アーナンディのインド映画連続講座第Ⅱ期「女優が輝くボリウッド映画の魅力」では、7月と9月にこのシリーズの最終回として、「シュリデヴィ」のお話を予定しています。まだ日にちが確定していないため、詳細発表は6月2日(土)の「アイテム・ガールズ」が終わってからとなりますが、昨年の今頃1年間の予定を立てた時には、まさか彼女が今年2月24日に亡くなるとは思いもよりませんでした。先日岡崎さんとも思い出話をしたのですが、来日時にも好印象を残してくれたスターで、今後の活躍も期待されていただけに、考えるたびにため息が出てしまいます。2回の講座では、彼女のご冥福を祈りながらお話することにします...。


では、西荻窪の「HAPA HAPA」ではこんな民族衣装もお待ちしていますので、ぜひ立ち寄ってみて下さいね~。

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素敵なお店紹介ありがとうございます (Secilia)
2018-05-28 06:56:25
はじめまして。
バーフバリから検索して、こちらのブログを知りました。ほかにも興味深い記事があって読み切れないです(うれしい悲鳴)

そして、素敵なお店紹介ありがとうございます。キリム大好きなので開店したらうかがってみたいです。
Secilia様 (cinetama)
2018-05-29 00:56:28
初コメント、ありがとうございました。

ハパハパ、ぜひいらしてみて下さい。
キリムがお好きなら、岡崎さんとお話が合うと思います。

拙ブログの記事は、アジア映画がいろいろ混じっているうえ、旅行記も多いので、全部お読みになるのは大変だと思います。
何かの折に検索して、該当した記事をお読みいただくのが一番かも知れません。

では、またご訪問下さいね。
Unknown (ひらりん)
2019-11-24 18:00:36
インド映画講座で伺って、店内をみて閃き、アンティークや手工芸品好きの友人にお薦めしてたら、ついに今月訪れ、なんと4時間滞在したそうです。良心的で素敵なお店だと大好評。しかも、アフリカの専門家と、刺繍に詳しい方が同時にいらして、珍しい話も聞けたと大喜びでした。
ひらりん様 (cinetama)
2019-11-24 22:42:29
嬉しいコメント、ありがとうございました。

しかし、4時間も滞在なさったとは、専門家の方がお二人いらしたとはいえ、すごい相性ですね。
ひらりんさんの閃きが、100%ビンゴ!だったということでしょう。

HAPA HAPAでの講座は、3ヶ月ほどお休みになりますが、また2月に1回やらせていただく予定です。
年末か年初にはご案内しますので、またお運び下さいませ~。

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