アジア映画巡礼

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本年最大の話題作ボリウッド映画『Lal Singh Chaddha』8月11日公開!!

2022-07-30 | インド映画

コロナ禍で公開が延びていたアーミル・カーン主演作『Lal Singh Chaddha(ラール・シン・チャッダー)』が、いよいよ8月11日よりインドで公開されます。ここのところ次々とソングシーンの映像等が公開され、インドの映画ファンの興奮は間もなくマックスに、という感じですが、無理もありません。何せアーミル・カーン主演作の公開は、2018年11月8日に公開された『Thugs of Hindostan』以来なので、ファンはもう待ちきれない! という感じなのもわかります。

Laal Singh Chaddha.jpg

すでにご存じかも知れませんが、『ラール・シン・チャッダー』はトム・ハンクス主演のハリウッド映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)のリメイクです。予告編等を見る限り、かなり忠実なリメイクのようで、最初に鳥の羽が登場するシーンからして一緒のようです。英語版Wikiによると、構想は20年前からあったとのことで、脚本担当のアトゥル・クルカルニー(『マニカルニカ ジャーンシーの女王』等に出演した著名な俳優でもあります)は最初の10年間で脚本の構想を練り上げ、その後アーミル・カーン・プロダクションによってリメイク権購入交渉が始まり、2018年の初めに権利を獲得したのだとか。製作が発表されたのは2019年3月14日のことで、その後新型コロナウィルスの感染拡大に遭遇し、撮影が途中でストップしたりした上に完成後の公開期日も二転三転しましたが、やっとのことで公開となったものです。

監督は、『シークレット・スーパースター』(2017)のアドヴェイト・チャンダン。共演は、キー・パーソンとなる2人の女性にカリーナー・カプールとモナ・シン。カリーナー・カプールはもちろん、ハリウッド版のジェニーに当たるルーパー役ですが、フォレスト・ガンプの母親役に当たるミセス・チャッダーを演じるモナ・シンとは一体誰? 「モナ」という名前にピン!と来た人は、よほどのアーミル・カーン作品ファンですね。そうです、『きっと、うまくいく』(2009)の中で学長の長女、つまりカリーナー・カプールが演じたピアの姉モナを演じた女優なのです。というわけでこの映画のキャスティング、『きっと、うまくいく』を多分に意識したものと言えそうです。

そのほか、戦場に送られて友人になるババ(エビ漁とエビ料理の達人)に当たる役には、何とテルグ語映画界のプリンス、ナーガ・チャイタニヤが出演しています。ナーガールジュナの息子で、ラーナー・ダッグバーティとも血縁関係になるスター俳優ですが、これがヒンディー語映画デビューとなります。とまあ、いろいろ楽しみな『ラール・シン・チャッダー』ですが、さて、日本での公開は? 『フォレスト・ガンプ』のリメイクというところがネックになるかも、ですが、まずは作品の出来如何、というところでしょう。『フォレスト・ガンプ』では、ニクソン大統領やジョン・レノンらの映像も登場して、アメリカ現代史の1ページをいろいろ見せてくれましたが、これが『ラール・シン・チャッダー』ではどうなっているのかも楽しみです。予告編と歌のシーン、それからナーガ・チャイタニャの紹介映像を付けておきますので、しばしお楽しみ下さい。

Laal Singh Chaddha Official Trailer | Aamir, Kareena, Mona, Chaitanya | Advait | In Cinemas 11th Aug

 

Tur Kalleyan(Video)-Laal Singh Chaddha |Aamir,Kareena | Arijit,Shadab,Altamash,Pritam,Amitabh,Advait

 

Chaitanya Akkineni as Bala I Laal Singh Chaddha I Aamir I Kareena I Chaitanya I Advait I Mona

 


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