配給会社フィルムランドから、試写状をいただきました。8月公開と聞いていたインド映画『Secret Superstar』、なかなか試写が始まらないのでやきもきしていたところでした。邦題も決定し、公開日も8月9日(金)に決まったようです。というわけで、邦題は....
じゃーん! 「原題カタカナ書き」方式になりました。『シークレット・スーパースター』です(英語綴りが先に来るのでしょうか? その場合はフィルムランド様、お手数ですがご指摘のコメントをお寄せ下さいませ)。ハリウッド映画にはこの方式が多いことは、皆さんご存じだと思いますが、インド映画も特に最近英語でタイトルを付ける作品が多くなっているため、今後この方式が定着するかも知れません。「シークレット」も「スーパースター」も、日本語としてもなじんでいる単語なので、覚えやすいですね。それと、この作品が中国で公開される時に「フォーブズ」の日本語サイトでも2、3度取り上げられたのですが、こちらの記事のようにタイトルを『シークレット・スーパースター』にしてあったので、「ああ、あの映画か」という反応も多く寄せられることと思います。
試写状にあった、キャッチコピーと紹介文もちょっと引用しておきましょう。
少し補足すると、主演のザイラー・ワシームは、『ダンガル きっと、つよくなる』(2016)で、アーミル・カーン演じるスパルタ父さんにしごかれる姉妹のうち、姉ギータの子供時代を演じた女の子です。三つ編みおさげの長い髪を切られて、少年みたいにされて泣いていた子ですね。『シークレット・スーパースター』ではちょっぴり大人になって、ハイティーンの女の子として登場します。日本版ヴィジュアルは上のように彼女の後ろ姿ヴァージョンを使っているのですが、こちらのインド版ポスターはあまり使われず、よく目にしたポスターは下のような感じでした。
中国版や台湾版もこんな感じです。アーミル・カーンの知名度が高く、『ダンガル きっと、つよくなる』も大ヒットしたので、アーミル・カーンが目立つものが選ばれていますね。
私もまだ見ていない作品なので、ちょっと不確かなのですが、『シークレット・スーパースター』は必ずしも主人公の少女のサクセス・ストーリーが描かれて万々歳、という作品ではなく、彼女の家庭が抱える問題もかなり深刻に描かれているとか。それを考えると、日本版の後ろ姿のヴィジュアルは意味深でピッタリなのでは、と思います。試写で拝見したら、また詳しくご紹介しますので、しばらくお待ち下さいね。下に、インド版の予告編を付けておきます。
Secret Superstar - Official Trailer | Zaira Wasim | Aamir Khan | Superhit Hindi Movie
日本版公式サイトはまだできてないようですが(こちらの公式ツイッターも4月1日から不動のまま...)、宣伝活動が早く本格化することを願っています~。
<追記:お詫び&訂正>2019.5.16
上に使用した『シークレット・スーパースター』の日本版ヴィジュアルは仮のものでした。お詫びして、下のヴィジュアルに差し替えます。本文に記述がまたがるため、全面差し替えができないことをお許し下さい。
先生のブログでは5月にもう紹介されていたんですね
つい先日シネ・リーブルのサイトでこの映画のことを知り,これはみないとと思っていたところ,今日,時間とれることになり,行ってきます!(午前に天気の子 みてからの本日は私的には二本立て)
やはり何か設定して先生のブログのアップ情報がメールで通知されるようすべきかもと思いました
今年は3月くらいにバジュランギおじさんで泣いて,しばらく,バジュランギ!バジュランギ!と叫んでましたけど,さて,今日のシークレットスーパースターも当たりかなあ,楽しみです
この夏は他にもボリウッド映画,日本で公開されるんですね,また先生の記事も熟読させていただきます
しかし,まだまだまわりに方々にはインド映画広まりません。やっぱり濃いイメージなんでしょうか。今の作品はそれなりにいい意味で薄い抵抗感のない俳優さんも多いし,特に女優さんはめちゃ美人さんだし,ムトゥ踊るマハラジャの時代からしたら隔世の感なのに。
ではこれからもインド映画,アジア映画ぜひぜひひろめていってください!
そういえば,半年ほど前にJALのバンコクからの帰りにみたタイ映画で中国人バスツアーのロードムービー結構おもしろかったかもです。先生のサイトですでに登場してるんかな
機内上映って,どんな仕組みで仕入れてるのか知りませんが,知らない作品に出会えて意外にいいかもです
ではまた今日みてきたら感想書き込みますね
ボリウッド映画,ほんとに先生のあのご著書でのなんとなくな出会いから。ありがとうございます,新しい趣味です。
きっとうまくいく,pkにハマって,今の私があります
『シークレット・スーパースター』はいかがでしたか?
私は最後の方の空港シーンで、「スカッと!」のボタンを押したくなる感動を味わいました。
その後の授賞式シーンもウルウルで、あー、エンドロールでゆっくり涙をぬぐおう、と思っていたらお気楽シャクティ・クマールのMVがすぐ出てきてしまい、「ゆっくり泣かせて~~~」と思ったりしました。
naokiさんも楽しまれたことと思います。
機内上映のインド映画は皆さん結構楽しまれているようで、ちゃんと日本語字幕がついている日系航空会社の上映では、2本、3本とご覧になる方も多いようです。
私も、いろんなアジア映画が見られるので、機内上映は楽しみです。
では、夏休み中にいろいろ見てみて下さいね。
DVDスルーの作品もあったりするので、ぜひ捜してみて下さい。
早々にコメントいただきましてありがとうございます。
先生の同様に,あの空港チェックインの場面から涙があふれて・・・ 周りからもすすり泣きの音が聞こえてましたからまあいいでしょう。
授賞式,えーって思っていたら,ああいったサプライズ。娘の母親への言葉,泣きました。
そうエンドロールで音がとまりかけてなにかのトラブルかよ!と思ったんですが,フィルムでもあるまいしと考え直したら,突然あの激しいMV。ちゃんと笑わせてくれましたねえ。
でもやっぱりエンドロールの続きでは泣いてました。
それにしても,インドってまだまだああいったレベルの男尊女卑が残っているんでしょうかね。程度の差こそあれ日本もまだまだとは思いますけど,インドのはすごかった。
本当にいい作品でした!見た直後だけ,ヒンディーまた勉強しなおそう症候群です。
ほんとに日本に入ってくるインドの映画は精選されてくるのかいいですねえ。
この間,入手したDVDのsanjuにはちょっとがっかりでしたが(笑) アヌシュカ・シャルマ様は相変わらず美しかったですけど。
今日行ったシネ・リーブル梅田,私のみた昼の回は満席で立ち見も出てました!長く上映するようならまたみたいです。
DVDかblu-ray入手しようと米国amazonみたんですが出てきませんでした。また探してみます。ちなみに日本のamazonではble-rayが9000円で売ってましたけど転売でしょうね。
長々すみません,短くいいます!
シークレットスーパースター最高でした,みてないひとはみたほうがいい!
それと,このブログはアジア映画情報得るには最高です。先生ありがとうございます!
書籍もKINDLEならあまり絶版とかないと思うのですがやはり採算合わないのかな。本当に前のご著書で入門させていただいた身としてはまた先生の新作読みたいです。
強要したようですみません(笑)。
でも、きっと気に入っていただけると思ってました。
『SANJU/サンジュ』はいまいちでしたかー。
私は楽しんだのですが、インド映画界に思い入れがないと、「なに、この映画?」かも知れませんね。
10月には今年一番の注目作と言っていい『ガリーボーイ』と『ロボット2.0』が公開されますので、ぜひご覧になって下さい。