『バーフバリ』の登場人物の中で、2人のバーフバリを除いて人気が高かったのが、クマラ・ヴァルマとバラーラデーヴァ。クマラ・ヴァルマことスッバラージュ人気は来日で大いに盛り上がりましたが、今度はバラーラデーヴァの番、とばかりに、ラーナー・ダッグバーティが主演する作品がDVD発売されることになりました。作品は、以前このブログでもこちらでご紹介した『The Ghazi Attack』(2017)で、『インパクト・クラッシュ』というタイトルになってお目見えです。アマゾン沼でのご紹介はこちらです。発売はまだまだ先の10月3日なのですが、これは見てご損のない作品なので、バッラーことバラーラデーヴァ・ファンの方はぜひお求めになって下さい。予告編を付けておきます。
The Ghazi Attack | Official Trailer | Karan Johar | Rana Daggubati | Taapsee Pannu
それにしても、なぜこの邦題に?? 原題は上記のように『The Ghazi Attack』で、1971年に実際に起きたインドとパキスタンの潜水艦対峙事件の時の、パキスタンの潜水艦「ガーズィー号」を攻撃する、という意味のタイトルです。この作品は、テルグ語とヒンディー語の両方で作られ、私はヒンディー語版を去年3月にインドで見たわけですが、今回のアマゾン沼のデータでは「【音声】1:オリジナル(ヒンディー語・テルグ語)ドルビーデジタル5.1ch 2:日本語吹替ドルビーデジタル2.0ch」となっており、両言語が入っていて切り替えられるのか? という期待を抱かせてくれます。まあ、買ってみないとわかりませんね。
で、「ガーズィー号攻撃」という原題が『インパクト・クラッシュ』になったのは、配給元の適当なイメージ・タイトル化ゆえだろうと思いますが、「ガーズィー号攻撃事件」なんて日本では誰も知らないので仕方ありません。しかーし、「アチュール・クカーニー」の表記は悲しいですぅ。Atul Kulkarniは「アトゥル・クルカルニー」です。聞いて下されば、無料でいくらでもお教えしますのに。『裁き』(2015)や、10月27日から岩波ホールで公開予定の『ガンジスに還る』に出演している、ギータンジャリ・クルカルニーの配偶者です。アトゥル・クルカルニーも名優ですので、『インパクト・クラッシュ』での光る演技もお楽しみ下さい。そうそう、バラーラデーヴァだけでなく、ビッジャラデーヴァことナーサルもちらと出演していますので、お楽しみに。