アジア映画巡礼

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インド映画『囚人ディリ』11月19日(金)公開決定!

2021-10-06 | インド映画

久々に、インド映画の劇場公開が決定しました。タミル語のアクション映画『囚人ディリ(原題:Kaithi)』(2019)です。まずは配給会社&宣伝会社による熱量ムンムンの情報リリース文面と、映画のデータをどうぞ。

2019年10月、1本の映画がハイシーズンのインド映画界を揺るがした。
その作品にはインド映画におなじみのダンスシーンはおろか、派手な楽曲や美麗なヒロインも登場しない。
事件に巻き込まれた男と凶悪な麻薬組織の一夜の戦いを描く硬派なアクション映画だ。
爆走する車を追撃する大量の敵、砦に迫る暴徒たち、西部劇全盛の時代から脈々と続く息詰まる攻防戦のプロットを巧みに取り入れながら、潜入捜査のサスペンスや、極限状況におかれた男たちの確執と絆のドラマを盛り込んだ緊迫感溢れる作風。全編にわたって一分のスキもないその完成度に「インドに本格的なアクション映画が到来!」「真の映画ファンのための映画!」と、多くの批評家や観客が絶賛! 瞬く間に大ヒットを記録し、早くもリメイクや続編の製作が決定した。
追撃アクションの傑作「マッドマックス」、伝説の籠城アクション「要塞警察」、潜入捜査アクションの金字塔「インファナル・アフェア」など数々の名作アクションのスリルをすべて鍋に放り込み、秘伝のスパイスとともに煮込んだ緊迫の145分!
インド映画史上最大級のアクションムービーがついに日本に上陸する!!

【STORY】
迫りくる圧倒的な敵を前に、頼れるのは一人の囚人だけだった・・・
大量の麻薬を押収された犯罪組織が警察に報復の罠を仕掛けた。次々と警官が倒れる中、特殊部隊の隊長ビジョイだけが難を逃れる。倒れた仲間たちを救うには5時間以内に治療が必要だったが、そこは街から遠く離れた警察の保養地。タイムリミットが迫る中、彼が頼れるのは拘留中の謎の男・ディリだけだった。
猛追する暴徒たちの攻撃をかわしながら、トラックで病院をめざすビジョイとディリ。
一方、80キロ離れた警察本部には、麻薬奪還に執念を燃やす凶暴な組織のリーダー、アンブ率いる別働隊の大群が迫っていた・・・

『囚人ディリ』  公式サイト
  2019年/インド/タミル語/145分/原題:Kaithi
 監督:ローケーシュ・カナガラージ
 主演:カールティ、ナレーン、ジョージ・マリヤーン、アルジュン・ダース
 配給:SPACEBOX
 宣伝:シネブリッジ
11月19日(金)より新宿ピカデリー他 全国順次ロードショー

Kaithi 2019 poster.jpg

上は現地版ポスターで、英語版Wiki『Kaithi』から取ったのですが、このWikiを見てみていろいろ発見しました。まず、本作の興収は何と100カロール=10億ルピー(約15億円)。「100カロール・クラブ」入りすればヒット、と言われているインド映画界ですが、ボリウッド映画でもそれを超えるのはなかなか大変で、他の言語の映画では100カロール超えは大ヒットクラス。地味な映画のようですが、情報リリース文面にある通り、2019年秋のお祭りシーズンに公開された作品の中でも注目株となった模様です。

Karthi at 62nd Filmfare awards south (cropped).jpg

さらに、主役ディリを演じる男優カールティ(上写真はWikiより)は、タミル語映画のトップスターの1人スーリヤの弟で、2つ違いの44歳。2004年にマニラトナム監督作でスーリヤが主演した『Aaytha Ezhuthu』のチョイ役で映画界入りし、続く実質的デビュー作『Paruthiveeran(パルティユルの勇者)』(2007)では早くもいろんな賞を獲得、以来映画賞の常連という俳優です。本作ではどんな演技を見せてくれるのか、楽しみですね。また作品を拝見したら詳しくご紹介しますが、本作『囚人ディリ』でもノルウェー・タミル語映画祭(オスロで開催されているそうです。北欧にもタミル語映画の熱いファンがいるのですね)の主演男優賞を獲得しているので、どうぞご期待下さい。最後に、現地版予告編を付けておきます。日本版予告編がアップされましたら、またお知らせしますのでお楽しみに。

Kaithi - Official Trailer | Karthi | Lokesh Kanagaraj | Sam CS | S R Prabhu | 4K

 


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