アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

インド映画@渋谷

2014-02-16 | インド映画

昨日より、東急渋谷本店近くのKINOHOUSEで、インド映画2本が公開されています。2Fのオーディトリウム渋谷では『デリーに行こう!』、そして3Fのユーロスペースでは『神さまがくれた娘』が上映中なのです。実は本日、オーディトリウム渋谷の支配人さんの結婚披露パーティーが1Fのカフェであり、それに出席しがてら、2つの映画館を覗いて来ました。

まず2Fのオーディトリウム渋谷では、ちょうど『デリーに行こう!』の入れ替え時間とあってロビーは賑やか。配給会社Thati Media Corporationの社長スレーシュ・ターティーさんを中心に、関係者の方々がポーズを取って下さいました。

ターティーさんは、最終回の始まる前舞台に出て、なぜこの映画を公開することになったのかを観客に向けて説明。「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパンで上映した時、結構お客さんが来て反応がよかったから。それに、大スターが出ていないので上映権料が安かったんです」正直な方ですね~。「本当は日本の配給会社が手がけて下さるといいのですが、どこも引き受けて下さらないので自分で配給しました。今後も続けてインド映画を紹介したいので、ぜひFBやツイッターで宣伝して下さい」新婚ほやほやのオーディトリウム渋谷支配人によると、「スレーシュさん、日々挨拶が上手になっていってます」とのことです。聞きに来てあげて下さいね~。

続いて、3Fのユーロスペースへ。こちらは上映中とあって、ロビーには次の回を待つ方が2人だけ。

奥の方の掲示板には、劇場スタッフの手作りと思われるパネルが貼ってありました。なかなかいい味出してますね~。

そしてさらに目を引くのが、パネルの右下のチラシ。何と、『ダバング 大胆不敵』のチラシがもうできていました。まずは、両面をアップで付けておきます。

監督名の表記は「アビナーヴ・スィン・カシュヤップ」になってますが、間違ってるがな~。「Abhinav」は「アビナウ(またはアビナヴ)」で音引きは入りません。もうひとつ、出演者の表記にも間違いがあって、「アヌパム・カー」は正しくは「アヌパム・ケール」。他は正確な表記になっているのに、変ですねー。カッチョいいイラストが泣きますよ~。

そして注目はこの裏面。以前お知らせしたテルグ語映画2本は、「インド映画祭」というくくりで公開されるようです。このうちの『バードシャー テルグの皇帝』は、大阪アジアン映画祭で先行上映されるというのも先日お伝えした通り。しかーし、ここにも間違いがっ! 「NTRの息子NTRジュニアが大活躍!」 NTRことN.T.ラーマラーオ(1923-1996)の息子だとすると、1983年生まれのジュニアは60歳の時の子供? ちがーう、ジュニアはNTRのなんですよ~。

もう、配給のオムロさんってば、と思って最後を見たら、配給は『ダバング 大胆不敵』と同じ太秦になっていて、オムロは「宣伝協力」となっています。というわけで、『神さまがくれた娘』の配給会社太秦が、合わせて4本のインド映画を公開する、ということになるようです。今後太秦さんにがんばってもらうためにも、『神さまがくれた娘』にもぜひ足をお運び下さいね~~。

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モンゴルのホーミーを聞いて... | トップ | 悩ましいインド映画人名表記 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まな)
2014-02-17 21:36:21
「ダバング」もうポスターできてるんですね~。
しかも映画の雰囲気ピッタリじゃないですか!
あのムチャな感じがよく出てるんじゃないかな~。

アヌパム・ケール、某映画サイトでは「アンヌパム・ケール」にされてました。

配給会社の「太秦」さん・「オムロ」さん、京都の会社ですか?なんとなく気になったので。
返信する
まな様 (cinetama)
2014-02-17 23:31:41
コメント、ありがとうございました。

このイラスト、一目見て「カッチョええ~!」と思ってしまいました。ただ、顔がアクシャイ・クマールに見えなくもない....。サルマーンとアクシャイ、顔の輪郭とか似てるのかも。

「アヌパム・カー」は関係者の方がこだわってこうなさった、という情報が入ってきて、今、どうやって説得しようかと作戦を練っている(笑)ところです。英語読み?という誤読(しかも、日本の他の配給会社が過去に犯したミス)に合わせることはないと思うんですけどねー。

「太秦」「オムロ」とも、東京の配給&宣伝会社です。
会社名の由来はうかがったことはないのですが、太秦は日活や東映の撮影所があった&ある所、御室(おむろ)はその北側なので、日本映画愛に溢れる両社の社長がそれぞれつけられたのかも知れませんね。
今度お目に掛かったら、聞いておきます~。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インド映画」カテゴリの最新記事