アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

グレゴリ青山さん新刊「スケオタデイズ 戦慄のフィギュア底なし沼」

2015-01-18 | 日常

グレゴリ青山さんから、目に眩しい新刊本「スケオタデイズ 戦慄のフィギュア底なし沼」を頂戴しました。ありがとうございます! まずは、帯付きの表紙カヴァー表裏。あ、アッコちゃんが特別出演!!


それから、帯を解いた(って、何かイヤラシっぽい^^)カヴァーの表。

スキャンしたせいでうまく出ていないのですが、このカヴァーの紙が何とキラキラ輝く材質なのです。ちょっと調べてみたら、スノーホワイトというネーミングが出てきました。これかな? まさに、アイススケートのリンクみたいな紙で、もうこれだけでスケオタ、つまりフィギュアスケート・オタクはノックダウン。私は単なる「フィギュアスケート好き」に過ぎませんが、この紙を見ただけで、村主章枝の眉根を寄せた表情から、本郷理華のながーい手足までが目の前を通り過ぎて行きました。

中身は、スケオタ道まっしぐらのグレゴリさんと友人レーコちゃんを軸に、名選手が多数出演してフィギュアスケートの魅力をたっぷりと見せてくれるほか、真のスケオタとはどのような人たちなのか、という描写がこれでもか、これでもかと出てきます。スケオタ度のものさしがインド映画なのがグレゴリさんらしいですが、ここまでスケオタの深みにハマっておられようとは。フィギュアスケート愛を語る時は、我が家でやりましょうね。何のことかわからない皆さんは、ぜひこの本をお求め下さい。

前にグレゴリさんに教えていただいたのですが、アイスダンスのペアとかでは、ボリウッド映画音楽で滑っている人がたくさんいます。一番有名なのはこちらのデービス・ホワイト組(アメリカ)で、『バンティーとバブリー』および『デーウダース』からのもの。グレゴリさんのこの本にも出てきます。あと、『ミモラ』の曲を使ったこちらは、衣装はインド風ではないものの、やはりうまく曲に乗せて素晴らしいスケーティングを見せてくれます(追記:実はこの映像にはタネも仕掛けもあった、ということが、スケオタさんが寄せて下さったコメントで判明。詳しくは下方のコメント欄をお読み下さい)。そのほか、ロシアや中国のスケーターたちも山ほどボリウッド音楽を使っていて、見ていると飽きません(でも、画質があまりよくない....)。そのうち、日本人選手で『チェイス!』の曲とか使ってくれる人が現れないものか...。

それから、鈴木明子さんのことをググっていてブログを見つけたのですが、そのタイトルが「Shantiな日々」。ふりがなは「シャンティー」になってますが、これって、あの「シャンティ(静けさ)」からなんでしょうか? 鈴木明子さん、じつはシャンティプリヤだったのね~。

というわけで、グレゴリ青山ファンの方とフィギュアスケート・ファンの方は、即お求め下さいませ。超・超充実の中身です。

それで、グレゴリさんにお礼のメールをと思ったのですが、この間からパソコンを換えたもので、メールアドレスを探すのがひと苦労。ひとまず、ブログ上にて御礼を申し上げておきます。本当に、いつもありがとうございます!

本に挟まれていた注文票にも、グレゴリさんのマンガが使われていました。ユズとダイスケもご覧下さいませ~~~。


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9 コメント

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ありがとうございます! (グレゴリ青山)
2015-01-19 10:09:28
cinetamaさん、こんなに素敵に紹介してくださって、ありがとうございます!なんか、もう、勢いできてしまった本です。まさか自分がフィギュアスケートの本を出すとは思いませんでしたー。

やっぱりスケオタ度のものさしは、どうしてもインド映画になってしまいます。なので、フィギュアで誰かがボリウッド音楽をつかってくれると、無条件で応援しちゃいます。

今季からヴォーカル付きの音楽使用が認められて、誰かボリウッドソング使ってーと、期待しています。
バンクーバーの「ミモラ」(ノーモアもっさい邦題!)は知りませんでした。いいですね!あの早いリズムに乗ってらっしゃいますね。ボリウッドソング、アイスダンスで使われることが多いのかな。

鈴木明子さん、ヨガをされているそうなので、あのブログのタイトルなのだと思います。あの演技の、こう、会場の空気をあやつることの上手さというのは、ヨガで培った呼吸のつかい方のたまものなのでは、とにらんでいます。

「シャンティプリヤ」はOMSのディーピカちゃんの役名ですね。「平安が何より」とでも訳すのでしょうか?教えていただければうれしいです~。

それでは、ほんとに、こちらこそ、いつも紹介してくださって、ありがとうございます。またあとでメールアドレスお送りしますねー。

追伸、「ミルカ」も「KANO」もめちゃくちゃ楽しみです!
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グレゴリ様 (cinetama)
2015-01-19 22:41:44
コメント、ありがとうございます~! メールも頂戴してすみません。助かりました。

ご本、ホントに面白かったです。特にモロゾフ反応の所は、文字通り戦慄しましたです(^^)。「ミルカ」というチョコレートもあるそうで(綴りは違っていて、Milkaです)、それを見たら私も過剰反応しそうでコワいです....。

鈴木明子さんのブログ名の謎解説もありがとうございました。
「シャンティプリヤ」の「プリヤ」は「愛しい」という意味で、英語の「dear」と同じように手紙の最初の呼びかけに使ったりもします。「プリヤ・シャー・ルク(Dear Shah Rukh)」というような使い方ですね。
また、「プリヤ」は「夫、男性の恋人」、その女性形の「プリヤ-」は「妻、女性の恋人」という意味にもなります。
日本公開時は音引きを落としたので「シャンティプリヤ」になりましたが、正しく音引きを付けると「シャーンティプリヤー」で、おっしゃる通り「平安が何より」とか、「静けさを愛する人」「愛しいシャーンティ」とかいうような意味になります。
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Unknown (グレゴリ青山)
2015-01-20 13:06:15
プリヤ(-?)cinetama

シャンティプリヤの解説、ありがとうございました。いい名前ですね。グのインド名もシャンティプリヤにしようかな。うふふ。

そうそう、「スケオタデイズ」のカバーのきらきらはホログラム加工というのだそうです。担当編集者に、まさかグレゴリさんの本でホログラムつかうとは思ってなかったーと、言われました。どういう意味よ。

では、寒い日が続きますが、お体どうぞ大切に。
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グレゴリ様 (cinetama)
2015-01-20 23:14:31
再度のコメント、ありがとうございました~。

そうや、「ホログラム」やった! と言われて気づく老人性健忘症。「ラミネート」が浮かんで、いや、違う、と思ったものの、正解にたどり着けませんでした。

「続スケオタデイズ」もぜひホログラム仕様で出して下さいね。「あとがき」に書いていらした描き残したトピックス、ぜひ拝見したいです~~~。
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Unknown (momomatsu)
2015-02-01 22:55:03
はじめまして。
スケオタ兼ボリウッド映画ファンで時々こちらのブログも拝見させて頂いております。グレゴリさんも好きでスケオタデイズも既に読んでます。
気になる点がありましたのでコメントさせて頂きます。

”『ミモラ』の曲を使ったこちら” にあるリンク先動画ですが、実際ミモラの曲は使われてません。衣装が合っていないのはそういうことです。
ベルビン&アゴスト組のオリジナルダンスに使われてる曲は、たしか東欧の民族舞踊で、動画サイトで Tanith BELBIN & Benjamin AGOSTO OD
と探して頂ければ正しい曲が出てくると思います。
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Unknown (momomatsu)
2015-02-01 23:22:11
すみません、それから「そのほか、ロシアや中国のスケーターたちも山ほどボリウッド音楽を使っていて、~」とありますが、ボリウッド音楽はそれほど使われていないかと。
デービス・ホワイト組のものは超有名ですが、他のメジャーなスケーターでは、ここ数年で3曲くらいしか私は記憶にありません。(ジュニアやマイナーな選手までは細かく見てないので詳しくはわかりませんが。)

ヴォーカル入り曲が解禁されたので、これからは選手にもっと使ってほしいですけどね。
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momomatsu様 (cinetama)
2015-02-02 10:45:30
初コメント、ありがとうございました。2回も投稿して下さり、御礼申し上げます。

グレゴリさんの本の1ページを見ているようなコメント、さすがスケオタさん、と感激しました~。

それで、最初のコメントの方ですが。これは確実に『ミモラ』の曲「Man Mohini」だと思うのですが。
『ミモラ』の曲使った、と紹介した映像と、『ミモラ』の歌のシーンを並べて付けておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=Qqr5sPWGFzU
https://www.youtube.com/watch?v=SkNuFil_R10

同じ歌ですよね.....。スケートの映像も歌詞はヒンディー語ですし、多分、『ミモラ』のサントラから使用されていると思うのですが。
書いて下さったタイトルでYouTubeを検索してみると、まったく別のクラシック音楽のような曲が流れて、中国大会での映像が映し出されます。上記の映像と同じペアなのかも知れませんが、これは全然別のパフォーマンスですよね。
私のサイトからのリンクが、変なところに飛んだのでしょうか? もう一度、「『ミモラ』の曲を使ったこちら」をクリックしてみて下さいませ。

2番目のコメントに関してですが、私はあまり詳しくないので、メジャーな人かどうかがわからないまま「山ほど」と書いたのでした。すみません。
メジャーな選手の方に関して言えば、きっとおっしゃる通りなのだと思いますが、ほかのペアならたとえば、YouTubeにはこんな映像がいろいろ出てきます。

https://www.youtube.com/watch?v=yTVpSxgiJFo
https://www.youtube.com/watch?v=SzWQWVgyXE4
https://www.youtube.com/watch?v=iORxcIHTnLU

中国ペアのも、昔グレゴリさんにデービス=ホワイト組を教えていただいた時に検索したらたくさん出てきたのですが、今回はすんなり出てこず、で、お目にかけられずごめんなさい。
メジャー、マイナーを問わなければ、たくさんの方が使っている感じです、てか、使われている方が嬉しいです~。

これからも、ぜひ遊びにいらして下さいませ。
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Unknown (momomatsu)
2015-02-04 01:48:49
すみません、言い方が下手なので伝わってなかったようですが、「『ミモラ』の曲を使ったこちら」でかかってる曲は間違いなくミモラで、それは正しいです。

が、ベルビン&アゴスト組のこのシーズンのオリジナルダンス使用曲はあくまでモルダヴィアの民族舞踊になります。
なので、この動画up主が本来の使用曲をミモラに差し替えて動画を作成しているということです。(映像が青っぽいし、タイトルにPair とあるのが変、彼らは Ice dancer )
ベルビン&アゴスト組のバンクーバー五輪オリジナルダンス演技(2:31:00あたり~) こちらが同じ映像で正しい曲を使った演技です。 
https://www.youtube.com/watch?v=BlQdbpZnxGY

ボリウッド曲の使用度、たしかにジュニア・シニア選手くまなく演技を探せば、そこそこ使われているでしょうか?今季はジュニア選手で2組見かけたくらいですが…。

紹介頂いた動画の上二つはジュニア選手で、コアなファンでないとまず知らないです。
3つ目については古い映像で複数の演技が入っており、こちらもあきらかに曲を差し替えてます...。

なるべくメジャーな選手にボリウッドを使ってもらって、お茶の間に響き渡らせてほしいところです。

昨年はプロスケーターのジョニー・ウィアーがアイスショーで nagada sang で滑っていました。
かくいう私もそれを見て興味を持ち、ディーピカ動画を見てファンになり、現在ボリウッド映画にハマり中です。何がきっかけになるかわかりません(笑)

グさんがツイッターでこちらのブログのことを呟いていらしたので、リンク辿ってスケオタさんで目に留める方がいるかもと思い、あえてお知らせしました。では。

返信する
momomatsu様 (cinetama)
2015-02-04 10:47:55
再度のコメント、ありがとうございました!

なるほど~、インド映画ファンとかインド人が、バックの曲を差し替えてアップしている、というわけなのですね。
そんなこととはつゆ知らず、大変失礼しました。いやいや、想定外の新事実でした。
そう思ってよく見たら、アップしている人はスブラマニアム・アイヤル(南インドの人ですね)という名前だし、アナウンスや場内音が入ってないし、先付けタイトルも素人っぽいし、とアヤシい点が多々...。
それにしても、よくもまあピッタリ合う曲を探してくること!
インド人にもスケオタさんがいて、しかも愛国心に燃えて(?)自国映画音楽をかぶせてしまう、なんてことをやっている、というのがわかっただけでも面白かったです。
ご教示、どうもありがとうございました~。

momomatsuさんの、スケオタ道からボリウッド映画ファン道へのきっかけも教えて下さってありがとうございました。
その、ジョニー・ウィアーが「Nagada Sang Dhol(ナガーラー<=ナガール/2本のばちでたたく大きな太鼓>と一緒にドール<抱えて手でたたく太鼓>を)」(『Goliyon Ki Rasleela Ram-leela』の曲)で踊っている画像が見つかりました。興味を持つ方もいるかと思うので、ディーピカー・パードゥコーンのオリジナル版と一緒に付けておきますね。
https://www.youtube.com/watch?v=9FJ4kBfI6BA
https://www.youtube.com/watch?v=vK5E_aeBGYA

これからも、スケートとインドが結びつくようなトピックスがありましたら、ぜひ教えて下さいね。
拙ブログの本文、ちょっと注を入れておきました。
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