アジア映画巡礼

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スペース・アーナンディ/インド映画連続講座「通過儀礼を知る!」再度のご案内

2020-09-20 | インド映画

以前ご案内した、スペース・アーナンディ/インド映画連続講座第Ⅳ期の<5>「通過儀礼を知る!」。お陰様で3回のうち2回は満席となったのですが、今週末の9月26日(土)に開催する講座にまだ空きがあります。というわけで、もう一度、ご案内させていただきます。

スペース・アーナンディ/インド映画連続講座第Ⅳ期
「映画で知る! インド人の生活」
      <第5回>通過儀礼を知る!~インド人の人生を彩る儀式

 スペース・アーナンディ「インド映画連続講座」は、定員を約半分に制限し、感染予防策を徹底させながら実施を続けています。今期第Ⅳ期の最終テーマは、祭りと共にインド人にとっての一大イベント結婚式等を取り上げる、「通過儀礼を知る!」です。
 「通過儀礼」と聞くと何やら大袈裟ですが、人が生まれてから死ぬまでの間に経験する、節目節目の儀式のことを言います。ヒンドゥー教徒の場合は生まれる前から始まり、大人になる儀式とも言える入門式や成女式を経て、人生最大のハイライトである結婚式、そして人生の最後に天に昇るための葬式と遺灰の散布、というのが大まかな通過儀礼となります。ほかにもキリスト教の洗礼や、イスラーム教の赤ちゃんの耳にコーラン(クルアーン)の章句をささやく儀式など、通過儀礼は多くが家庭内やコミュニティ内で祝われます。映画に登場するのは、結婚式、ついで葬式が多いですが、映画の場面では一瞬ということが多いため、儀礼の詳細を知ることは、特に外国人にはなかなか困難です。
 今回は、『インディラ』(1995)、『パッドマン 5億人の女性を救った男』(2018)、『ミモラ 心のままに』(1999)、『ガンジスに還る』(2016)などいくつかの映画に表れた例を見ながら、結婚式とお葬式、そして成女式を中心に、各宗教による違い、地方地方による違いなどを見てみたいと思います。また、日本人の若い映像作家田中三紗子さんが撮った短編ドキュメンタリー『ジャスミンウェディング』も、参考映像としてお見せしたいと思います。マハーラーシュトラ州プネーに住むごく普通のご家庭の、どちらかというと地味な結婚式なのですが、様々な儀式が見られるうえ、お二人と両家庭の暖かな結び付きによる結婚式の様子がよくわかって、優れたドキュメントとなっています。どうぞお楽しみに。
 なお、メインの講座と抱き合わせで開催してきた「映画で学ぶヒンディー語塾」は、発声を避けるために、関連ヒンディー語語彙集のような形にしています。実際の発音をその場でしていただけなくて残念ですが、この機会に語彙をいっぱい増やして下さい。

 日時:2020年 9月26日(土) 15:00~17:30  ⇒空席あり
                   10月10日(土) 15:00~17:30  ⇒キャンセル待ち
                   10月17日(土) 15:00~17:30  ⇒キャンセル待ち
 場所:スペース・アーナンディ(東急田園都市線高津駅<渋谷から各停18分>下車1分)
 定員:11名
 講座料:¥2,500(含む資料&テキスト代)                      
 講師:松岡 環(まつおか たまき)

 今回も、①定員は約半分、ソーシャル・ディスタンスを確保する、②参加者はマスク着用、手の消毒も徹底する、③会場は消毒を励行、換気も徹底する、④その他、できうる限りの感染予防策を取る、という点に注意して実施しますが、感染がいまだ終息しないので、状況次第では中止のご連絡をするかも知れません。その点、悪しからずご了承下さい。
 ご予約は、スペース・アーナンディのHP「受講申し込み」からどうぞ。ご予約下さった方には、ご予約確認と共に、スペース・アーナンディの地図をメール送付致します。床におザブトンをひいて座っていただく形になりますので、楽な服装でお越し下さい(申し訳ないのですが、スペースの関係上イス席はご用意できません。悪しからずご了承下さい)。皆様とお目にかかれるのを楽しみにしております。

『ジャスミン・ウェディング』より(©Misako Tanaka)

上にも書いたように、今回の目玉はインドの結婚式を記録した、約30分のドキュメンタリー映画『ジャスミン・ウェディング』。ラーフル・ゴーグテーさんとアムリター・クルカルニーさんという結婚を控えた若いお二人(上写真)が、両家の顔合わせから始まって、結婚式前の様々な儀式をこなし、式当日というクライマックスを迎えるまでの様子がつぶさに記録されています。何よりも素晴らしいのは、このお二人が恋愛結婚ということで、上の写真からもわかるように互いを思いやる気持ちに溢れた、心のこもった結婚式が見られることです。監督の田中三紗子さんも友人という温かい目で一連の儀式を捉えている上、編集も上手にまとめてあって、ステキな短編ドキュメンタリーとなっています。この機会にぜひご覧下さい。田中三紗子監督の写真とプロフィールを付けておきます。

田中三紗子(たなか みさこ)プロフィール:

東京都出身。大学では国際関係や文化人類学を学ぶ。学内にインドの女性を支援するNGOがあり、その代表者アーミン・モディ氏が主宰するスタディーツアーに参加。インド各地を回ったり、ホームステイを経験するなかで、インド文化に興味を持ち、以来渡航歴は10回以上。現地の友人も増え、間近で体験したインド人の生活を映像にまとめたいという想いが募る。大学卒業後、映画美学校で映像制作を学び、2002年にインドの結婚式を撮影したドキュメンタリー『ジャスミン・ウェディング』を発表。監督、撮影、編集を務める。現在は、マハーラーシュトラ州を舞台としたガネーシャ祭りのドキュメンタリーを制作中。

 


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