アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

当たり!のバンコク、はずれ!のバンコク

2023-08-30 | インド映画

4年ぶりのバンコクの第2日目は、ちょっとヘンテコな1日でした。まず、大当たり!の話から。
実は昨夜は疲れすぎたのかよく眠れず、ぼんやりした頭で6時頃、前夜ロビンソンというスーパーで買った果物やジュース、それから自宅から持ってきたパンで朝食を済ませました。ホテルはスクンビット・スイートという名前の三つ星ホテルで、1泊6,000円ちょっと。場所がとても便利で、BTSのアソーク駅と地下鉄の方はスクンビット駅の交わる所から、信号を渡った正面にあるのです。あとでBTSの駅周囲に張り巡らされている歩道橋を使えば、日陰でかつ信号を待たずに行けることを発見、歩道橋への階段はホテルのドアの前にあるし、これはいい所に決めたもんだ、と喜んでいます。新しいホテルではないのですが、十分に清潔で、備品や設計も満点に近いです。

 

で、その後は友人・知人に葉書を書いたりして10時頃まで時間を潰し、今回のバンコクでのmust buy物件No.1、サムヤーン駅に直結したチャムチュリー・スクエア内にあるシリントーン王女の店に石けんとクリームを買いに行ったのでした。これは王室が支援する農村開発プロジェクトの一つで、民芸品や食料品、化粧品などが売られています。そこの石けん(1個70バーツ=300円弱)の質がよくて、コロナ禍で途切れてしまって困っていたのでした。下が王女のお店です。右側が店内で、前庭に当たる部分では店内にあるお菓子や飲み物をオーダーして食べることができます。

地下鉄を降りて、お店に行こうとショッピングモール内に入ると、お腹がグーと鳴ったので、モールの地下にあるクーポン食堂(昔はお金を払うと額面の違うクーポン券が数枚手元に来ていたのですが、今はカードに課金し、最後にカードを返して残っているお金を返してもらうシステムです)でおかゆを食べてみました。「牛肉と卵のおかゆ」という英語名で、まだ10時半過ぎだったため、香港みたいにおかゆが食べたくなったのでした。そしたらこれがおいしいのなんのって、もうほっぺたが落ちそうでした。おかゆの中に牛肉団子がいっぱい入っていて、上に卵が割り入れてあり、トッピングは生姜の千切りにタマネギを焦がしたもの、そしてパクチーと青ネギです。残念ながら写真がピンボケなので、フードコートの写真と一緒にどうぞ。お盆の上の赤いカードが課金用カードで、その右は唐辛子入りの酢です。

 

実はサムヤーン駅はタイの名門チュラロンコーン大学の最寄り駅で、このショッピングモールのある建物チャムチュリー・スクエアも通称「チュラ」と呼ばれる大学が持っているのだとか。経営上手ですねー、タイの大学。滞在中にもう一度行って、今度は別のおかゆを食べてみようと思います。そうそう、お代はたったの60バーツ(250円ほど)でした。

大当たりの2つ目も食べ物です。今日はエカマイ駅に直結したメジャー・シネプレックス系の映画館、メジャー・スクンビットに映画を見に行ったのですが、3時半からの映画が終わって6時半頃になり、おかゆの後ホテルでちょっとお菓子を食べただけだったため、この時もお腹がペコペコで虫が騒ぎまくってました。メジャー・スクンビットにはもう20年ぐらい前からインド映画を見るために通っているのですが、1Fにあるマクドなどファストフード店は利用したことがあったものの、2Fとか3Fのレストランは一人では入りにくく、敬遠していたのです。でも今日は、MKタイスキのメニューがやけにおいしそうに見えて、ついフラフラと。デザートもいっぱいあるんですよ~。

上写真のように1人鍋をしている若い男性も結構いたのですが、私にはちょい無理、と思って、いろんな鍋素材を入れて煮込み、どんぶりに盛ったものがあったのでそれを頼みました。追加でもう一つ、山芋をフライにしたものも頼みましたが、これが両方ともとってもおいしくて、特に山芋の方は中に料理した味付き山芋を入れて、それに衣を付けてあげてあり、歯触りといい味といい、極上の一品でした。そのあとついデザートもほしくなり、ココナツアイスに餅米がかかったものを注文。しかしこれまた、どれも料理の写真はピンボケばかり。というわけで、丁寧にサーブしてくれた女店員さん(左側)の写真を付けて、そばにちょろっと煮込みの写真も付けておきます。

 

こんな風に、食べ物は大当たりの本日でしたが、大外れだったのは見に行ったインド映画『Dream Girl 2』。待っている間には、『Jawan(ジャワーン/兵士)』の広告が売店の上に出たりして気分が盛り上がったのですが...。

前作『Dream Girl』(2019)は村芝居で女形の人気役者である主人公が、テレフォンサービスの会社に雇われ、「プージャー」と名乗って女性に扮したら、電話の向こうの男たちだけでなく、女性もその甘い声とウィットのある対応にぞっこんになってしまう、というお話で、アーユシュマーン・クラーナーのぶりっこ声が観客を魅了し、大ヒットとなったのでした。しかし今度は、いろんな事情から女性として男たちに対応していく役で、ひげそり跡も青々としたその顔ではちょいと無理があるぞ、というところから始まり、ストーリーもご都合主義でいいところがあまりありません。アーユシュマーン・クラーナーだけに頼ったような作品で、もっと脚本を練らなくちゃあ、とすっかり退屈してしまったのでした。インド映画はシンガポールに期待することにしましょう。

もうひとつ、はずれたのが朝書いていた絵はがきの送料。出発前ネットで調べてみたら、「タイから日本に出す絵はがきは15バーツ」とあり、家にあったタイの切手や絵はがきを全部使ってしまおうと、15バーツを貼ったものを5枚ほど作って持ってきたのでした。しかし、ちょっと安すぎるのでは、と郵便局で聞いてみることに。調べたら、エカマイ駅にほど近い「メディアプレックス郵便局」という表示がグーグルマップに出てきて、ちょうどいいとばかりに映画の前に行くことにしました。行ってわかったのは、「メディアプレックス」ではなく「メディカルプレックス」であったことで、医院や美容関係のクリニックなどが入っているビルだったのでした。上写真のように、耳の見本がいろいろと貼ってあるクリニックもあり、ちょっとグロテスクでドッキリ。でも郵便局がどこにあるかわからず、多分1Fだろうと行ってみたら違っていて、B1Fがあったことからそちらへ向かうと、奥の方に下のような郵便局がありました。

若い局員のお兄さんに見てもらうと、やっぱり料金が足りないとのこと。大判絵はがきは40バーツ、小さな絵はがきは35バーツなので、このサイズだとあと25バーツ×5枚分必要です、と言われました。25バーツの切手はないので、印字して上から貼ってくれるそうです。お任せして、あと2枚分切手があるものの、それぞれ3バーツずつ足りないことから、6バーツの切手も買って郵便局を後にしました。やっぱり聞いてみてよかったです。しかしその後、夕食が終わってスクンビット駅に戻り、近くのアジアブックス店舗に行って絵はがきを買おうとしたら、アジアブックスが消えている! もう30年余り、地図を買ったり本を買ったりして重宝してきた本屋さんなのに、残念無念。その後、ターミナル21というアソーク駅に隣接したショッピングモールで「絵はがきはどこかに売っていますか?」と尋ねたところ、「地下に書店がありますので、そこが置いていますよ」というお答えが。係員の方、優秀ですねえ。で、行ってみたらそこがアジアブックスだったのでした。でも、あまりいい絵はがきはなく、明日またMBKとかで探してみようと思います。

ターミナル21の地下では、フードフェアみたいなのが開かれていて、タイの果物系グルメがいっぱい出店していました。ドリアンも今が食べ頃みたいで、こんな風に外側がはずされて、中のまったりした果肉がお兄さんの前のショーケースにいくつも並べられており、結構人気のよう。私はドリアンは苦手なので、代わりに昨日スーパーでマンゴスチンを7,8個買いました。明日の朝ご飯に食べようっと。では、まずは2日目のレポートでした。最後に、『Dream Girl 2』のソング&ダンスシーンを1つ付けておきます。女性になりきってるアーユシュマーン・クラーナー、さすがの演技なんですが....。

Jamnapaar | Dream Girl 2 | Ayushmann Khurrana, Ananya Panday | Neha Kakkar x Meet Bros

 


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