アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

ムンバイあれこれ(中)

2023-03-11 | 旅行

インドに着いた当初は、マスクを外すのにちょっと抵抗があったのですが、現在インドの人はほとんどマスクをしていません。現在の新規感染者数は、1日2~300人、死者は1人か2人、といったところ。日本もちょっと減ってきてやれやれですが、日本よりかなり前の時点でインドは減少が顕著になってこれぐらいの数になり、以後、ずっと維持しています。とはいえ、まだマスクをしている人もパッと見では数人いて、それは大気汚染の状況があまりにも悪いからではないか、と友人は言っていました。確かにそれは言えていて、空気が悪いなあ、と思うことも。さらに、建設や取り壊し真っ最中の建物等も多く、ほこりだらけの街の中です。というわけで、気管支炎になりかかった私がマスクをしていても、咳をしてもあまりいやな顔をされずに助かっていますが、今日は思い切ってホテルの人に医師の所へ連れて行ってもらいました。こんなクリニックです。右の写真は、その後処方箋を持って行って買った薬屋さんです。

私と同年配のジョーシー医師は、てきぱきと診察してくれ、パルスオキシメーターや体温計(耳の穴で測るやつだった)、血圧計に聴診器による診察をしてくれて、「ノーマル(正常)」とその都度確認、最後に抗生物質3種(「抗生物質を出すけどいいかね?」と確認された)と咳止めシロップを処方してくれて、おしまいとなりました。診察料は1,000ルピー(約1,700円)。海外旅行保険用に診断書も書いてもらいましたが、その後の薬代570ルピーを加えても2,600円ぐらいなので、海外旅行保険請求を迷っています。でも、今回の保険会社に変えてから、というか、いつものAIU保険が70歳以上は入れないとなってからこちらにして以降、一度も申請していないので、ま、やってみましょうか。それにしても、診察料1,000ルピーでは庶民にとって高いのではと思いますが、ごく普通のOLや商店の店員さんのような人が受診に来ていて、みんなお金があるんだなあ、と感心しました。

ムンバイは特にそうなのかも知れませんが、ものの値段によって格差が顕著にわかる世界です。お医者さんの帰りによったサンドイッチ&お茶屋さんは値段が本当にリーゾナブル。これがスタバになると、みんな300何ルピーとなります。10倍以上の値段の差があるわけですが、どちらがおいしいかと言われれば、スタバよりここの半カップ茶10ルピーの方が断然おいしい。下が半カップ茶です。

このお店は、お茶といろんなホットサンド、それからミルク製品を売りにしているのですが、近所の人がちょっと立ち寄って、水が飲めるよう、無料の水筒というか、ビニールの水の入った容器が店頭の2カ所に置いてあります。手前の色の付いた容器ですね。インドの人は飲み口に口は付けず、上手に喉に流し込むので、何人もの人がこれを利用できるわけです。

下は、声の出ない私の注文を一生懸命聞いてくれた店員さんです。計算間違いしていないからね、とスマホで私が食べたり買ったりしたものの合計金額を示してくれているところです。こういういい人が多いインドなのですが、いい人ほどお金持ちにはなれないのかも。

何とかならないのか、この格差社会、と思ってしまいますが、神様に祈るぐらいしかできず、いつものようにマハーラクシュミー寺院で祈ってきただけでした。祈りへの熱気はものすごく、みんな神頼みを支えに、毎日がんばっている感じです。

映画関連のことは、次回にちょっと回しますので、お待ちください(と言っても、いいニュースはなし、なんですが)。


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