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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

インド映画の話題あれこれ

2018-02-11 | インド映画

インド映画の映画祭上映やソフト発売の話題をまとめてみました。

1.『ブルカの中の口紅』(2016)上映とアランクリター・シュリーワースタウ監督のトーク  

2月12日(月・祝) 14:00~ 
 アテネ・フランセ文化センター(定員130名/自由席) アクセス
 500円(上映30分前の開場時より発売開始)
公式FB

Lipstick Under My Burkha (2017).jpg

明日のイベントですのに、今頃の告知になってすみません。パソコンの故障で、画像もなくて...状態です。この映画は2016年の東京国際映画祭で上映され(紹介サイトはこちら)、その時にアランクリター・シュリーワースタウ監督、そして主演女優のアハナー・クムラーとプラビター・ボールタークル(『PK』のアヌシュカー・シャルマーの妹役でもあります)の2人が来日したのですが、今回は監督と共に音楽監督のゼーブンニサー(ゼーブ)・バンガシュが来日するとか。下の映像のように、ステキな歌手でもありますので、何か歌って下さるかも。パキスタンの映画賞で受賞した時の映像ですが、ボリウッド映画でもお馴染みのアリー・ザファルが司会をしています。

Zeb Bangash | Best OST Diyar-E-Dil | Lux Style Award 2016

 『ブルカの中の口紅』はインド中央映画検定局との攻防の末、昨年やっと公開されたのですが、何とスマッシュ・ヒットに。そんなお話も監督から聞けるかも知れません。私も会場に行きますので、ご一緒にぜひどうぞ。

 

2.大阪アジアン映画祭で『ニュートン』上映

すでに皆さんご存じでしょうが、3月9日(金)~18日(日)、第12回大阪アジアン映画祭が開催されます。昨年の上映作品が今年次々と公開になったりしていますが、オープニング作品の『朴烈(パク・ヨル) 植民地からのアナキスト』を始め、1日でも早く見たい作品ばかり。インド映画ファンの方は、『ニュートン』をぜひ楽しみにしていて下さいね。2017年、最も高く評価されたアート系作品、と言っても過言ではない作品で、『クイーン』の情けない婚約者を演じたラージクマール・ラーオが主演です。主人公の名前が「ニュートン」と言うのですが、下の予告編でもおわかりのように、ヌータン・クマールという本名があるにもかかわらず、自分で「ニュートン」と名乗るようになったのだとか。ナクサライト(極左の過激派で武装闘争主義者)が出没する農村地区の選挙監視委員になった、この青年の運命やいかに?

Newton | Official Trailer | Rajkummar Rao

共演は、パンカジ・トリパーティー(『血の抗争』などに出ている個性派おじさん俳優。悪役が多いのですが、『ニュー・クラスメイト』では人のいい校長先生役でした)、マラーティー語映画でも活躍する女優アンジャリー・パーティル、『Masaan』(Netflix題名は『生と死と、その間にあるもの』)など最近ひっぱりだこのおじいさん俳優サンジャイ・ミシュラーらです。私もとっても見たいのですが、3月はダメなんです...(泣)。

また、大阪アジアン映画祭では、スリランカ映画『パンツ泥棒』も上映されます。映画祭の公式サイトにある、上映作品一覧はこちらです。


3.『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』『ダバング 大胆不敵』極音上映@立川シネマシティ

普段は原則として、再上映以降のインフォメーションは載せないのですが、『ダバング 大胆不敵』の公開元ビオスコープ社さんから送られてきたご案内に、「『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』本年の3月で日本での上映契約が終了とのことで、最後に全国を回るようです」とあり、これは大変、ということでご紹介することにしました。『ダバング 大胆不敵』ともども、「日本で一番音響がいいとの評判の劇場で音楽が重要なインド映画にはピッタリだと思います」とのことなので、映画を見る楽しみが倍加すると思います。

 

Omshantiom.jpg Theatrical release poster of Dabangg.

第二金曜 極音ナイト

『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』劇場サイト
  2月16日(金)19:00~ 1日限定上映《極上音響上映》 
  2月16日(金)~22日(木)の上映も予定

『ダバング 大胆不敵』  劇場サイト
  2月23日(金) 1日限定上映《極上音響上映》(開始時間は未定のようです)

 立川シネマシティ HP
 tel:042-525-1251 

『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』の今後の日本各地での上映予定は、配給会社アップリンクのサイトをご参照下さい。宝塚歌劇の舞台になったのがちょうど1年前。こちらに舞台レポートがありますが、ノベライズ本での字幕歌詞訳無断使用事件もあったけ(遠い目)。スクリーンで見られなくなるのは本当に残念です...。

4.『裁き』ソフト発売予約受付中

というわけで、今やソフトでしか見られないインド映画が増えていますが、インド映画ファンの皆さんは、ソフトをがっつり買っておいて下さいね。私が今、待っているのは、昨年さんざん楽しませてもらったマラーティー語映画『裁き』のブルーレイ/DVD発売。3月2日(金)発売予定で、3月1日にはやってくるはず。アマゾン沼でのご紹介はこちらですが、配給会社トレノバさんから画像をいただきましたので、ブルーレイとレンタルDVDの画像を付けておきます。 

 

この画像だけは、添付ファイルで送って下さったので、PCクラッシュから逃れられたんですよね。あとのいろんな画像は、ダウンロードしてサイズ調整も済ませているのに、もしかしたら全部オシャカかもしれないんです、トホホ。 

それはさておき、この『裁き』はとても興味深くて面白い映画で、2度、3度と見るたびに新たな発見があり、毎回見ては興奮していました。私はトレノバさんから字幕仮ミックスDVDをお借りして、トークや監督インタビューに備えたのですが、合計6、7回は見たでしょうか。ですので、ついトークで自分の発見をしゃべりすぎてしまい、横浜シネマリンの時のように時間切れになったこともしばしば。あと、日本で制作された『裁き』の予告編が実によくできていて、某大学のゲスト講師をした時に、予告編だけで「映画を読む」という授業を成立させてしまったことがありました。招いて下さった先生からは、「3分ほどの予告編だけで授業ができるなんて、初めて知った」とあきれられてしまったのですが、登場人物たちを上手に紹介してあり、問題となりそうなシーンがバッチリ押さえてあって、解説の素材が山と眠っている予告編なのでした。もう一度、ぜひご覧になってみて下さい。

ある歌手が裁判にかけられ…!映画『裁き』予告編

こういう優秀な配給会社さんと出会えたこともあって、『裁き』は忘れられない作品となりました。惜しむらくは、もうちょっと配給会社さんに儲けてもらいたかった(^^)という点で、ソフト発売を機にじっくり見ていただき、ファンが増えることを願っています。


5.『バーフバリ 王の凱旋』もソフト発売予約受付中

こちらは「もう出ちゃうの?」なんですが、アマゾン沼のこちらのとおり、あと10日で発売です。でも、まだまだ各地で上映が続きますので、公式サイトの劇場情報公式ツイッターをぜひ毎日チェックしていて下さいね。大スクリーンで王を称えたマヒシュマティ王国民の皆さんには、必ずや大きな「ラーブ(laabh/御利益)」がもたらされることでしょう。ジャイ・マヒシュマティ、シュブ・ラーブ! こちらは先日アップされた、ミュージカル・シーンの画像を付けておきます。

『バーフバリ 王の凱旋』MTV“バーフバリ万歳”

 


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