珍健二の部屋

感動の名文句を浅く分析する日記

飲食

2011-09-14 | Weblog
久々に日記を後進しようか。


幼馴染のMさんが高崎で居酒屋を始めたというので、shoさんと一緒に飲みに行った。


とりあえず道に迷った。

自分の力を過信しすぎた。

しかたなくスマートフォンのグーグルナビを起動した。

あっけなく到着してしまった。

夢もロマンもない。

このような便利な道具があるから、僕は日に日に「考える」ということをやめてしまっている。

Mさんの店に入った。

オシャレな音楽がかかっていて、とても雰囲気のいい店である。

とりあえず、生ビールと何品か注文してタバコをふかした。

さっそくブツが到着した。

まずは馬刺し。ウマイ!

カツオのたたき、サイキョー!

大根おろしとポン酢のかかった何かの肉、おいしゅうございます!

これだけ言っとけば、次回はタダか。

すべて彼みずから包丁を握り、こさえた品である。

ホントにうまかったので、また行きたい。



ほろ酔い気分でMさんの店を出て、僕達はラーメン屋「大蛇」(仮称)へ向かった。

初めて入るラーメン店なので、少々緊張が走った。

食券を買い、カウンターに置いた。

店主が客に「トッピン?」「トッピン?」「トッピン?」と聞いている。

・・・「トッピン?」って、 なんだよ。

トッピングのことらしい。野菜やニンニクなどの量を客に聞いているのだ。

いつ自分の「トッピン?」の番が来るのか、気が気ではなかった。

もし店主の「トッピン?」を無視してしまったら、はたして食えるのか。

「トッピン?」の時、下を向いていたら店主がブチ切れはしないか。

自分が客という名の「神」であることを完全に忘れさせる、なにか異様な雰囲気である。

先客達のラーメンが次々と出来上がっている。

恐ろしいほどの野菜の量に僕はおじけづいた。

隣の客は、その山のような野菜にむしゃぶりつき、ヨダレをたらしながら茶色い麺をすすり上げている。

笑いがこみあげてきた。

僕の「トッピン?」の番が来た。

「野菜少なめで」

店主は、赤子を見るような目つきで鷹揚に頷いた。


ブツが来た。

麺、野菜、チャーシュー、スープ。

軽く一杯、ラーメン食うか。とんだ計算違い。

すでにMさんの店でけっこうな量を頂いている。

食えるところまで食うしかない。

食らいついた。

不思議な味のラーメンである。

先ほどの馬刺しが、威勢よく食道を駆け上がった。

とにかく食い終わって帰路についた。

真夜中に目が覚めた。

口の中がピリピリして水をガブ飲みした。

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