珍健二の部屋

感動の名文句を浅く分析する日記

温泉宿

2008-05-27 | Weblog
いきなり真っ赤な最新型フェラーリが駐車場に滑り込んできた。
ボロォワオン!ボロォワォン!ボーン! キキィィ!
温泉宿でビジネスをしていて、こんな辺境の地に何がよくてやって来るのか、さっぱり見当がつかないんだけど、それでも毎日のように、お客さんがやって来る。
やって来るお客さんは結構なハイソサエティーで、ベンツ、BMW、ポルシェ、アウディなどの高級車を転がしてくる。しかも、その殆んどがカップル。
最悪の展開である。おこぼれすら期待できない。
でも高級車を乗ってても、彼女が可愛くないと、なんだかホッとするね。


スーツ

2008-05-24 | Weblog
K氏の結婚式が近い。
そろそろ当日着ていくスーツをクリーニングに出そうかな。
と、タンスを物色していたら、紫色のダブルのスーツが出てきた。
懐かしい。 昔、麻雀打ちとして生きていた頃に着ていた服。
久しぶりに袖を通してみた。
鏡を見た。 
・・・あっ!! 目を疑った。
およそ100メートル先からも、一目でダサイとわかってしまうシルエット。
俺が俺がと主張するジャケットは、着ている僕を完全に飲み込んでいるし、
太いツータックのパンツは股上が深い。深すぎるんだ。みぞおちで履ける。
さらに、蛾もビックリな紫色が、お下品に拍車をかけている。
過去に戻って、自分を叱りつけてやりたい。

温泉

2008-05-18 | Weblog
休みなので、動かなくなったバイクの修理をした。
プラグを新しいのに交換してみた。
ダメだ。 原因はキャブレターか。
こうなったらキャブをバラして掃除するしかないか。
作業にとりかかった。
そこへ、Kさんが遊びに来たので状況を説明した。
「あれ、ガソリンが入ってないぞ」 と、言うので
その、「ガソリン」という液体を入れた。 
ブゥォン!ブゥォン!ブゥオォーン!!  
・・ははは。治った。

Kさんが温泉に行こう、と言うので高崎まで車を走らせた。
日曜なので、温泉は混雑していた。
どこもかしこも裸の男、男の裸。
つまらん。つまらん絵だ。 
せっかくの休日なのに、ティムポなんか見たくないんだ。
おお、神よ、 彼らを美しい女性にすり替えたまえ。

バイク

2008-05-16 | Weblog
バイクに乗っていたら、いきなりエンジンがかからなくなってしまった。
キーを捻ってもプスンともいわない。
道端で工具を引っ張り出して、あちこち弄っても駄目。
ということはつまり、この、200キロの鉄の塊を押して帰るしかない。
バイクを押して歩くなんて、バイカーとして最高の屈辱である。
常日頃、人々に勇ましくバイクを操る勇士を見せ付けているだけに、そのイメージダウンは計り知れない、はずだ。
さて、どうしよう。
帰宅途中の学生にまぎれて、さりげなく自転車を押すようにして帰る?
無理。途方もない演技力と自己催眠が必要。  
しかもいったんタクシーで家に帰り、学ランに着替え、床屋でスポーツ刈りにしてから出直さなければならない。
遊んでいるヒマはない。
大通りを避け、裏道にバイクを押し込んだ。裏道を颯爽とバイクを押して走った。
知り合いの家の前をフルパワーで駆け抜けた。見られたらやっかいだ。
さらに人目を避け、坂道を駆け登った。
押して押して押しまくった。太ももがパンパンになった。
やっと坂道を登りきったら、近所のスナックのママの車が向かって来るのがチラリと見えた。
とりあえずバイクを放り出して隠れた。

電車

2008-05-07 | Weblog
「電車に乗ってフィリピンパブに行きませんか?」

と、Nさんから電話があり、断る理由もないので付き合った。
道中、長いので、電車内にビールを持ち込んで乾杯した。
タバコはダメだけど、ビールなら飲み放題だ。

軽く酔ったNさんが一方的に語り始めた。
 「珍さん、俺はね、日本人の女は嫌いなんですよ。俺は世界中を飛び回っているインターナショナルしか相手にしないんですよ。彼女達は本職のダンサーとして来日してくるから、スタイル抜群です。なにしろこの俺が、どこから足で、どこからケツなのか判別できない位だからね。うん、フィリピン人のタレントもいいけど、やっぱり俺は、ルーマニア。彼女達のスタイル、青い目が大好きでね。ちなみにルーマニア人と向き合うと、すごいですよ。オッパイが、ちょうど顔の位置にくるからね・・・  うわっはっは~!」

気が付いたら、隣りの席の女性が凄い形相で睨んでいる。
おまえら何がインターナショナルだよ、みたいな、あからさまに嫌な顔をして。
それにも気付かずNさんは、話をどんどんディープな方向へ進めていく。
Nさん、公共の場で・・ イカれてますよ。

Nさんの話は全然面白くなかったけど、何言っちゃってんのジジィ?みたいな顔をする隣りの女性が面白くて、笑いが止まらなかった。

お祝い

2008-05-02 | Weblog
fukaさんのお店のオープン祝いで、みんなで南大門さんに行った。
ダヒリより、fukaさん、K氏、Mさん、Eちゃん、珍さん。

焼肉、美味しかったですよー!

というより、fukaさんのお祝いなのに、誰も、彼に労いの言葉をかけなかった。
どうして焼肉屋にいるのか、僕も半分忘れていた。
でも大事なのは言葉より行動なんですね。言葉より一枚のタン塩ですよ。

そんなことで宴は、K氏の不幸自慢に始まり、K氏の不幸自慢で幕が下りた。