こんばんは
前回の報告から、随分と時間が経ってしまってすみません。
今回は、前回の報告の最後で戸田さんがおっしゃっていた
『接客マナーがなっていない人のところには、お客さんは行かないと思う。
とするならば、自分が何をアピールするかを障害者自身が
念頭においていくことが基本。』
と言うことについて、『自分を売り込む』と言うことの意味や
お客さんや同業者の方との関係性をどう作っていくかについて
お話しいただいています。ご覧ください。
また、前回の報告は
こちらをどうぞ
自分を売り込むと言うこと。
仕事をするということは、商品を売るのだが
その前に自分自身を売るということもどこかで繋がっている。
そのことがないと、ないないねだりの話しで終わっていく、結局は。
だからと言って、それ(自分自身を売り込むこと)をやったからと言って
成功する保証は何もない。全くない。
保証はないが、そのことを自分が求めていくことの中でやっていくしか
次は生まれてこないと思うし、そう言うこと抜きに言ってても何も始まらない。
自分が仕事を始めた頃は自力歩行をしていた。
だんだんと年を重ねてきて歩くことが大変になり、
松葉杖がないと歩けなくなり20年くらい。
車いすを使い始めて15年。
去年くらいで解散したのだが、うち(戸田写植)のお客さんとか
同業者6人くらいで積み立てをしながら、年に2,3回旅行に行くということを
やってきた。
当然だが、その時私(戸田さん)は車いすで参加する。
と、僕のお客さんが僕の車いすを運びます。
そして、僕の同業者が僕の車いすを押します。
普通だったら、そんな面倒くさいことはしないじゃないですか。
仕事のつきあいだけで充分なのに。
「なんで障害者の車いす押して旅行にいかないといけないの!?」
という話しになる。一般的な話しとして。
それが可能になって、現実として一緒に行くからみんな受け入れるわけだけれども
そう言うものを受け入れていくためには、仕事を通しての
それまでの人間関係を作ってきた蓄積があるから
「こんなん(旅行)やるからおまえも来うへんか?」って声もかかるわけだし、
声をかけた以上は車いすを押すことは基本的には声をかけた人は了解したうえで
やっているわけですからね。
お客さんが、そういうものになっていく(仕事上の「お客さん」の枠を越えるつきあい)ということ・・・。
それは、やはり人間関係を含めて作ってきた。
このような人間関係だとか、自分のもっているもの(障害)を
どうアピールしていくかなどを含めて仕事をやらないと。
とりあえず仕事に就けたら…ということではなく、
「持続・継続・発展」させていくと言うことになると人間関係の構築は大切である。
今回はここまでです。
次回の報告で、最終回になると思います。
近日中にアップ
しますので、よろしくお願いいたします。