みなさん、こんばんは
まずはお詫びです。座談会の記事、滞ってしまって本当に本当にすみませんでした
このかん、更新までの期間もあいだがあいてしまうことが多い中、多くの方にご覧いただいていること、本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。
文章としては短くても、あいだをあけずに記事を更新できればと思っています。
あらためまして、これからもよろしくお願いします。
さて、座談会の今回の話しのポイントは、前半は【手術に踏み切る時期について】後半は【レントゲンとMRIについて】といったところでしょうか。
それでは、ご覧ください。
参加された方々です
Aさん:3年前と2年半前に手術をされた方
Bさん:昨年手術された方
Cさん:昨年手術された方
Dさん:手術された方のご家族
Fさん:10年程前に2度手術をされた方
センター:センタースタッフ
Dさん
でも、前に会った時よりも(状態が)落ち着いておられるね、Bさん
Bさん
でもね、さっき言っておられたけど手術直後は(状態が)すごくよかったんですよ。でも、3ヶ月くらい経ったら具合わるーくなってきたんですよ。今は腰が痛くて、歩く練習にもならないんですよ。
僕は、こんなこと(障害者に関わる活動)をやっていたんで情報を持っているほうだったんですよ。だから、Aさんの話しを聞いて(脳性麻痺の)二次障害かなって思ったんですよ。実は、いろんな人が二次障害で歩けなくなって、だいたい1年くらいで寝たきりになる人が多かったんですよ。首の手術をした方もいたんですけど、今だから言えるけど、ボルトが外れて食道を突き破って死んじゃった人もおられて…
Aさん・
Dさん
こわいね~
Bさん
昔の(ボルトの)止め方って言うのは、両側から金具で止めるって感じだったんです。今は骨に直接止めてあるんですけど、昔はそういう(骨に直接止める)止め方をしなかったんですよ。骨の両側から…どう言うのかなぁ
Cさん
はさむ込むって感じで。
Bさん
そうです。はさむ込むって感じで止めてあったので、緊張が強い方は食道を突き破って亡くなられるというのがあって…。そういう話しを聞いていたので自分としては、(手術を)やりたくなかったんですよ。でも、Aさんが手術をされて見る見るうちによくなっていって、このやり方だったらいいのかもしれない…と思ったんです。
Cさん
(BさんにとってAさんは)実験台だ~
Aさん
あははは
Bさん
でも、AさんもCさんも(手術に踏み切るのが)早かったんですよ。(機能的に)できなくなってから手術するよりも、早ければ早いほうが回復が早いそうなんです。
Cさん
僕もそう聞いた。
Bさん
僕はダメだったんですよ。僕は、(状態が)悪くなるまでのスパンが長かったんですよ。歩けなくなってきたのが25歳頃から。いろんな症状が出てきて、完全に歩けなくなって(車椅子での生活が主になって、という意味で)10年くらい(経った)かな。今、訓練の先生と話しをしているんですけど、いろんなことがバタバターっとできなくなる時期ってありますよね。手術する数ヶ月前くらいから。
Aさん・
Cさん
うんうん
Bさん
(できなくなってから手術するまでの時期が)早ければ早いほど回復力はあるんだけど、遅ければ遅いほど回復しないそうなんです。
Dさん
それは、先生から聞いたことがありますね。
Bさん
で、僕は(今回手術したことによって)「どこまで(回復する見込みが立てられるか)?」という話しをした時に、「去年(2006年のこと【※座談会当時は2007年12月】)の12月頃かな?」といわれて、去年のいまごろまでしか回復しないんだな、と思っていたんですが。
Cさん
まだあの時は(2006年12月時点)全然歩けなくとは思ってもみなかった。
Dさん
病院の先生に「2007年いっぱいに手術をすればいいとは言われるけど、その間に歩けなくなることってあるんでしょうか?」って聞いたら「それは、ないでしょう」と言われたのに
Cさん
半年も経たないうちに歩けなくなってきて…
Dさん
これは何だ?と思ってねぇ…
センター
急に歩けなくなっていうことが想像つかないんですけど、どんな・・どう・・何と言っていいか…
Cさん
腰がうまく安定しない。立っていても、腰が安定しないから腰があっち行ったりこっち行ったりするんですよ。
Dさん
あのね、緊張っていうか歩く姿も、身体中が伸びきった感じで…腰をふらふらして、つながりながら歩いていくんですよ。
Aさん
(腰に)力が入らないというか、ストーンと地面に下がったような感じなんです。
Cさん
そうだわ
Dさん
私が思うのは、脳性小児麻痺の手の麻痺が進んだからなのか首のせいなのか分からないんですが、3~4年の長い目でみると、だんだん手先の細かいことがしにくそうに見えてきたんです。でも、ただ私は麻痺が進んでいったのか…それは首のせいなのかどうなのかレントゲン撮ってみてないから分からないけど。あの時から少しずつ…だったのかな?と思ったり。やっぱり、麻痺自体は年毎に麻痺の強さはひどくなっていくんですか?人によるんですかね?因果関係がわからないからね。
Bさん
人にもよるみたいですね。でも、僕も手術前に言われたんです。レントゲン撮って(状態は)2年前と同じだって言われたんです。レントゲンだけでは分かんないからMRI撮らないか?と言われて撮ったら「傷ついてるね。このまま放っておくとよくないから、別の病院行ってきて」と言われて行ってきたんです。
Dさん
でも、ずっと通院しているのにそういう前にMRI撮ってなかったことが今の医学でそういうこと有り得るのかなぁ?って。やっぱり普通、症状が出てきたらレントゲンでは見えない(ものを見るために)MRIは撮りませんか?
Cさん
そういうこと自体が分かっていなかったんじゃないの?
Dさん
じゃあ、レントゲンでは(症状の進行が)分からないの?
Dさん以外のみんな
レントゲンでは分からないんだよ~。
Dさん
じゃあ、MRI撮ってみようかという考えにはならなかったのかなぁ??
センター
たぶん、たぶんですけど、脳性麻痺の場合、緊張が激しいから動くじゃないですか。だから、手間がかかるから…というか、できればやりたくないというか。そういうのもあるんじゃないんですかね。
Bさん
うん、自分もMRI撮った時に睡眠薬使われたんです。
Cさん・
Dさん
あ~動くから。
センター
きれいに撮れないから
Cさん
俺も3、40分だったら絶対動かないってことないよ。
Aさん
自分は、筋肉注射されたけど(検査中に)効かなくて動いてしまって、MRI終わった後に効いてきて、意味ないじゃーんって。
Cさん
でも、今のは少しぐらい動いても大丈夫なんだと思うけどね
センター
大丈夫なんだと思うんですけどね。その辺、こだわりあるんですかね…動くみたいな。わかんないですけど。
Bさん
みんな睡眠薬使ってるね。
Dさん
そういうのもあって躊躇されるんですかね…先生って。
センター
そういうのもあるのかなぁって。
Bさん
でも、面白いことあったよ。手術してから、CTはこのまま撮れるようになったよ。
センター
このままって、車椅子に乗ったまま?
Bさん
睡眠薬使わずに撮れるようになった。
Dさん
よくなったってこと?動きがおさまったってこと?
Bさん
そうなのかなぁ。
Dさん
なんか不思議
Bさん
「CTはきれいに撮れました」「あぁ、そうですか」って。
センター
慣れ?
Bさん
分からない。
センター
レントゲンひとつにしても、ちょっと前までは押さえつけられるとかって感じなんでしょう。絶対に寝ないといけないというか。でも、今は車椅子のまま撮れるんでしょう。
Bさん
レントゲンは今、車椅子に乗ったまま撮ってもらってる。
センター
前は、絶対に寝なきゃダメって…。お医者さんの中に、レントゲンは絶対に寝てとらないといけないとか、MRIは絶対に動いちゃいけないとか、そういう思いがあるのかなぁって。
Bさん
自分が入院していた病院は、手術前の検査を全部車椅子乗ったまましてもらった。ベッドに寝ることは一度もなかった。
センター
ちょっと前までは、そういうことすらなかったよね。
Bさん
なかったね。