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希望の道

我が愛娘の記録です。

死にカタログ

2006-03-08 09:39:14 | 

死にカタログ


以前紹介したウンココロと同じ作者の本で、

を題材にした絵本です。

とかくを扱うとなると、
重苦しい雰囲気になったりしがちなところを、
力を抜いて、
死って何??
ということを考えている本です。

死のカタチ
死のタイミング
死の場所
死の理由
死のものがたり

という構成で、気軽に死に関して考えています。

自殺本のようにを勧めているわけではなく、
死は誰にでも訪れる。
それなら今歩んでいる人生を、自分なりに素晴らしく歩んで行こう!

という気にさせられる本です。

ウンココロと同様に、
力が抜けていてちょっと笑えるイラストと、
読み易い文章で、さらっと読めてしまいます。
にも関わらず、しっかりと心に残る部分があります。

死というものをそんなに軽く扱ってはいかん!!
という固い頭の方は見ない方が良いです。

独断評価:★★★★


ウンココロ

2006-01-18 18:34:01 | 
本屋を徘徊していたら、
面白そうな本を見つけたので、思わず買ってしまいました。


ウンココロ


タイトル通り、
ウンコ
について書かれた本です。

時に真面目に、時に馬鹿馬鹿しく
ウンコ
について説いています。

著者に藤田紘一郎氏が入って居ます。
またまたへんないきもの
を読んで、藤田紘一郎という人の存在を知った直後に、
この ウンココロ を読んだので、
おお!!
といった感じがしました。

またまたへんないきもの同様気軽に読める本です。


またまたへんないきもの

2006-01-12 10:23:02 | 
以前ここで紹介した
へんないきもの
の続編が去年出版されたようで、
早速買って読みました。


またまたへんないきもの


相変わらずのへんっぷり。
本当にいるのかどうか、
思わず疑ってしまういきものばかりです。
鼻から疑似餌を出す魚(名前忘れました)
はあまりにもへん過ぎ (ーー;)

最後は、我々人類の自然に対する振る舞いに関して、
深く考えさせられる文章も載っていて、
なかなかの良書と感じました。

いきものの
へんな名前
に関して書いてある部分は結構笑えました。
いきものの和名って結構いい加減ですね (^_^;)

気軽に読めて良い本です。

女王様と私

2005-12-09 11:25:28 | 
タイトルに惹かれて、
あらすじも見ないままに読んでみました。

真藤数馬は、44歳でひきこもりという、
どうしようもない人間。
そんな中、ある日、
女王様的な存在の12歳の少女に出会い、
いいように使われ始めます。
そして、猟奇的殺人事件に巻き込まれます。

概要はこんな感じです。

途中から、推理小説っぽくなり、
話自体は面白くなってきます。
でも、
主人公である数馬が気分悪い。
女王様の少女も気分悪い。
数馬の妹とされている人形も気分悪い。
登場人物のほとんどが気分悪い。
そして、最近、幼女殺人事件が続発しているだけに、
さらに気分悪くなります。

ただ、現在の日本の陰鬱な部分が
表されていることは感じました。



女王様と私


独断評価:★★

その日のまえに

2005-10-07 14:46:33 | 
本屋の店内を歩いていたら、
重松清氏の
その日のまえに
という本が目に付きました。

重松氏の作品は、
疾走
だけ読んだことがあります。


疾走


「疾走」は凄かった。
タイトル通り、まさに疾走するかのようなストーリー。
読んでいる最中も、読み終わった後も、
物凄い衝撃を受けました。
今でも、印象の強かったシーンは、
強烈に脳裏に焼きついています。

という記憶があったので、
「その日のまえに」
を何の迷いも無く買いました。


その日のまえに


「その日のまえに」は、
死を迎える人・迎えた人、そして遺される人・遺された人。
それぞれの思いを描いた短編集です。

「その日のまえに」は「疾走」とは全く違っていて、
衝撃を受けることはありませんでした。
ですが、素晴らしい。実に素晴らしい。
泣きます。
死の切なさを思い知らされます。
それと同時に、生きることへの活力を感じます。
読み終えた後、何ともいえない爽やかさが残ります。

「その日のまえに」は、私の、本年度ナンバーワンになりました。

覚悟

2005-09-09 10:12:06 | 
去年、イラクで銃撃されなくなった
戦場ジャーナリスト橋田信介さんの奥さん、
橋田幸子さんが書いた
夫婦として歩んできた日々の記録です。

本としては、構成がまとまっていなく、
思いついたまま書かれたような感じです。
でも、それが返って、
橋田さんの思いがそのまま伝わってくるようでした。

内容は、
橋田さんご夫妻の出会い、
長男の出産、
世界を渡る信介さんの人柄・引き起こす事件、
そして、銃殺されたときの状況、
モハマド君の救済、彼への思い、
などが書かれていました。

橋田さんの思いがストレートに伝わってくるので、
涙腺の弱い人はきます。
私は電車の中で読んでいて、
ちょっと花粉症のようになってしまいました。

こういった色んな被害者の方々の手記を読んで、
毎回思うのは、
国の人間って役にたたねぇなぁ
ってことです。
しかも、頭数だけは揃っている烏合の集。
という印象が、どうしても毎回大きくなっちゃいますね。

ま、国の人間どうのこうのは、
別の機会にまた書くことにして、
取り敢えずは、この
覚悟
是非、読んでみてください。

日本という国に対しての問題提起をする、
ひとつの参考書となり、
そして、
惜しい人を亡くしてしまったんだな...
と思わずにはいられなくなりますよ。


覚悟



盛田昭夫学校

2005-06-14 10:56:11 | 
プレジデントで二年間に渡り連載された
ソニーの創始者盛田昭夫と、その周りの人々の物語を
再編集、加筆して製本した本です。
上下二巻となっています。

盛田氏は、
米国のタイム誌で「20世紀の20人」に唯一日本人として選ばれた、
日本が誇る経営者です。

私は、プレジデントの連載を読むまで、
盛田昭夫という人物を知りませんでした。
しかし、読み進める内に、
盛田氏の偉大さ、器の大きさ、経営力、
そして圧倒的な人間的魅力に感銘を受けました。

ソニーは、名著「ビジョナリー・カンパニー」に、
ビジョナリー・カンパニーとして紹介されている、
日本が世界に誇れる企業です。
そこで紹介されているそのソニーの力は、
創始者である井深大と盛田昭夫の力とイコールなんだなぁ、
ということがよく理解できた本です。

よくわかりませんが、私は今まで、
ソニーという会社はあまり好きではありませんでした。
しかし、この小説の連載を読み、そして書籍で読み返すことで、
ソニーという会社が好きになりました。
今、ソニーは苦しい状況に置かれています。
つい最近も、トップの交代がニュースになりました。
でも、ソニーはビジョナリー・カンパニーです。
きっと、また世界で胸を張れる企業に復活してくれるでしょう。

日本人として、ソニーを応援したくなる、
そんな本です。

上に立つ人間に必要なものは何かを教えてくれる、
そんな本です。

敗戦後の劣等感の中、
世界に真っ向勝負を挑んだ戦士の生き様を知ることができる、
そんな本です。

なんだかソニーは日本人の魂、希望、夢そのもののような気がしてくる、
そんな本です。

頑張れ日本、頑張れソニー!と応援したくなる、
そんな本です。

※ 私はソニーとは一切関係のない人間です。あしからず。


小説 盛田昭夫学校 (上)


小説 盛田昭夫学校 (下)


子どもが育つ魔法の言葉

2005-04-20 11:44:57 | 
ひとつの詩を基にして、それぞれのフレーズごとに、
子育ての知恵を解説している本です。

皇太子様が引用したあの詩、と言えばわかるでしょうか。

この本は世界22ヶ国、日本でも120万部発行されている
ベストセラーです。

子供を育てるにあたって、
心に留めておかなければならないこと、
子供への接し方、
自分の振舞い方、
など、子育てにおいての理想とも言えることが、
わかりやすく書かれています。

子育ての本ですが、人間学とも捉えられる内容ゆえ、
世のあまねく人々に、是非読んでいただきたい本です。
この本をすべての人が理解、納得できれば、
昨今の、憤りを覚える子供への虐待などはなくなるはずです。

この本は一生を通しての愛読書となり得る素晴らしい本です。

私にはまだ子供がいません。
私に子供ができたとき、
この本を読み返し、思い出して、
親子ともに素晴らしき成長を遂げていきたいと思います。


子どもが育つ魔法の言葉


恋のからまわり

2005-04-12 12:27:23 | 
ばかばかしい本の紹介です。

男の性的な煩悩を綴った本です。
掲載されているイラストに非常に味があって、
そのシーン一つ一つを強力に印象付けています。

一つ一つは面白く、かなり笑えるのですが、
ほとんど共感できる部分はありませんでした。

かなりマニアックな事象を語っています。