今年6月に訪れた韓国の時代劇セット見学ツアーで、撮影しているのをとお〜くから見たあのドラマが、早くもcsチャンネルで始まった。
男優がコ・ス、女優がチン・セヨン。
主人公の俳優のどちらもそんなに興味がないのだが、興味が持てるかどうかを確かめたくて観てみた。ツアーの時に引率してくれた女性も「コ・スがどうして抜擢されたか疑問」。彼は「華がない、オーラがない」などと勝手な思い込み?で私と意見が一致した。しかし監督は「チャングムの誓い」「トンイ」「馬医」など、時代劇の巨匠イ・ビョンフン。脚本は、イ・ビョンホンと、ソン・ヘギョが主演した「オールイン」や漢方医の「ホジュン」などを書いた人。
朝鮮王朝の政権争いがからむ中の、「チャングム」と同じように健気に生きていったひとりのヒロインが中心のサクセスストーリー。かなり筋書きが面白そうな全50話のドラマ。毎週2話続けての放送ですでに次回が待ち遠しい。
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日本の昔の映画やドラマには、制作する側のポリシーやメッセージに感銘する作品が多かったように思う。もう時代が違うのだろうし、今は興味のそそる面白いことの選択肢が多いからだろうか。韓流ドラマで日本のとは違うと感じるのは、シリアスな歴史ものにも必ず男女の恋愛を挟んで、人間的な部分が視聴者の感情を揺さぶっているところ。これで特に女性の視聴率がアップするのだろう。韓流ドラマを見尽くしている私の戯言に最後までお付き合い下さった方に感謝