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〜かたることばが歌になる風になる〜

風が爽やかな一日の中で中国ドラマ「星漢燦爛」

二日前、お月様が見えたベランダのガラス窓を開けると
今日は、エアコンを着けなくても気持ちの良い風が入る一日で
お昼ギリギリにカーブスに行って帰ってから
扇風機をかけながらまたドラマ鑑賞でした。

韓国ドラマは、生活スタイルなのか国民性なのか「差別意識」が満載で
少しでも自分より立場が下だと思うと、特に現代ドラマに多いですが
その虐げ方が半端なくて、卑屈感満載のドラマ運びに徐々に嫌気がさし
そういった内容の物は観なくなりました。

その観点から見ると
中国ドラマは、現代物はたまに興味を引くものもあるけれど
壮大な国土を舞台に、大草原や砂漠の中近東の辺りはエキゾチックだし
ファンタジー時代劇、歴史時代劇の役者さんの衣装の生地の美しさや
それを纏う美男美女の俳優陣や調度品やセットも
お金のかけ方が違ってスケールが大きい。

ワン・ホーディーの「俺様的」魔王ぶりに惹きつけられた
「蒼蘭訣〜エターナルラブ〜」と同時進行で観ていた
「星漢燦爛(せいかんさんらん)Love Like The Galaxy という大河ドラマ。

★「星漢(Galaxy)」は「銀河」、「燦爛」はさんざめくという意味。
「銀河のような恋」と訳すのでしょうか。
中国ドラマのタイトルの漢字も、日本人の私にとっては
興味が増す一つでもあります。

生家のしがらみを抱えたヒロインと
復讐に生きる若き将軍が織り成す大河ロマンス。
家庭環境に恵まれなかったヒロインが
一族や婚家で起こる様々な問題を乗り越えて、婚約者と愛を育んでいく
二部に分かれている56話の長編ドラマです。

大好きなウー・レイ(呉磊)が扮する、凌不疑(リン・ブーイー)という
気骨があって男らしく、いつも毅然としている孤高の将軍は
国の武器を横流しして不正をしている、ある輩の罪を暴き
真相を明らかにするため奔走している正義感ある武将だが、お家事情は複雑。
父親が妾を二人作って、そのために実母は心を壊してしまい
息子のことも判別できないという、孤独な青年武将です。
 

童顔で、中国では「中国の弟」と呼ばれるウー・レイ
自分の隊を引き連れていく時の騎乗のリン・ブーイーは
とても24歳とは思えない凛としたオーラの佇まい。

両親が戦に駆り出されて遠征している間、祖母と叔母たちに冷遇されてきた
程家の一番下の女の子程小商(チョン・シャオション)
目まぐるしく変わるような感情表現が抜群に上手い
チャオ・ルースー(逍露思)が扮していて、まだまだ子供なんだけれど
機転が利いて度胸のある女子で、ある出来事をきっかけに
彼女に一目置くというのか「一目惚れ」してしまう凌不疑(リン・ブーイー)
ほかに2人の男性からも想いを寄せられます。

ある県に県ぎ(知事みたいな役職)で赴任する叔父に同行中の
シャオションが匪賊に襲われますが、彼女の危機を知ったリン将軍は
猛烈な速さで駆けつけて、その族を殲滅(せんめつ)させます。
しかしこの時、その前の戦でリン・ブーイーは胸に矢を受けたままでした。
矢を抜くには胸を切り開くしかない。
しかし医者は抜き取った後の縫合する技術がないという。

シャオションは、自分のつけていた首飾りの頑丈な糸に
リン将軍の胸に少し見えている、矢の先端をひっかけて矢を抜きます。

相当な痛みで、現代なら麻酔をして抜くだろう
その痛みに耐えるリンブーイの武将魂と
血にまみれている状況に怯むことなく
彼の矢を抜いてあげる彼女の度胸。

切迫したシーンに、観ている方も固唾を飲むようでしたが
リン将軍は、彼女の咄嗟の知恵と度胸に
益々惹かれたという表情が溢れていました。

こんな緊迫した状況下での、リン将軍に付いている二人の武将のやりとり。
将軍の行動が、全てシャオションへの好意からだということに気づかない
唐変木な弟分のとぼけた呟きに、兄貴分が怖い顔でツッコミます。
何故そう言われるのかが理解できない、おとぼけた弟分への
リン将軍の返答も入り、3人だけの会話のシーンがクスッと笑えます。
シリアスな中の行き過ぎないユーモラスな会話が良い。
NHKの大河ドラマも、こういった余裕ある描き方があると
視聴率も上がるだろうに、、、。

そんな中、叔父に同行する彼女を追ってきた楼家の楼ヤオ という
名家の優しい男性の積極的な行動にほだされた
まだ子供のシャオションは、彼と婚約する運びになりました。
戦に遠征していた両親の
特に母には愛情を注がれていないと思っている、母親との心のすれ違いで
積極的に自分に愛情を見せる楼ヤオ に絆されたのは
至極自然な流れのように見えます。

両親は、リン将軍が自分の娘に好意を抱いていることに気づき
立派な武将に嫁いでほしいと願うのですが
シャオションは聞き入れません。

リン・ブーイーは、戦に明け暮れて血なまぐさい自分より
楼ヤオと一緒になる方が彼女は幸せだと思い
自分の想いを封じて見守るという
ちょっと切ない運びのあたりを観ているところです。

この後どういう流れに展開していくのか
このドラマは二部形式になっているかなり長編ですが
更新が待ち遠しいドラマです。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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