東北を襲った未曾有の大災害。
地元が思いっきり震災地になってしまい、ニュースで流れるのは馴染み深い地名ばかり。
そこは行ったことのある場所、友達の住んでいる場所、自分がいたところ。
震災直後は、ただ茫然とその映像を見ていました。
少し落ち着いた今、泣きそうになりながら映像を見ています。
そんな中、ずっと連絡の取れなかった友人から「元気だよ、みんな無事」とのメールがきました。
本気で泣きそうになった。
無事でよかった。
本当によかった。
彼女は今まで避難所にいたらしいです。
だから連絡ができなかった、と。
でも、みんな無事だから大丈夫だよ、とメールが来てすごく安心しました。
そしてもう一人。
幼馴染が、若林区荒浜の近くに住んでいました。
彼女は、家の近くまで津波がきていたとか。
地震翌日、明るくなってから周りを見回したら隣の家が半壊していて、ものすごい潮の香りがした、と。
彼女の家は無事だったのですが、彼女の親戚の家や友人の家はなくなっていたそうです。
そして、そんな家を無くしてしまった人たちが避難所に集まってきたので、彼女は避難所に行くことも避難所で配給を受けることもできなくて困っているんだそうです。
「家があるんだから」という理由で。
食糧も水もないのに、「家が無事だから」という理由で配給を受けることができないなんてこと、あるんですね。
幸い車があったので、走り回って何とか入手できたけど、今はその車もガソリンがなくなって身動きがとれないそうです。
電話で「卓上コンロのガス缶がほしいよ~」と言われたけど、それ、東京でも売切れてしまって手に入らないんだよ~~。
手に入っても、送ってあげる手段がない。
ごめんね、ごめんね。
何もしてあげられなくて、ごめんね。
仙台に行けるようになったら、すぐに会いにいくからね。
みんなに会いに行くからね。
欲しいもの持って、会いに行くからね。
だから、それまでがんばって!
お願いだから、がんばって!