丸刈りらいおんのしっぽ。

見た映像の感想や聞いたものの感想などをつらつら綴ってます♪

日本が向かう先の先を見据えた 『アルキメデスの大戦』

2019年08月19日 | 映画&DVD~☆5☆~
戦争映画は苦手だけど、この作品は惨い描写もなかったので(最初の戦艦大和のシーンはちょっと苦手だったけど)見てきたら・・・

自分の思ってた結末とは違って
最後めちゃくちゃ唸ってしまった・・・

良い意味で!



ざっくりな内容は、大型戦艦を作る事に意欲的になってる海軍の上層部に反対した海軍少尉・山本五十六が、何とか大型戦艦「大和」の計画を中止させる方法はないかと考えた結果、「大和」の建造費が大幅に安い事にもしかしたら建造費をごまかしてるのでは??と疑問を持ち始め、その気の遠くなる費用算出作業を、100年に1度の天才と謳われた数学者に、2週間で計算して欲しいと頼むんですね

櫂直(かい・ただし)を演じるのが菅田将暉さん
そして山本五十六館ひろしさん
※山本五十六は役所広司さんのイメージが強かったけど、館さんの五十六もよかったです!
櫂の直属の部下で櫂の身の回りを世話する田中正二郎柄本佑さん
海軍技術研究所所長・平山忠道田中泯さん

「大和」に関する資料を機密機密と一切見せてもらえず、ならば実際の戦艦に乗り込んでメジャー1本ですべてを計測してそこから「大和」の全体像を掴もうとすると、最初はただの数学バカで無礼者だと櫂を毛嫌いしていたけど、あまりの計算の速さと頭の回転の凄さと実は真っ直ぐな心を持ってると知ってから櫂を慕い始める田中
この2人がどんどん「大和」の全貌を数字で突き詰めていく流れから目が離せなかった
わくわくしたよ!!

その爽快さとは全く真逆で、目先の事しか見えていない上層部と、ちょっと先が見えて欲を隠し持つ山本五十六と、さらにその先の先を見越しての平山忠道の心の内は暗いというより怖かった・・・
ただただ怖いなぁ・・・と思った

ただの建造費水増し追求だけでは終わらなかった最後にめちゃくちゃ驚きと、「大和」を見つめるの涙に何とも言えない気持ちになります・・・

ただの戦争映画ではなかったです

昔のゴジラは町を破壊しまくる描写がメインだったけど「シンゴジラ」は官邸内部の描写を中心に描いていたのと同じ感じで、戦争によっての悲劇というより戦争が起こる事を想定しての内部の描写がとても丁寧に描かれてました

日露戦争に勝利して日本を強い国だと信じて疑わない国民
また戦争が起こると想定して動き出す軍人
その戦争で勝利すると信じて疑わない上層部
そして・・・負けると想定して戦艦を作ろうとする海軍技術研究所所長の真意

所長の
「日本人は負け方を知らない・・・」
って言葉が突き刺さりました

戦争映画が苦手な方でも大丈夫だと思います
櫂と同じ目線で2週間駆けずり回って、会議の日を早められてしまうという暴挙に打ち勝ち、最後の所長の言葉を聞いて下さい!!

戦争は怖いんだ!!という植え付けも大事かも知れない
でも小学校の時に見た映像でトラウマになる子もいるんだよ、私がそうだったから・・・
なので夏のこの時期はちょっとでもそういう描写が流れてると本当に縮上がってしまうんです・・・
自分に子供が居てたら「火垂るの墓」ではなく「この世界の片隅に」を見てもらいたい
そしてちょっと成長したらこの作品を見てもらいたいと思った、そんな映画でした!

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玉城ティナちゃんが超絶可愛かった 「Diner ダイナー」

2019年07月05日 | 映画&DVD~☆5☆~
蜷川実花さん監督作品なので正直期待はしてなかったけど、この人の作り出す色や背景は大好きだったので目の保養にと見に行ったら

めちゃくちゃよかった!!



幼い頃お母さんに捨てられた記憶から、人を信じれず人からも信じられず自分の存在意義がわからずただぼんやり生きてきたオオバカナコ

そんな彼女は、ある日1枚のハガキを見てメキシコに行きたいと思うんですね!

このハガキの写真が、私の大好きな蜷川実花さんの写真集に出てくる景色に似ていて凄く引き込まれた!!


そのお金を稼ぐため、危ない仕事をしたことで「Diner」に売り飛ばされたカナコは、元殺し屋で天才シェフ・ボンベロ(藤原竜也)のもとで働かされることに・・・

ここどこの国?
時代設定はいつ??
食材の仕入れ単価って一体いくらかかってんの???


突っ込み所しかない「Diner」の店内と内装の鮮やかさに度肝抜かれてると、そこにやってくる殺し屋の方にもっと驚かされます

藤原竜也さん 
彼しかボンベロをできなかったと本当に思った
叫ばせたら右に出る者なし
素っ気無いし怖いんだけど確実に守ってくれるという安心感が滲み出てた
相変わらずカッコイイぜ

玉城ティナちゃん
もうめちゃくちゃ可愛かった
ウエイトレスの衣装が超キュート
最初は消え入りそうな感じから、生きていこうと前を向く力強さに変わっていく過程が本気で応援したくなったよ!

窪田正孝さん
優しいだけじゃ終わらないよなぁ・・・ってかそれで終わったら勿体無いよ!!
最後の発狂っぷりは凄かった!!上手いなぁ・・・

本郷奏多さん
実写化が無理!!って作品によく出演されてますが、本当に何にでも化けれる違和感の無さが素晴らしい

土屋アンナさん
やっぱりキレイ
和風な衣装でちょっと下衆っぽくて荒くれな殺し屋を見事に表現されてた
テーブルの上を全部ひっくり返しそうだなぁ・・・と思ってたら、まんまやってのけたからイメージ通りでびっくりした
蜷川作品の色に一番近い人だと思う

真矢みきさん
いい女な役や丼作ってる役もいいけど
やっぱりこういう真矢みきさんが見たいんだよ!!
金髪に黒いスーツに帽子斜めにかぶって銃構える姿がめちゃくちゃかっこよかった
従えてる舎弟たちも女性軍団でまさに宝塚
恐らくナンバー2であろう真琴つばささんもかっこよかった!!!

小栗旬さん
まさかの出番少なさに
「人間失格」の番宣かと思ったよ・・・

斎藤工さん
ちょっとの出番なのにインパクト強かった
男前が狂うと本気で怖いよ
さすがだわ・・・

設定は突飛だけど、物語は(原作は読んでないので知らないけど)そんなに深くも濃くもないです
でも出てる役者の方々が
この作品ではそれぞれの持ち味を最高に活かせてる
という点が素晴らしかった

最初にやってくる武田真治さん演じるブロは肉体美披露しまくるし、品川徹さんの教授役も似合っていた
そしてオオバカナコの幼少期シーンで角替和枝さんが出てらしてちょっと泣きそうになった・・・

この作品は絶対に映画館で見てほしいです
背景と色彩と爆音を大画面で味わって頂きたいから!!!

それぞれの殺し屋のバックボーンも曖昧だし、ボスがどういったいきさつで殺されたのか、東西南北を仕切るそれぞれのトップの背景も、最初に出てきた斎藤工&佐藤江梨子は一体何をやらかそうとしてたのか全てが不明なまんま・・・なんだけど深く考えてはいけません!!
1つのぶっ飛び娯楽作品だと思えば、これほど楽しいものはないよ!!
久し振りに帰り道で
「あ~楽しかった・・・」
と声に出して言ってたわ

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1990年代の曲に浸れる 「SUNNY 強い気持ち・強い愛」

2019年06月16日 | 映画&DVD~☆4☆~
22年ぶりに再会した友達は末期がんで余命1ヵ月・・・
そんな彼女の最後の願いは高校時代ずっと一緒だった友達ともう1度会う事だった



最初、1990年代の女子高生たちが踊り出す辺りで
あっこういうの苦手
と思ってしまった私・・・
「ラ・ラ・ランド」の高速で踊るシーンに何か似ててちょっと苦手だった・・・けど広瀬すずちゃん登場でちょっと面白くなってきて  山本舞香ちゃんの綺麗さに引き込まれ 1990年代の音楽に載せて輝きまくってる女子高生の世界にズブズブ嵌ってました

女子高生時代を演じる役者さんが、成長してからを演じる役者さんに結構近づけてるのが凄いと思った

広瀬すずちゃんは篠原涼子さんになり
山本舞香ちゃんは板谷由香さんになり
小池栄子さんは貧乳からGカップへと豊胸してる設定に笑い、そして相変わらず美しくて面白 く
ともさかりえさんは本当にこういう役が上手い!!
そしてちょっと年齢が下がるのは仕方ないけど、大好きな渡辺直美ちゃんもよかった

そんな中、個人的に一番素晴らしいと思ったのが
小野花梨さん
この崩れっぷりと狂気を通り越して最後は何て悲しいんだろう・・・とまで思わせた彼女の演技は本当に凄かった

田舎から越してきた奈美(広瀬すず)は、初日から完全に今時女子高生からは浮いていたんだけど、そんな奈美に初めて声をかけてグループに入れてくれたのがリーダー的な存在の芹香(山本舞香)

一番輝いていた時代を過ごした6人は、ある事件をきっかけにつるまなくなってしまうんだけど、芹香の病気がきっかけで奈美は他の4人の居場所を探します

末期ガンという重い設定なんだけど暗さはなく、忘れかけていた青春時代を思い出し、それぞれが問題を抱えつつも前に進もうと思わせてくれた芹香からの最後のプレゼントにちょっと感動

お話はちょっと上手く進みすぎだし結構突っ込み所満載なんだけど、この時代にルーズソックス覆いてた世代は流れる音楽に涙出るんじゃないかな・・・

すでに私の脳内はずっと小沢健二が流れてるしね・・・



今回も大根仁監督が1990年代設定に細部までこだわって作ってるとのこと、当時の雑誌や小物で溢れかえった教室は見応えありました!
ブルセラとかオヤジ狩りとか久し振りに聞いたわ

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SEX描写はまさにAVだった 『娼年』

2019年06月07日 | 映画&DVD~☆4☆~
大学生活にも女性との付き合いにも、とにかく何に関しても無気力で、毎日バイトに明け暮れていた領(松坂桃李)が、会員制クラブ「パッション」のオーナー静香(真飛聖)と出会った事から彼の生活は見違えるほど刺激的になっていく



「パッション」とはボーイズクラブで、個別に女性たちの相手をする出張ホスト的なお仕事なんだけど、時には要望に応えるべくSEXも含まれてたりするんですね
※まぁほぼ毎回なんだけどね・・・

いろんな女性と会う度に、彼女たちそれぞれに秘められた欲望を見せられ、あれだけつまらないと思っていた女性という存在にどんどん惹きこまれていき、もっとも神秘的なオーナーの静香に想いを寄せるんだけど、彼女には彼とSEXできない理由があって・・・

いろいろ書くと壮大なお話っぽくなるけど
ひたすら桃李くんがSEXしまくってます・・・
ほんとSEX三昧・・・


とにかく描写がエロ過ぎる

これ映画館でやる意味って・・・
見てるほうもどんな顔していいかわからんわ

上品な女性がいきなり激しさを求め出したり、知的な女性が実は自分の放尿を見られる事に快感を覚えるとか、旦那さんが酷くされてる妻を見ることに興奮するからと陵辱プレイの依頼だったり、70代の老女のお相手だったりと、とにかくいろんなプレイ満載です

でも領の母に対する思いや、母が実は娼婦だったという話も出てくるので最後はちょっと切なくなりました

松坂桃李さんの体当たり演技は本当にすごかった
この人本当にすごいわぁ・・・

女優さんたちも、脱ぐ方と脱がない方は分れてますが、みなさん本当に凄かった
こんな作品がどんどん出てきたら本物のAVは廃れてしまうんじゃないかとさえ思いました、だって演技は上手いし顔はイケメンだしエロはすごいんだから

このお話見て、昔読んだ一条ゆかり先生の漫画思い出しました

この漫画もいろんな女性と会う出張ホストのお話で、最終的には自分の彼女のお母さんと本気の恋に落ちて~という結末なんだけど、やっぱり一条ゆかり先生なので、凄く切なくてちょっぴり笑えて最高のお話でした

江波杏子さんの最後の作品という事もあり見ましたが、本当に美しかったです
昔のこの方の作品を見たら
息をのむほど美しいってこういう時に使うんだなぁ・・・と思わせるほど綺麗でした

松坂桃李さんのいろんな描写を見たい方は是非!!
でもどうか家族では見ないほうがいいと思います・・・


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「娼年」

2019年06月06日 | 映画&DVD~さ行~
娼年(2018年)

<監督>
三浦大輔
<キャスト>
松坂桃李
真飛聖
冨手麻妙
猪塚健太
桜井ユキ
小柳友
馬渕英里何
荻野友里
佐々木心音
大谷麻衣
西岡徳馬
江波杏子


とにかくSEX描写が凄いです!!
やってやってやりまくってます
かなり上質なAVという感じ

そんな中に最後ちょっぴり切なくるお話に


個人的総評・・・


感想はこちら→
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