丸刈りらいおんのしっぽ。

見た映像の感想や聞いたものの感想などをつらつら綴ってます♪

2人の美女が肥満のばばぁを奪い合う 『女王陛下のお気に入り』

2019年02月17日 | 映画&DVD~☆4☆~
オリビア・コールマンをばばぁと表現して申し訳ない

食欲と性欲にひた走り、外見はいい年こいたおばさん(女王だけど)なのに中身は子供・・・
でも女王・アンのその食欲も、彼女を叱咤激励する世話係・サラを信じて疑わない依存も、すべて理由があったんだなぁ・・・と思うとちょっと可哀想になる

そんな女王と、女王の幼馴染みで唯一の側近サラ(レイチェル・ワイズ)
そこへやってきた貴族から没落したアビゲイル(エマ・ストーン)

権力を手に入れるべく2人の美女が女王を奪い合うしたたかな戦いが繰り広げられる物語



サラ(レイチェル・ワイズ)女王(オリビア・コールマン)はできてるんだよ・・・
まぁそういう仲だから、女王はサラの言いなり
とにかく女王は気持ちが不安定で過食で痛風で糖尿で・・・
見てくれもよろしくないのでさらに不安定になるという悪循環

そんな女王に結構厳しく接するサラは、女王の世話に予算の取り決めに会議に出席と全部1人で回してる姿はカッコイイ
そんな知的で美しいサラと対照的な可愛らしい女中・アビゲイルは、サラと女王の秘密を知って自分も身体とテクを使って女王に近づくんですよ・・・

エマ・ストーンの乳見れた事がこの映画の唯一の収穫かな?

サラ役のレイチェル・ワイズのカッコ良さと、エマ・ストーンの小悪魔的な可愛さが全面に出てるよ

贅沢三昧な宮殿では馬鹿げた余興に男達の滑稽な化粧、宮殿の外では戦争が起こってるとは思えないこの温度差・・・

ざっと見るとバカげた作品なんだけど、こんな人たちに従わないといけない国民の悲惨さを考えると怖さすら感じる・・・
外の世界では娼婦たちも居るんだけど、宮殿の世界と外の世界があまりにも違いすぎてそういう風刺の意味もたっぷり込めたんだろうか?

映画館で見たので、宮殿の中は煌びやかで素晴らしく、音楽もとても美しく、映像としては見てよかったと思いました

ただ最後
さぁこの終焉をどう受け取るのかは君次第だ!!
って丸投げされたような終わり方だった

いや答え教えてくれよ・・・
コメント

安定の池井戸ワールドだった 『空飛ぶタイヤ』

2019年02月12日 | 映画&DVD~☆5☆~
池井戸潤さんのドラマはすべて見てるので、この作品も同じ感じで見れた



そりゃ人間だから自分の事、自分の家族を守る事、社会的地位にお金にと欲まみれなんだよ・・・
だってそれが人間だもの

それを犠牲にしてでも(映画だから犠牲にはならないんだけどね)貫き通す人としての感情や心情が赤松社長(長瀬智也)にはあったという話

映画だから、できすぎな流れもあるけどその中でも心に響く場面が多かった

赤松社長の奥さん(深田恭子)が、子供のいじめを阻止する為にネット上の書き込み相手をクラスメイト全員の家を回って探したり、顔の見えない相手と戦うのは馬鹿らしいと突っぱねたり、本当に素晴らしい正論

そんな実名も出せないような奴と戦う必要も価値もないんだよ・・・

人が亡くなった事故なのに、情報として流れてくるのと実際に被害者家族に向き合うのとでは受け止め方が天と地ほどに違ってくるという事や、自分の責任ではないけど人を死なせてしまい運転できなくなってしまった運転手など、要所要所でめちゃくちゃ心にぶっ刺さるシーンが多かった

いつも思うのは、自分がやってきた事は必ずしっぺ返しがくるという事
何かを隠そうとすれば嘘で塗り固めないと駄目になってくるし、そうすれば必ずボロが出てくる
これを心に留めておくと、人には意地悪しようとも思わないし、自分の命を使い切るまで人に対しても自分に対しても嘘のない誠実な気持ちで接したいと思うのだ

綺麗ごとかも知れないけど、やっぱりそういう風に生きたいなぁ・・・と思わせてくれる作品でした

出てる役者陣がめちゃくちゃ豪華で、逆に
長瀬さんこんなに下手だった??
って思ってしまいました
スクリーン映えはするんだけど、セリフがいまひとつって感じだった、あくまでも個人的な意見ですが・・・

空飛ぶタイヤ 上下合本版
池井戸潤
講談社
コメント

ラノベが凄く好きだった『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』

2019年02月02日 | 映画&DVD~☆3☆~
綾瀬はるかちゃん大好きだし、万能鑑定士Q シリーズも大好きだったので楽しみに見たんだけど・・・

楽しみに見たんだけど・・・



原作を初めて読んだ時、(相撲シールがでてくるやつです)学生時代そんなに賢くなかった(むしろおバカさんだった?)凜田莉子ちゃんが天才になる過程や、人を見て瞬時にすべてを推察する能力の高さが面白く一気に好きになった

映画は全くの番外編だと見れば楽しめるけど、どうしても原作と比べてしまい、私のイメージしてた小笠原が松坂桃李くんだとちょっと小奇麗すぎたし謎も深くもなく展開もちょっと見えたなぁ・・・ってところが残念だった

いつも元気炸裂な役の多い綾瀬はるかちゃんのちょっとおとなしい感じは、見れてヨカッタかな?

かなり前に見たのに忘れてて備忘録的にUPしました

万能鑑定士Qの事件簿 文庫 全12巻完結セット(角川文庫)
松岡 圭祐
角川書店(角川グループパブリッシング)


原作は本当に面白いです!!
コメント

「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」

2019年02月01日 | 映画&DVD~は行~
万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-(2014年)

<監督>
佐藤信介
<キャスト>
綾瀬はるか
松坂桃李
初音映莉子


小説とは別物だと思うと楽しめる
綾瀬はるかちゃんはやっぱり美しい


個人的総評・・・

感想はこちら→
コメント

人と触れ合うことの大切さを教えてくれた『あん』

2019年01月31日 | 映画&DVD~☆7☆~
この映画、公開当初は全く興味がなかった・・・

先日、テレビで樹木希林さんと市原悦子さんの追悼番組を見て急に興味が沸いて見たら・・・

めちゃくちゃ良かった!!
思ってたのと違ってた!!




過去の諸事情で「どら春」を継いで、毎日どら焼きを焼いている千太郎(永瀬正敏)の店に、ある日老女(樹木希林)がやってきてバイト募集の張り紙を指差し、雇ってほしいと言ってきた

千太郎は最初は断るも、次の日もやってきたその老女・徳江が置いていったアンコを食べ、あまりの美味しさに徳江にあん作りを任せる事に

徳江のあんのおかげで「どら春」は繁盛するんだけど、徳江の素性が噂され店の客足は減っていき、事情を知った徳江は身を引き店を去る

昔、何かの漫画で「らい病」を見た事があって、その漫画では鼻が溶けた人が描かれてた
見た当初は架空の病気かと思ってた・・・

特殊メイクで樹木希林さん演じる徳江の手はこぶがあって指先も使いづらそうなのです

見終わって時間見たら2時間くらい経ってた事に驚いた

あっという間のような気がして、あんの世界に入り込んでた

ずっと隔離施設で過ごした徳江さんの人生が、樹木希林さんの表情・仕草・語りを通して、どれだけ人と関わりたかったか、自分が辛い分どれだけ人や植物やそして小豆の声を聞いてきたかが痛いほど突き刺さる

樹木希林さんの出てらっしゃる作品はいろいろ見たけど、この「あん」は今のところぶっちぎりの1位だ

噂を流した人が悪いとか、病気の何があかんの?とか、らい病の人が言い方悪いかもだけど可哀想とか、そういう事じゃなくて
人は何者になれなくても生きてる価値があるんだよ
という言葉に
徳江さんの桜を愛でて鳥の声に耳を傾けお月様を見上げる姿に
今を、この瞬間を必死に生きなきゃとあらためて教えられる

千太郎役の永瀬正敏さんも最高に素晴らしかった
無口でとっつきにくそうなんだけど、この人は徳江さんに出会えたことで自分の生き方を掴めたんじゃないかな?
最初は嫌々焼いてたどら焼き、最後は最高の笑顔で売る姿への変貌は見事だった

樹木希林さんのお孫さんの内田伽羅さん
柔らかい雰囲気と初々しさで物語にしっくり嵌っていて良かった

そして初めての共演が最後の共演になった市原悦子さん
徳江さんと同じ施設で過ごしてるお友達なんだけど、少しの出番なのにその語りと徳江に寄り添う姿と存在感が凄かった

派手さも明るさも無い作品です

でも何で生きてるんかな?
このままでいいんかな?
もしそう思っていたら、是非見てほしい映画です

隔離施設で外部の人と関わる機会が少なかった徳江さんの目を通すと、桜の花びらも緑の木々も鳥のさえずりも日常当たり前の景色がとても大切なものに見えてきます

当たり前な日常に感謝できるかも知れません

あん
河瀨直美
メーカー情報なし
コメント