千歳山研究所

ふるさとの名山、千歳山に思いをはせる野鳥写真初心者

スピッツさん 「不思議」

2011年11月08日 | スピッツ

「不思議」はアルバム「さざなみCD」に収録されています。

名作の誉れ高いアルバムです。

この曲をウォークマンで聞きながら歩くと、ちょうどよいきびきびした歩きになるので、

自分で勝手に「不思議マーチ」と名づけています。

 

メロディのハイトーンはこの曲に始まったことではありませんが、

サビの3回目と4回目の間の「(はぐれ鳥追いかけていく~)う~ううう~」のところと、

4回目の「不意にぶつかる」の「不意に」のところは、参りましたと言わざるを得ません。

羨望といいましょうか、ねたましいといってもいいような見事な歌いっぷりです。

 

 

曲のタイトルが「不思議」ですが、では、一体何が不思議なのでしょうか。

 

いま、なに食べたい? → おでん → あっ、一緒だ

好きな色は何色? → 色? うーん、緑色かな → ああ、また一緒だっ

ねえ、雨上がりって好き? → いいねえ、好きだよ →あああ、また一緒だあっ

というふうに、ラブラブな君と僕は考えることがいつもシンクロしちゃいます。

そして君の「絵になるスマイル」で、僕はメロメロ。

それはあたかも、さわやかな春のそよ風に吹かれて、

その心地よさに現実を忘れてぼーっとしてしまうように……。

 

まあ、周りから見れば「それが不思議かよ、ケッ」っていうようなことですよ。

でも、恋するふたりには、その何でもないことがまさに「生きた証」だと。

とりわけ「僕」は、これまで引きこもりとも言えるような硬派な日々を過ごしてきて、

いきなりこれですから、「恋はブキミ」ということになるのも無理はないでしょう。

ついつい「わざとよけ」たり「不意にぶつか」ってみたり、

小学生のような愛情表現もしてしまいますよね。

 

「シャレたとこはまるで無いけれど」、「憧れた場所じゃないけれど」なんて

謙遜というか自分たちを卑下しているようなことを言ってますが、

つまるところ、こんなハッピーですみませんっていうことでしょう、結局。

 

「君で飛べる 君を飛ばす」って、受け取り方はいろいろあるかもしれませんが、

男女のまぐわいによるエクスタシーのことでしょう、このスケベ。

はあ、いいですね、「はぐれ鳥を追いかけていく」がごときの交接、

どういう例えかよくわかりませんが、若いときはそうでなくっちゃいけません。

 

 

若い人に、「何なんだ? 恋のフシギ 生きた証」という恋をしてほしいなと、

このマーチを聞きながら、切に願う53歳でした。

 

 

最後に「ふしぎ発見!」

 

おしまい

 



最新の画像もっと見る