千歳山研究所

ふるさとの名山、千歳山に思いをはせる野鳥写真初心者

スピッツさん 「稲穂」

2011年09月08日 | スピッツ

  

「稲穂」は2001年12月発売のシングル「さわって・変わって」の4曲目です。

また、2004年3月発売の「色色衣」にNEW MIXとして収録されています。

シングルとアルバムを聞き比べても、私の貧乏耳では

差を感じることができませんでした。シングルのほうが少しボーカルの

エコー(リバーブ)が強いのかなという気がしたぐらいです。

 

イントロなしに歌が始まります。

が、歌の直前に軽~いブレスを聞くことができます。

もちろんファンのために意図的に残しているものでしょう。

(このブレスはアルバムのほうが若干はっきりしています。)

 

生ギターがきびきびとしたストロークを刻んで、リズム隊が合流してからも、

躍動感のあるベースと軽快なドラムがいいテンポで歌声を乗せていきます。

明るく朗らかな青春ソングですね。

 

稲穂といえば、「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」(詠み人知らず)

をすぐに思い出します。こういう人間になりたいものです。

 

 

さて、この歌の稲穂って何かの象徴でしょうか。

成熟した女性? 充実した人生のこと?

そうではないですね。

好きになった人の名前です。美穂(あるいは実穂)さん、これで決まり。

 

私の中学の同級生にも美穂さんがいました。やはりかわいらしくて

聡明な女の子でした。今はどうしているのかな。

 

 

さて、「初めて本気でカワイイ蜂に刺された」僕は、軽くなでられただけで

君から逃げられなくなってしまった。

美穂さん、実は年上でかなりのテクニシャン。

 

それは冗談ですが、初めて女性とつき合った男の子のうきうきした気持ち、

じっとしていられないような気持ちが素直に伝わってきます。

ふたりで見る夕焼け、明日も晴れる。また泣いたり笑ったりしようね。

 

「遠い国の景色」を自分だけ見てもつまらない、君にも見せてあげたい。

相手を思いやる気持ち、何歳になってもお互いに持ち続けたいものです。

たとえふたりとも脱穀された稲わらになったとしても。

おしまい

 

 



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