千歳山研究所

ふるさとの名山、千歳山に思いをはせる野鳥写真初心者

タシギ

2017年12月14日 | 野鳥

 タシギと私。

これまで何回かタシギの写真を載せてきましたが、いずれも飛び立つ姿だけ。

できるだけそっと近づいたつもりですが、驚かせてしまったことは確かです。


写真を撮りたいというみずからの欲望のために、野生の鳥を恐怖に陥れてはいないか、

脅威を与えてはいないか、生態系に悪い影響を与えていないか、私は

常に自戒しながら接しているところであります。

しかしながら、タシギが逃げ出している以上、まだまだ反省すべき点があるわけです。

野鳥とどうかかわっていくのか、常に野鳥の視点に立って考えることを心がけていきたいと思います。



とはいえ、ぶっちゃけ、今の私の趣味といえばこれしかありませんので、

一層の注意をしてゆっくり行動することを心がけて、写真を撮らせていただくことにしたいと思います。


前置きが長くなりました。

今年の秋、田んぼからタシギはとっくにいなくなりました。

私としては、タシギがのんびりと歩く様子を撮りたかったのですが、

田んぼにいる姿のベストショットがこれ。

やれやれ。


タシギが飛び立つときに少ししわがれた声で、寂しそうに鳴くんです。

その声を聞くたびに、ああ、ごめんなさいと、いつも心の中で謝っていますよ、タシギさん。


一応、念のために、飛行写真を撮りたいがためにタシギを追い込んでいることは

断じてないことは申し上げておきます。まあ、結果として同じことかもしれませんが。


いつものとおりピンボケ・手ブレはご容赦ください。

セミのように体重を減らす目的があるのかもしれません。


田んぼですから、足もくちばしも当然泥だらけ。

田んぼが好きというよりは、むしろ泥が大好き。

その証拠に稲刈りが終わって田んぼが乾いてきたら、すぐに姿が見えなくなります。

あの長いくちばしで泥の中の生き物を探し出して食べているわけですから、

それは当然と言えば当然です。

それでもドロシギとは呼ぶのはちょっとなあ。


こちらは6羽の団体。

一斉に6羽も飛び立たれると、こちらも疎外感というか空しさを感じます。


いつかまたどこかで会いましょう。そして和やかに活動しているところを撮らせてください。



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