久しぶりの故郷、山形へ帰省。
4月16日に県民の森を訪れ、地元で初の探鳥。
山形市内から車で20分程度、結構な山道を登っていくと、その公園はありました。
到着したのは9時前でしたが、駐車場には私の車だけ。
午後2時に撤収するまで、山菜採りをしている2人とすれ違っただけ。
閑散というよりは無人。森を丸ごと貸切で楽しみました。
大事なはずの入り口の看板がこんな感じです。宣伝下手な山形県民らしいといえばそうなのだが。
山間の森林公園という感じで、広い沼あり、フィールドアスレチックあり、
広場ありと、都会にはない野趣にあふれたすばらしい公園です。
ただ歩くだけでもよい運動になるし、四季折々の植物、草花が楽しめるところです。
ただし、そこは東北です。真冬は雪に閉ざされてしまいそうです。
私が行ったときも、北側の斜面のそこかしこに雪が。
この朝の天気予報では晴れ時々曇りくらいでしたが、午前中は時折霧雨が交じる曇天で冷たい風も。
しかし昼前には回復して太陽も顔を出し、快適に歩き回ることができました。
歩き始めるとすぐに、トビの鳴き声の「ピーヒョロロ」の「ヒョロロ」がない「ピー」という声が
森に響き渡っています。
近づいていくと木立から飛び立って、上空を旋回。ノスリでした。
ノスリの鳴き声は初めて聞きました。
ヤマガラとシジュウカラの混群が遠くの林で移動しているのが見えましたが、離れ過ぎて絵にならず。
ひと休みしていると斜面にアカゲラが。
その近くにアトリの群が舞い降りて餌とり。
ちょっとわかりにくいですが、ここだけでも10羽います。
少し山を登っていくとゴジュウカラが盛んに鳴きながら動き回っているところに遭遇。
地面に降りて餌とりも。
さらにはコガラ。
木の又に水がたまっているところで水分補給。
それほど人を恐れず、近いところで撮影することができました。
こっちはヒガラ。
エナガ、メジロも数多く見られました。
沼にはカルガモしか見当たりませんでしたが、公園を1周してよく見たら、遠くにオシドリが!
野生のオシドリは初めて見ました。全部で10羽くらいだったと思います。
対岸の遠いところで絵になっていませんが、非常に用心深くて全く近づけません。
オシドリは山形の県鳥になっています。
県内には「おしどりミルクケーキ」というお菓子もあり、昔から身近な鳥だったのかもしれません。
そろそろ帰ろうかというところでマヒワを発見。
ネコヤナギに群がって花をムシャムシャと食べまくっています。
平日の月曜日ではありましたが、私以外に探鳥する人もなく、もったいないような気もしました。
また秋にでも来てみたいと思います。
最後はフキノトウ。杉の落ち葉の間から顔を出しています。