励風日記

「Team励風」は日本各地を廻り公演を行なっていきます。
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大阪・岡山ツアー〔岡山にて〕 (中谷頼風)

2007年08月18日 02時48分41秒 | Weblog
 「今回のツアーで、ワシが一番力を入れてるんは、新見市の公演や。ここは成功させなあかんなぁー。」
勝山に着いた夜、野田さんは僕達にこう言いました。

 縁あって野田さんと知り合ったのが数年前。僕達の「笠地蔵」を見てくれた野田さんは、「岡山においで、段取りするわ!」と、声を掛けて下さいました。忙しい中、役所をまわったり、小学校をまわったりして、最初の岡山ツアーを実現させて下さいました。あの時の岡山ツアーは、‘チーム励風強化合宿’みたいなもんで、初めて小学校でやったのも岡山だったし、色々と鍛えられました!

 今でも野田さんは、仕事やプライベート訪れた先々で、「ここは励風達の公演に良いなぁー。」と思った場所では、必ず、僕達の活動を紹介してくださっていて、‘野田プロジェクト’は、着々と進行している訳です。そして、‘野田プロジェクト’の次なる一手は、新見市へと向けられました。
新見市へ向かう車中で、野田さんと打合せ。演目は「へやの起こり」「三枚のお札」「笠地蔵」に決定。「名刺代わりに、ポンポンポンと行こ!」という野田さんの言葉に、僕達の気持ちも引き締まりました。

 やっぱり、初めての公演場所というのは、大変です。まず、僕達の事を誰も知らない。民話の語りと言っても、僕達がやっているのは普通の語りではないので、それがどういうものなのか、言葉では説明しにくいんです。僕達を招いて下さる主催者の方も、どうやって宣伝すれば良いの分からないみたいです。だから今回の公演は、一人でも二人でもいいから、見てもらう事が大事でした。‘種まき公演’です。

 会場に着いたのが夕方の5時。7時開演に向けて準備を始めました。その日のスタッフは充実してました。メンバーの他に、野田さんをはじめ4人。みんな‘励風Tシャツ’を着ていて、これがなかなか良い眺めです。これだけいれば、準備もあっという間に整いました。あとは、お客さんが来るのを待つだけです!

 さて、開演15分前、・・・お客さんゼロ。ヤバイ空気ですよ。そんな中、野田さんが一言。
 野田さん 「どうしよう、励風Tシャツ着てきてしもた。サクラになられへん・・・。」 (一同爆笑)
 励 「野田さん、そのままでええから、客席に座っといて下さい!」
すると、それを聞いていた野田さんの息子さんと友人の方が、急遽、励風Tシャツから衣装を変えて、客席に着席!さくらスタンバイ・オッケーです!
 開演5分くらい前になって、ようやくお客さんがポツリポツリと入ってきて、10人くらいのお客さんに見てもらう事ができました。
お客さんの数は少なかったですけど、よく笑ってくれるお客さんで、助かりました。なかなか良い公演だったと思います。

 公演終了後、主催者の方からこんな言葉を頂きました。「今日は感動しました。今日見ていた人達の口コミで、みなさんの事は広がって行くと思います。今後、岡山に来る時は、新見もそのコースに入れてください。」
嬉しい言葉です。
数年前、初めて勝山で公演をやった時の喜びも、こんな感じでした。そんな事を思い出だす、新見市での公演となりました。
 また行きますので、よろしくお願いします。

今回も、野田さん家族には、本当にお世話になりました。また来年お邪魔する事になるかと思いますが、よろしくお願いします。