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7日の月曜日、スクーリングの3回目が行われました。
講師の先生が今回も変わって、もとケアマネージャーの方でしたが、
家庭の事情で、退職されたとの事でした。
今回から、実習です。
午前中は、寝たきりの方の体位変換。
何かをする時、人間は決まった体の動きがあります。
その動きに逆らわずに体を動かすと、楽に体位変換を行う事が出来ます。
コレには、驚きました。
体を横に倒すとき、両腕を胸の前で組んでもらい、
両膝を立てます、そして、膝を向けたい方向に倒すと、
上半身もついてきます。
ご利用者の方も、介護者も、力はほとんど使いません。
上体を起こす時も、力はほとんどいらず、
「何これ?」とびっくりです
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座った状態から、体の向きを変えて座って頂く時は、
流石にこつがいるので、皆かなりてこずっておりました。
慣れが必要かな?と。
家に帰って、家族を相手に要練習
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午後は、ベッドメイキング。
これは、さほど難しい物ではありませんでしたが、
手早く、あまり埃を立てずに行うには、やはり馴れが必要
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講師の方々は、実際に施設で働いていた方たちばかりなので、
いろんなお話も聞けます。
ケアマネージャーの講習会の時に、
整体の先生に「あんた達ケアマネージャーが、日本の老人を動けなくしたっ!
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理由は、『介護ベッド』
ベッドは、介護をする者にとっては、高さ調節ができ、
腰にかかる負担が軽減できる良い物です。
ですが、そのベッドのせいで、お年よりはベッドに拘束される事になり、
自分で動く事が難しくなり、結果、寝たきりになってしまうと。
昔は布団だったので、歩けなくなっても、自分で布団をでて、
這って自分の行きたいとこに行けて、動く事ができた。
寝たきりにさせない為には、それがとても大切だったそうです。
ですが、業界もその辺のことはきちんと学んでいるので、
最近では、床につくぐらいまでベッドを下げる事ができ、
転落しても大きな怪我の心配もなく、
自分でベッドを出て、動く事ができるそうです。
そして介護者の体に合わせて、高さ調節も可能。
布団とベッドのいいとこ取りです。
介護事故による裁判。
人間が完璧な生き物ではない以上、
やはり、事故は起こってしまいます。
やはりどこの施設も、専門の弁護士さんがいらっしゃるとの事です。
でも、その事故を未然に防ぐ事ができるのも、
人間です。
介護をする際、利用者の方の体の位置や、体調に気をつけ、
何かあった時の為に、また同じ事故を繰り返さない為に、
記録がとても大切で、その為、介護の仕事は、書き物の仕事も大変多いそうです。
給料や就職についてですが、
こんな時代なので、やはり応募が多いそうで、
目立って募集をかけず、HP等で小さく募集をかけるだけでも、
応募は多いのですが、離職率も高いそうです
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ず~と募集かけっぱなしのとことか、
一旦下げても、1ヶ月もしないうちに再募集をかける施設が多いのは、
そう言うことかと。
施設によっては、未経験、無資格でも採用をしているところもありますが、
やはり、仕事内容の割りに給料が安いせいで、続かない・・・
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1週間もせずに来なくなる人も多いとの事。
給料の支払いについて、政府が色々と手をうっていますが、
現場と事務方で公平ではないとの事で、
うまく進んでないのが現状だそうです。
家族を養う為、少しでも給料が多い方が良い場合は、
病院や、企業等が運営をしている施設で、
夜勤をした方が良いとの事。
最低限、食べていけて、ムチャな生活をしなければ、
生活が出来るだけの給料はでるので、
それで良ければ、デイサービス等。
自分の生活に合わせた仕事選びって事ですな。
でも、介護にしろ、看護にしろ、
なくなる仕事ではないですので、いざと言うときの為に、
資格や経験はあった方が良い、だそうです。
画像にご注意ください
褥瘡(じょくそう)
生きたまま、体が腐っていきます。
昔は床ずれと言われていた物ですが、
寝たきりのお年寄りが入所されている施設では、
これを作ることは、施設職員としてとても恥だそうです。
できてしまったら、治す事がむずかしく、
少しでも皮膚があかくなっていたら、
通常2時間おきの体位変換を、1時間おきに行うなど、
何が何でも出来ない様にするそうです。
回を進めて、実務の経験者の講師の方達の、
現場のお話を伺うたびに、
本当に厳しい世界だと思います。
そんな世界に入って行って、本当に自分はやっていけるかと、
不安も出てきますが、
でも、講師の皆さん、定年で退職された方以外は、
皆さん、そろそろまた現場復帰をしたいと、
おっしゃられてました。
大変なことも本当に多いけれど、
でも、やっぱり楽しいそうです。
今回も長くなりました。
最後まで読んでくださった奇特な方がいらっしゃいましたら、
心より、ありがとうございます
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