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雪害の記録 2006 Apocalypse

君死にたもうことなかれ

(新潟)屋根崩落:入浴中の旅館客ら2人死亡 新潟・小千谷 

2005年01月27日 | 雪害の記録04-05
「ゴォーと雪が落ちる音が聞こえた」。
26日夜、新潟県小千谷市ひうの旅館「篠田館」の浴室屋根が崩落し、宿泊客ら2人が死亡した事故で、旅館の篠田良信社長(45)は、崩落の瞬間を震える声で証言した。
積雪が1メートルを超え、3メートルにも達するところもある新潟県中越地方は、地震の被害に加え、雪害による二次被害にさらされている。
県警小千谷署によると、亡くなったのは宿泊客の同県神林村小口川、土木作業員、伴田明さん(43)と小千谷市ひうの会社員で現在は市内の仮設住宅に住む五十嵐平二さん(62)の2人。入浴中、いずれも屋根と雪の下敷きになった。
小千谷地域消防本部が午後9時過ぎに相次いで発見、搬送したが、2人とも間もなく死亡した。
旅館関係者や同署などによると、風呂場は地下1階部分にあり、張り出したような造りになっていた。
男性用の浴室は6畳程度の大きさだったという。
女性の浴室でも従業員1人が入浴中だったが、下敷きにならず無事だった。
26日の付近の積雪は約1.5メートルだった。伴田さんはJRの路線工事のため、同僚6人で宿泊していた。
五十嵐さんは旅館付近の自宅が倒壊し、仮設住宅に入居していた。
週に数回入浴に来る常連だったという。
篠田館は地上2階、地下2階建てで木造と鉄筋部分が入り交じった構造。
風呂場は木造だった。
関係者によると、同館は新潟県中越地震で、木造の旧館の壁が落ちるなどの被害があった。
地震後は風呂場を被災者に開放するなど、ボランティア活動をしていた。
篠田社長は「雪下ろしはちゃんとやっていた。
地震の後は大きな被害はなかったのだが」と話した。
ホームページなどによると、篠田館は1869(明治2)年創業で、木造部分は築46年の部分もあるという。
信濃川沿いで眺めのよい安価な温泉宿として知られていた。
毎日新聞
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