ひだまりが聴こえる/文乃ゆき

作：文乃ゆき




―――あいつ、耳聴こえねーの?

難聴せいで何かと誤解を受け
周囲とうまく馴染めない大学生の航平は、
いつしか人と距離を置くようになっていた。
そんな時に出会った同級生の太一。
バカみたいに明るい性格で
思ったことを何でも口にする彼から
「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ!」
と言われ、航平はその言葉に心底救われて……。

友達以上、恋人未満。
太一との出会いが航平を変えていく。




なんか色々と考えさせられる漫画でした。
航平は難聴だけどまったく聞こえないわけじゃないのね。
唇の動きを読むこともできるし。


でも、些細な会話を聞きとれなくて聞き返したときに
「いや、大した話じゃねーし」とか返されると
切なくなるよね。

だって、大したことない会話だって
楽しみたいんだから。



周りの何気ない一言に傷ついたり
親切面した人の偽善に嫌気がさしたり。


でも太一は真っ直ぐに向き合ってくれるから
だんだんと心が軽くなっていくんだ。



人が救わるのって
何かをしてもらうからじゃないんだなあとか
そういうことを感じました。



だから航平が太一に惹かれていくのも無理はない。


すごくほんわかする話でした。
絡みはないけどねｗ


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★5