◆京都まとめ◆
鞍馬寺奥の院"魔王殿"

鞍馬寺から貴船神社へ抜ける山道には、鞍馬寺の奥の院『魔王殿』があります。そこは、650万年前に金星より魔王が降り立った地。
【所要時間】
鞍馬山山頂から貴船神社まで、ゆっくり進んで45分
※貴船神社側からも通り抜け可能です。でも、鞍馬寺側からの方がおすすめ!(理由は最後に)
鞍馬寺に関する前回はコチラ↓
前回:
【京都】虎に天狗に魔王に宇宙!強力なエネルギーの『鞍馬寺』(鞍馬駅/左京区)
≪以下レポート≫
2017/3/19(日)
■鞍馬山山頂からさらに奥へ
鞍馬駅から約30分、石段を登ってたどりついた鞍馬山山頂。

そこからさらに山の中に進むと、魔王殿(奥の院)や木の根道を抜けて、貴船神社へ抜けることができます。
■魔王殿めざして山越え
わりと登山です。

でも、こちらも基本的に整備された道。
道中には、霊宝殿(博物館)があります。
魔王殿を目指していたのでスルーしてしまいました・・・

3月ももう終わりですが、まだ雪が残っています。
つづいて木の根道。

硬い地質のため、杉の根が地表を這っています。まるで魔界の植物のよう。
根を痛めるので、できるだけ踏まないようにとのこと。
ここからは下り!さくさく進みます。
■奥の院、魔王殿
奥の院魔王殿に到着。

ここは、護法魔王尊が金星から舞い降りたとされるところ。
なんだか凄い場所のような気もしますが、意外と落ち着ける雰囲気。
ベンチもあるので、一休みしている方がたくさんいました。
■魔王とは・・・?
魔王ときいて何を思い浮かべますか?

歴史が好きな方は、第六天魔王と呼ばれた織田信長や、隻眼の魔王と呼ばれた北一輝が浮かぶでしょう。
ゲーテの詞に触発されて、シューベルトが作った歌曲は教科書にも載ってます。
はたまた大野智くん演じた成瀬領を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
芋焼酎が浮かんだあなたは酒飲みですね。
・・・世の中にはたくさんの魔王がいます。
山梨県には魔王天神社なんてのもありました。
しかし、ここで祭られる護法魔王尊はサナート・クマラのこと。ヒンドゥー教の神話に登場する聖者です。
その体は通常の人間とは異なる元素でできており、年齢は16歳のまま、年をとることのない永遠の存在であるといいます。
魔王ときくと、悪魔の王様みたいな者を想像してしまいがちですが、もっと色々なものを超越した存在のようです。
しかも16歳ということは、少年(少女)の姿なのでしょうか。
鞍馬寺には魔王尊像が安置されています。
その姿は、背中に羽根をもち、長いひげをたくわえた仙人のよう。そして鼻が高いらしい。
それは、まさに天狗ではないでしょうか?もう言い逃れできないレベルに天狗の特徴全てとらえています。
また、魔王殿に掲げられた紋。

こちらは羽団扇紋。天狗がその手に持つ羽のついた団扇(うちわ)です。
鞍馬山は天狗で有名ですが、その正体は魔王なのかもしれませんね。
■魔王が降り立ったのは太古の昔
魔王が金星より降り立ったのは、なんと650万年前!!!

650万年前と言われても、どんな時代かさっぱりわかりません。
ちょっとさかのぼってみましょう。
【650年前】
南北朝時代。世の中に戦があふれてきたころです。この頃が一番自然な気もします。
【6,500年前】
磨製石器で農耕革命が起こったころ。魔王が知恵をもたらして革命に一役かってたり、みたいな想像も膨らみますがもっともっと昔です。
【65,000年前】
ヒトが衣服を着るようになったころ。
魔王が衣服をまとっていたので、それを見たヒトも衣服を着るようになった………とかあり得そうですが、もっと昔です。
【650,000年前】
もうちょっとで北京原人が出てきます。
ここから更にさかのぼる650万年前。いったいどれだけ昔なのでしょうか………
人類は存在してるのかな。
【6,500,000年前】
ついに来ました、650万年前。
ちょうどヒトが直立二足歩行をはじめたころでした。
ヒトいました!
また、600万年前には、琵琶湖が形成されはじめたそうです。琵琶湖は世界で3番目に古い湖らしい。
二足歩行をはじめたヒト。空いた両手に道具を持たせたのは魔王………だったりしないでしょうかね。
また、琵琶湖形成にも関わってたり、、なんてのは拡大し過ぎでしょうか。
■ラストスパート!急傾斜の連続へ
さらに急な下りへ

貴船から来る人は、最初にひたすら急な山道を登ることになるので、とても大変そう。
やっぱり鞍馬寺から行った方が気持ちは楽です。
整列した杉の木。

樹齢100年くらいでしょうか。土砂崩れ対策に植えられた人工林と見た!
さわやかな水の音が聴こえてきたら、ゴールはもうすぐ。

山中で聴こえる水の音というのは、疲れを癒やす効果がとても高いです。
水の神様を祭る貴船神社へ。
次回:
【京都】清らかな水を感じる『貴船神社』(貴船口駅/左京区)
◆京都まとめ◆
鞍馬寺奥の院"魔王殿"

鞍馬寺から貴船神社へ抜ける山道には、鞍馬寺の奥の院『魔王殿』があります。そこは、650万年前に金星より魔王が降り立った地。
【所要時間】
鞍馬山山頂から貴船神社まで、ゆっくり進んで45分
※貴船神社側からも通り抜け可能です。でも、鞍馬寺側からの方がおすすめ!(理由は最後に)
鞍馬寺に関する前回はコチラ↓
前回:
【京都】虎に天狗に魔王に宇宙!強力なエネルギーの『鞍馬寺』(鞍馬駅/左京区)
≪以下レポート≫
2017/3/19(日)
■鞍馬山山頂からさらに奥へ
鞍馬駅から約30分、石段を登ってたどりついた鞍馬山山頂。
そこからさらに山の中に進むと、魔王殿(奥の院)や木の根道を抜けて、貴船神社へ抜けることができます。
■魔王殿めざして山越え
わりと登山です。

でも、こちらも基本的に整備された道。
道中には、霊宝殿(博物館)があります。
魔王殿を目指していたのでスルーしてしまいました・・・

3月ももう終わりですが、まだ雪が残っています。
つづいて木の根道。

硬い地質のため、杉の根が地表を這っています。まるで魔界の植物のよう。
根を痛めるので、できるだけ踏まないようにとのこと。
ここからは下り!さくさく進みます。
■奥の院、魔王殿
奥の院魔王殿に到着。

ここは、護法魔王尊が金星から舞い降りたとされるところ。
なんだか凄い場所のような気もしますが、意外と落ち着ける雰囲気。
ベンチもあるので、一休みしている方がたくさんいました。
■魔王とは・・・?
魔王ときいて何を思い浮かべますか?

歴史が好きな方は、第六天魔王と呼ばれた織田信長や、隻眼の魔王と呼ばれた北一輝が浮かぶでしょう。
ゲーテの詞に触発されて、シューベルトが作った歌曲は教科書にも載ってます。
はたまた大野智くん演じた成瀬領を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
芋焼酎が浮かんだあなたは酒飲みですね。
・・・世の中にはたくさんの魔王がいます。
山梨県には魔王天神社なんてのもありました。
しかし、ここで祭られる護法魔王尊はサナート・クマラのこと。ヒンドゥー教の神話に登場する聖者です。
その体は通常の人間とは異なる元素でできており、年齢は16歳のまま、年をとることのない永遠の存在であるといいます。
魔王ときくと、悪魔の王様みたいな者を想像してしまいがちですが、もっと色々なものを超越した存在のようです。
しかも16歳ということは、少年(少女)の姿なのでしょうか。
鞍馬寺には魔王尊像が安置されています。
その姿は、背中に羽根をもち、長いひげをたくわえた仙人のよう。そして鼻が高いらしい。
それは、まさに天狗ではないでしょうか?もう言い逃れできないレベルに天狗の特徴全てとらえています。
また、魔王殿に掲げられた紋。

こちらは羽団扇紋。天狗がその手に持つ羽のついた団扇(うちわ)です。
鞍馬山は天狗で有名ですが、その正体は魔王なのかもしれませんね。
■魔王が降り立ったのは太古の昔
魔王が金星より降り立ったのは、なんと650万年前!!!

650万年前と言われても、どんな時代かさっぱりわかりません。
ちょっとさかのぼってみましょう。
【650年前】
南北朝時代。世の中に戦があふれてきたころです。この頃が一番自然な気もします。
【6,500年前】
磨製石器で農耕革命が起こったころ。魔王が知恵をもたらして革命に一役かってたり、みたいな想像も膨らみますがもっともっと昔です。
【65,000年前】
ヒトが衣服を着るようになったころ。
魔王が衣服をまとっていたので、それを見たヒトも衣服を着るようになった………とかあり得そうですが、もっと昔です。
【650,000年前】
もうちょっとで北京原人が出てきます。
ここから更にさかのぼる650万年前。いったいどれだけ昔なのでしょうか………
人類は存在してるのかな。
【6,500,000年前】
ついに来ました、650万年前。
ちょうどヒトが直立二足歩行をはじめたころでした。
ヒトいました!
また、600万年前には、琵琶湖が形成されはじめたそうです。琵琶湖は世界で3番目に古い湖らしい。
二足歩行をはじめたヒト。空いた両手に道具を持たせたのは魔王………だったりしないでしょうかね。
また、琵琶湖形成にも関わってたり、、なんてのは拡大し過ぎでしょうか。
■ラストスパート!急傾斜の連続へ
さらに急な下りへ

貴船から来る人は、最初にひたすら急な山道を登ることになるので、とても大変そう。
やっぱり鞍馬寺から行った方が気持ちは楽です。
整列した杉の木。

樹齢100年くらいでしょうか。土砂崩れ対策に植えられた人工林と見た!
さわやかな水の音が聴こえてきたら、ゴールはもうすぐ。

山中で聴こえる水の音というのは、疲れを癒やす効果がとても高いです。
水の神様を祭る貴船神社へ。
次回:
【京都】清らかな水を感じる『貴船神社』(貴船口駅/左京区)
◆京都まとめ◆