10巻の感想
帯コメントには、
「鈴子はボクのものです
遠峰から妹を奪い返す春時。
この兄弟から目が離せない!」
というわけで。
「皆で津軽をあっと言わせよう!」
そんな鈴の提案から一転、夏川にあっさり見つかってしまった鈴は
ビルから突き落とされる寸前の危機一髪。
・・・でも、そんな所に駆けつけてくれるのが我らが津軽。
この鈴の安心しきった顔がなんとも言えないですね・・・
さて、
遠峰の交友関係や後ろ盾を次々と崩し、
夏川と織部も手中にした津軽がついに遠峰と真っ向から正面衝突。
用意周到に手を回していた津軽の話を冷静に受け止め、
「詰み」を宣告されてもまだ表情に余裕のあった遠峰。
彼が告げたのはなんと、
鈴は自分の養女になった、という衝撃の告白...
そうして遠峰はこれからの未来を鈴に囁き、銃を手にさせて決断を迫る・・・
が、そこに現れたのは回復した春時だった。
春時は、遠峰の妻、八千代によって手続きの受理を遅らせ、
鈴子の籍を移させることに待ったをかけていた。
そして遠峰は八千代の手で・・・
こうして、最後のギリギリの所でどんでん返しを食らいそうだったものの、
なんとか遠峰の件は落着・・・と思いきや、今度は夏川が逃げた?!
というわけで物語はさらなる局面を迎えそうですね。
12巻がさらに楽しみです!