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角川コミックス・7巻。
6巻の感想。
長らく続いてきたこの作品も、ついに完結です。
好きな児玉樹さんの作品を長編で見られるというのも嬉しかったけど、
なかなかに感情移入出来たこの作品が完結してしまう、
というのも非常に寂しいものがありますね。
さて、瑛里華と一緒にいるために「紅珠」を口にした孝平。
伽耶の説得も含めて、果たして上手く行くのか・・・?
という所から始まりますが、いやはやこれはもう、愛の力の勝利という所ではないでしょうか。
紅珠を飲み込んだ事で稀仁の想いを垣間見る事が出来た孝平。
それを受けて決死の説得を試みる孝平と瑛里華。
伽耶が瑛里華に「出来損ない」と言っていたのも、「吸血鬼に向いていない」という
愛情の裏返し的なものだったんですね。
登場人物達の様々な想いなんかが絡み合って、非常に読み応えのある展開となりました。
昔と同じ形の幸せは得ようとしても得られない。
そして、目の前に「家族になりたい」と思ってくれている存在がいる。
それらを上手い事、紡ぎ合わせる事に成功した、というところでしょうか。
・・・若干、セリフが多いというか、話が詰め込まれ過ぎていたような感もあったけど、
これはこれで感無量、という感じでしょうか。
最終的にはこんな展開に・・・
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これで大きな、一つの決着ですね。
結局、瑛里華は孝平といる事を選び、涙ながらに人間に戻る事に。
そして平穏な学園生活へ。
瑛里華達の関係が複雑になるにつれてどうなる事か・・・
と思っていた学園祭も無事に終了。
すっかり孝平と瑛里華は冷やかされまくるカップルに(笑)
こういうの、たまりませんねー。真面目なパートが多かっただけに、待ち望んでいました!
そして、やっぱり白ちゃんが可愛い!!
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なかなかに重たいテーマで始まり、どうなる事か。。。と思ったけど、
好きな作者さんの絵で、最後まで読む事が出来たというのが非常に嬉しいです。
最後の4コマ、そしてあとがきに至るまで、すっかり楽しむ事が出来ました。
んで、裏帯には「青春魔女っ娘ラブコメディ」が新連載で始まるということで、
メチャクチャ楽しみです!!児玉さんの書く魔女っ娘なんて、それだけで楽しみ過ぎる(笑)
FORTUNE ARTERIAL 7 (角川コミックス・エース 135-18)
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児玉 樹
角川書店 (2011-09-18)
角川書店 (2011-09-18)