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2020.10.24 吉田絵奈コンサート



10月24日(土)、鍵盤ハーモニカ奏者・吉田絵奈さんのコンサートに呼んでいただきました。

私にとって8か月ぶりに人前で演奏する機会となりました。昨年から決まっていたスケジュールのうち、3月~年末までの間で、唯一キャンセル・延期にならずに開催になったコンサート。電車に乗るのも、最寄り駅からタクシーに乗るのも本当に久しぶりで、マスクをつけたままの長時間移動にはもともと慣れていましたが、今回はさすがに「はるばるやって来た」感じ、それは緊張しました。手洗い&消毒のしすぎでヒリヒリするのでハンドクリームでの保湿が大変です。

本番前日にリハーサルで会場入り。運転手さんに久しぶりの演奏の仕事であることを伝えると、「がんばってくださいね!」と精算後にわざわざ会場前までポスターを見に来てくださいました。こういう瞬間があると、なんだかとても救われます。そして絵奈さん、ベーシストの藤谷一郎さんと無事に顔を合わせることができて感激、「おかげさまでようやくこの日を…」という感謝の気持ちしかありません。コンサートへのスイッチが入りました。

このトリオでご一緒するのは2月以来。藤谷さんの紹介で絵奈さんとのご縁をいただいたのが2年前の春のこと、コンサート、関係者向けのイベントを合わせて5回目の共演です(当初は5月にも名古屋市内でのコンサートで共演予定でしたが中止・延期になっています)。

会場は愛知県の豊明市文化会館、当初は小ホールでの開催予定でしたが、感染防止対策のため大ホールへと変更になりました。

リハから本当に楽しく、しばらく冷凍していたものをゆっくり解凍しながら温めていく感覚でした。3人それぞれのオリジナル曲もあり、アンサンブルの愉しさを思い出す瞬間がたくさんありました。特にうれしかったのが、私の曲でただ1つ、一度もライブで演奏したことがなかった「フリーゲージトレイン」(CD『トレス・オリヘネス』に収録)をやりたいと絵奈さんがリクエストしてくださったこと。絵奈さんの鍵盤ハーモニカでの疾走感と曲のイメージがぴったりで、私も気づかなかったサウンドに出会えた気がします。



リハ風景

Enaさんより

終演後のサイン会では絵奈さんを応援しているお客様から(アクリル板越しに)たくさん声をかけていただきました。演奏をこうしてお届けできたことが何より、絵奈さんも藤谷さんもおっしゃっていた通り、3人とも力を使いきったようです…。大変な状況はまだまだ終わっていませんが、このコンサートの時間を共有できたことが幸せでした。ありがとうございます!




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