16:35
入院当日。快晴。少々暑い。
あっという間に入院の日がやってきた。
案内された部屋は、4階の6人部屋で、とても明るい部屋だ。
これから暫く、ここが私の住処になるのだ。
どうぞ宜しくね!!
今、ビタミンと大豆の油のエキスが入った点滴が始まったところだ。
気分はドキドキ・・・
母の芳子ちゃんが、暫くの間ずっと一緒にいてくれたので、その間は
まだよかったけれど、いざ独りになるとかなり寂しく、不安で押し潰されそうに
なってくる。
芳子ちゃんを玄関まで送りがてら、売店へスナック菓子と牛乳を買いに行った。
唯一食べることが出来る貴重な食料なのだ。
細くなってしまった食道をやっとのことで通ってくれるのが「スナック菓子」
口の中で溶けてくれるので流れてくれるのだろう。
17:00頃
薬剤師さんが、明日からの抗がん剤治療の説明にきてくださった。
最新の「吐き気止め」を使用するそうなので、何だかとても安心した。
何が嫌かって、吐き気が一番つらい。
脱毛より恐怖なのだ。
でも、気持ちの持ちようで、ビクビクしていたらよけい具合が悪くなってしまいそうだ。
何か楽しいことをたくさん考えて、栄養剤の思って頑張ろう!!
抗がん剤だと思うな!! 栄養剤だと思って笑顔でいよう!!
18:00 夕食
私の食事は、お茶だけだった。
熱いほうじ茶がとてもよい香りでホッとした。
でもほんのひとくちずつしか飲めないので、舐める様にして口に含む。
ごくごく飲めたらどんなに美味しいだろう!!
19:30
始めてのおしっこ。
薬くさいおしっこが少量出た。かなり臭い・・・・
20:00
夜の検温 37.1度
眠れるかな?