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水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

時代に焚きつけられてアタフタする僕の現状へと送る回答

2016年12月19日 22時22分09秒 | 詩編
水色の欲望が
僕のビルに挟まれた人生を
果てない終末の季節へと駆り立てる

遠くに在りて思うものであるだろう故郷も
思い立ちさえすれば夜行のバスで飛ばせば
あっという間に帰れる時代

でもね、一つだけ忘れて欲しくないことがある
あの星たちは僕らの一人ひとりの欲望を照らし出していて
ちゃんと銀河の向こうへ飛ばしていることを

黄色く照り返す僕らの大地と
青に揺れる千畳のさざ波らと
緑に茂る豊かな惑星の言葉と
全ては燃える天の照明の画策によって繋ぎ合わされる
一つひとつの意志あるものたちの麗しい協奏曲で
この世は構成されているのだから

良きエピソードを生み出すためには
苦受もまた通るべき道と思し召して
のんのんびりと進めばいい……。

太陽の下踊る光の子らの一人である僕へ


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