12月5日、国とアスベスト建材製造メーカーの責任を追及したアスベスト訴訟、東京地裁の判決の日。
午後３時の開廷直後、女性の弁護士が旗をもって駆けつけました。
「勝訴」「国の責任認める」
その瞬間、地裁前は、集まった大勢の仲間が歓声に包まれました。
提訴から４年半。署名やカンパ、駅頭での宣伝や数々の集会など、これまで全国の仲間とともにたたかってきた成果です。本当によかった
ただ、すでに６割を超える仲間が、志半ばで力尽きている・・・本当ならこの日の歓声を、一緒に上げてほしかった。
そして・・・判決の内容は、十分とは言えません。
一人親方・事業主を排除し、メーカーの賠償を認めないなど、多くの問題があります。
建設業で働く仲間にとって、この問題は人ごとではありません。
2020年から2040年にかけて、アスベストを使った建物の解体がピークを迎えるといわれています。また、アスベストは発症するまでに数十年かかることがあり、これからも患者はたくさん出てくるでしょう。
私たちのたたかいは、まだまだ続きます。
全員の救済と、アスベスト被害の根絶をもとめて、これからも頑張っていきますので、ご支援をよろしくお願いいたします。